大切にされる関係とは?|夫婦関係・パートナーシップで我慢が増えていませんか?
「夫は悪い人ではないんです」
夫婦関係やパートナーシップのご相談で、そんな言葉を聞くことがあります。
暴力を振るうわけでもない。
仕事もしている。
家族のことを考えていないわけでもない。
夫なりに、家事を手伝ってもくれる。
世の中には、もっと大変な人は沢山いるし…。
だからこそ、自分の苦しさを説明しにくい方も少なくありません。
ですが、お話を伺っていると、
「パートナーに、本当は疲れている。」
「小さな我慢が積み重なってる感じがする」
「なんだか、ずっと心が晴れない。」
かすかにですが、そんな感覚を抱えておられることがあります。
もしかするとそれは、
本当に大切にされている関係が、どんなものなのか分からなくなっている状態であり、
心の奥からのサインなのかもしれません。
大切にされる関係とは
「大切にされる」と聞くと、プレゼントをもらうことや、優しい言葉をかけてもらうことを思い浮かべる方もいるかもしれません。
もちろん、それも一つでしょう。
ですが夫婦関係やパートナーシップにおいては、そのような特別な出来事以外にも、もっと日常的なところでも「大切にされているかどうか」が現れます。
例えば、
・気持ちを話した時に真剣に受け止めてもらえる
・嫌なことを伝えた時に耳を傾けてもらえる
・一方的ではなく、お互いの意見が尊重される
・困った時に助け合える、歩み寄りができる、話し合いができる
このようなことも、大切にされている関係の一部です。
特別なことではないかもしれません。そんな大きなことではないかもしれません。
けれど、これらが長い間不足していると、人は少しずつ疲れていきます。
毎日毎日、小さな悲しみや傷つきが積み重なっていたり、心の奥でかすかな絶望が繰り返されているかもしれません。
「これくらい普通」と思っていませんか?
当ルームに来られる方の中には上記のことに気づかないままに、夫婦関係・パートナーシップにおいて、長い間我慢してきた方が少なくありません。
そのため、
・話を軽く流される。話が届かない。
・頼んだことを後回しにされる。頼んでもやろうとしてくれない。
・自分の気持ちが尊重されない。
など…そんなことがあっても
「夫婦なんてこんなものだろう」
「夫には、他に良いところが沢山あるし…これぐらいは我慢しなくては…」
と受け入れていることがあります。
そうして、それが何年も続いているとしたらどうでしょうか。
本当は悲しかったり、寂しかったり、傷ついていたりすることが、もう当たり前になってしまい、
心の奥で何かをあきらめてしまっているのかもしれません。
そして、もう感情を感じなくなってしまっているかもしれません。。
我慢が増える関係には共通点がある
夫婦関係やパートナーシップで苦しんでいる方を見ていると、ある共通点を感じることがあります。
それは、悩んでいる側が、とても頑張り屋さんであることです。
相手の気持ちを考えられる。相手を大切にする。
空気を読む。いろいろと気づきやすい。
責任感が強い。自分を省みる傾向があったりします。
そうして、
一方だけが、「私が我慢すれば済む」という方向に向かいやすいのかもしれません。
そして気づけば、自分を後回しにして、相手を優先することが当たり前になっていることがあります。
それがもう当たり前のようになっている…。
なぜなら、それはずっと前から、幼少期からの慣れている感覚だったりするから…。
なぜ私は我慢してしまうのだろう
ファミリー・コンステレーションでは、「なぜ私はこの立ち位置・役割にいるのだろう」という視点も大切にします。
例えば、
子どもの頃から
・家族の空気を読む役割だった
・親を心配させないように気を配っていた
・自分の気持ちより周囲を優先していた
・ゆずったり我慢する役割だった
という経験がある方もいます。
すると大人になってからも、無意識のうちに同じ立ち位置・役割を取ることがあります。
夫婦関係やパートナーシップでも、その立ち位置・役割を無意識にやっている場合も少なくありません。
ですが、幼少期からずっとしてきていることなので、自分では普通だと思っているため、我慢していることにすら気づきにくいのです。
パートナーは、家族のテーマを映し出すことがある
ファミリー・コンステレーションでは、現在のパートナーシップを、単に「夫婦間の問題だけ」としては見ません。
今の関係の中で感じている苦しさが、育った家族の中での体験や役割と重なっていることもあります。
そして、その原因が家系のもっと前の世代からの影響を受けている場合もあるのです。
もちろん、すべてがそうとは限りません。
ですが、ファミリーコンステレーションで見ていくと、
「なぜ私はいつも同じように我慢してしまうのだろう」という問いの先に、思いがけない気づきがあることも少なくありません。
大切にされる関係は、我慢し続ける関係ではない
夫婦関係やパートナーシップにおいて、大切にされる関係とは、もちろん一度も傷つかない関係ではありません。
時として、意見が違うこともあります。すれ違うこともあります。
けれど、そんな中でも、相手を一人の人間として大切に見ていて、相手の気持ちをないものにしない。話を聞こうとする。
つまり、相手への尊重がある、対等な関係です。
両者がお互いにです。片方だけではありません。
もし今、
「私ばかり我慢している気がする」
「私って、本当に大切にされてるんだろうか?」
そんな感覚があるなら、その気持ちを無かったことにしたり、フタをして気づかないふりをしないで上げて下さいね。大切な自分のために。
そう、あなたはもっと自分を大切にしていいのかもしれないのですね。
こんな方へ
夫婦関係やパートナーシップでモヤモヤがある
自分ばかり我慢している気がする
相手を優先することが多い、自分がゆずることが多い
大切にされている実感が持てない
パートナーとの関係を見直したい
同じような苦しさを繰り返している
そんな方に、ファミリー・コンステレーションは一つの選択肢になるかもしれません。
今起きている問題だけではなく、その背景にある家族・家系の影響や無意識の立ち位置を見ていくことで、新しい見え方が生まれることがあります。
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