家族の座とファミリー・コンステレーションの違いとは?|名前の由来と広まり方を解説

「家族の座」と「ファミリー・コンステレーション」──意味は同じ?

家族の座とファミリー・コンステレーション、どちらも耳にしたことがあるけれど、
「これは同じもの?それとも違うの?」と疑問を持たれる方も少なくありません。
結論から言うと、基本的には同じ手法を指す言葉です。

違うのは、あくまで“名前”や“表現のされ方”であり、セッションの本質や目的に大きな違いはありません。

 

ファミリー・コンステレーションとは?

ファミリー・コンステレーション(Family Constellation)は、ドイツ人セラピストのバート・ヘリンガーによって体系化された心理セラピーです。
日本語では「家族の布置」「家族配置」と訳されることもありますが、一般的にはカタカナで「ファミリー・コンステレーション」と呼ばれています。

家族や関係性の“見えないつながり”を明らかにし、無意識の影響を整理していく深いワークです。

 

「家族の座」という言葉の広まり方

一方、「家族の座」という表現は、日本でファミリー・コンステレーションを紹介する際に、
より親しみやすく、やわらかい印象で伝えたいという意図から使われ始めた言葉です。
「座」という言葉には、日本語特有の“場”や“空間”への感覚があり、
そこに安心感や静けさを感じる方も多いようです。

 

言葉の違いによって感じ方が変わることも

同じ手法であっても、「ファミリー・コンステレーション」という言葉に
「なんだか難しそう」「宗教っぽい?」と感じる方がいる一方で、
「家族の座」という言葉には「落ち着いた印象」「受け入れやすい空気感」を感じる方もいらっしゃいます。

つまり、言葉の違いは、セッションの中身そのものではなく、“受け取る印象”の違いといえます。

 

「家族の座」という言葉を使う理由について

当カウンセリングルームでは、通常は「ファミリー・コンステレーション」という呼び方を使っていますが、
このページでは、あえて「家族の座」という表現を使っています。
それは、「家族の座」という言葉のほうがなじみやすく、親しみを感じやすい方もいらっしゃるからです。

どちらの言葉も、本質的には同じセッションを指していますが、
「家族の座」という言葉には、日本語ならではのやわらかさや空間性があり、
そうした雰囲気を大切にしたいという思いから、この表現を使うことがあります。

 

呼び方よりも大切なこと

名前が「家族の座」であれ、「ファミリー・コンステレーション」であれ、
大切なのは、“今のあなたの中にある問題”に、どう向き合っていけるかです。
そして、「あ、これかもしれない」とどこかで心が反応したなら、
それはあなた自身の深い部分が、このセッションを必要としているサインかもしれません。

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