ファミリー・コンステレーションと通常のカウンセリングの違いとは?|「言葉にならない悩み」への新しいアプローチ
理論だけでは届かない“深いところ”に触れるとき
今日は、心理カウンセラーとして私が感じていることをお話しします。
心理カウンセリングには、理論や技法があります。
でも、カウンセリングがある程度まで進むと、
「話すだけではどうにもならない」「正解が見つからない」と感じることがあります。
そのとき、ただ話し合うだけの方法では、届かない心の層があることに気づき始めます。
そうした段階で、ファミリー・コンステレーションという手法が、大きなヒントになることがあります。
ファミリー・コンステレーションは“見えないもの”を扱うセラピー
通常のカウンセリングでは、
言葉を使って気持ちを整理したり、考え方のクセに気づいたりします。
一方、ファミリー・コンステレーションでは、
言葉にならない感覚や、無意識の関係性のパターンを、
人形や空間に「配置」することで見える形にしていきます。
直感で配置したものが、
今まで気づけなかった“心の構造”を教えてくれることがあります。
「正解がわからない」からこそ意味がある
セラピスト側が「何が正解かわからない」──
それは一見頼りなく思えるかもしれません。
でも実は、ファミリー・コンステレーションではセラピスト側が「答えを決めつけない」こと自体がとても大切なのです。
クライアントさんと一緒にその場に向き合い、
ただ感じながら「今ここで起きていること」に耳を澄ませる。
そこから見えてくるものが、
表面的な会話や分析では届かない、本当の癒しの糸口になることがあります。
「どんな相談でもOK」という安心感
私自身、このセラピーの良さは、
「言葉にできなくてもいい」「ちゃんと説明できなくても大丈夫」
という安心感にあると感じています。
- 話がまとまらない
- 言葉にするのが苦手
- うまく説明できない
- 自分の悩みがどこに分類されるのかすら分からない
そんな状態でも、このセラピーなら
直感や場の動きが、言葉の壁を超えていく感覚があります。
カウンセリングに不安がある方にもおすすめです
カウンセラーとの相性や、
「ちゃんと伝えなきゃ」「理解してもらえるかな」というプレッシャーから
相談をためらってしまう方にも、
ファミリー・コンステレーションはやさしく寄り添える方法です。
- 言葉に頼りすぎない
- セラピストの知識だけに偏らない
- 答えを出すのではなく、“今ここ”に向き合う
そうした特徴があるからこそ、
誰かに相談すること自体がハードルになっていた方にも届くセラピーなのです。
「なんとなく悩んでいる」「うまく説明できない」──そんな方へ
- 原因がよく分からないけど、ずっとモヤモヤしている
- 言葉では説明しにくいけど、何かが苦しい
- 自分の状態を誰かに伝えるのが難しい
そんなふうに感じている方にとって、
ファミリー・コンステレーションは、
新しい扉を開くきっかけになるかもしれません。
「話すだけじゃないセラピー」を体験してみたい方は、
まずは初回の体験セッションでその雰囲気を感じてみてください。
関連記事
- ファミリー・コンステレーションの良い所|感覚と無意識に届くセラピー
- ファミリー・コンステレーションは宗教?スピリチュアル?
- 等身大の自分で生きるために|「こうあるべき」から自由になるセラピー