自己表現が怖いあなたへ|「出る杭になってはいけない」無意識の声を癒すとき
「自分の本音を出すのが怖い」
「自己主張すると嫌われそうで言えない」
「人前で話すと、頭が真っ白になってしまう」
そんなふうに、自己表現に苦手意識を抱えている方は少なくありません。
「もっと自由に発信したい」「自分らしく生きたい」と思っていても、
なぜか、心にブレーキがかかってしまう……。
その奥にあるのは、あなたの中の「無意識の声」かもしれません。
なぜか自己表現ができない。抑えてしまう心のクセ
こんな経験はありませんか?
- 自分の意見を言うと浮いてしまった
- 発表やプレゼンが極端に緊張してしまう
- 周囲の空気を読みすぎて言葉を飲み込む
- 「わがままだと思われたくない」が口ぐせ
頭では「自分を出した方がいい」と分かっているのに、
身体が硬くなったり、心がざわついたりして、うまく表現できない。
そのような反応は、“性格”の問題ではなく、過去の心の記憶が関係していることがあります。
「出る杭になってはいけない」家族の中の暗黙のルール
ファミリー・コンステレーション(家族の座)では、
私たちが無意識に抱えている“家族から受け継いだ価値観”や“配置のずれ”に注目します。
たとえば、こんな背景があることも。
- 目立ったことで親が叱られたり、苦労した過去がある
- 家系に「控えめであるべき」という美徳がある
- 兄弟姉妹を差し置いて目立つと罪悪感がある
- 親の苦しみを見て「自分だけ幸せになってはいけない」と感じてきた
このような家族の歴史や空気の中で、
「出すと危険」「黙っていたほうが安全」という無意識のルールが形成されていくのです。
「自分を出すこと」は、家族への裏切り?
ある方のワークでは、
「自分が輝こうとすると、母の悲しそうな顔が浮かぶ」という感覚が出てきました。
その方は無意識のうちに、
「私が幸せになったら、母が取り残されてしまう」と感じていたのです。
こうした“忠誠心”は、多くの場合、本人すら気づいていません。
でも、そこに気づいて「本当はどうしたかったのか?」に向き合うことで、
自分を抑える必要はもうないと、深い部分で腑に落ちていくのです。
ファミリー・コンステレーションが明らかにする「沈黙の理由」
ファミリー・コンステレーションでは、
自己表現のブレーキがどの家族の誰の影響によるものかを丁寧に見ていきます。
あるときは、亡くなった兄弟の存在。
またあるときは、声を上げられずに苦しんだ祖母の人生。
その人の人生を深く尊重しながら、
「もうその役割を引き受けなくてもいい」という位置に心が戻ったとき、
自然と自己表現ができるようになっていきます。
自己表現は、力強さより「安心感」
多くの人が「もっと自己主張しなきゃ」「頑張って前に出なきゃ」と思いがちですが、
それではますます苦しくなってしまうことも。
必要なのは、「前に出る力」ではなく、
「出ても大丈夫」という安心感です。
安心していられる“心の場所”に戻ること。
それが、自己表現の第一歩なのです。
まとめ|本当の声を取り戻すとき
自己表現が怖いとき、
あなたの中にある小さな「声」に、まずは耳を傾けてみてください。
それは、
・誰かを守ろうとした気持ちかもしれない
・誰かに遠慮してきた優しさかもしれない
・かつて否定された痛みかもしれない
その声に気づき、癒していくことで、
あなたの本当の言葉が、少しずつ外に出てくるようになります。
ファミリー・コンステレーションは、
心の奥にある“沈黙の理由”を見つけ、静かに癒していくセラピーです。
誰のものでもない、自分だけの声を、もう一度取り戻していく時間。
あなたがあなたとして、安心して表現できる未来のために。
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