子どもの不登校や引きこもり…親としてできる“見えない関係”の見直し方とは
「何を言っても届かない」
「どう関わればいいのかわからない」
「親として何ができるのか、もう分からない」
子どもの不登校や引きこもりに直面したとき、
親としての無力感や焦り、孤独を感じる方は少なくありません。
子どもを変えたいわけじゃない。
ただ、この状態から少しでも希望の光が見えたら…
そんな思いでこの記事にたどり着いた方に、
ファミリー・コンステレーションというセラピーの視点から、
「親としてできること」を、そっとお伝えできればと思います。
子どもの問題は、子どもだけのものではない
不登校や引きこもりは、
社会的には「本人の問題」として扱われがちです。
でも実際には、子ども自身も
「なぜ動けないのか、わからない」
「言葉にならない何かが、重くのしかかっている」
そんな状態の中にいることが多いのです。
そしてファミリー・コンステレーションの視点では、
こうした状態は子ども個人の問題というより、
“家族全体のシステム”に現れているサインだと捉えます。
見えない“つながり”が影響している可能性
たとえば、こんなケースがあります:
- 家族の中に、誰にも語られていない喪失や葛藤がある
- 先祖代々の「我慢」「犠牲」の歴史が無意識に引き継がれている
- 家系の中で“排除された存在”がいて、その役割を子どもが担っている
すると、その“見えない何か”が子どもを通して現れてくることがあります。
子どもが
「何もやる気が起きない」「外に出たくない」「生きているのがつらい」と感じる背景に、
本人も気づいていない“心の配置のズレ”が潜んでいることがあるのです。
親であるあなたが「自分を整える」ことの大きな意味
ファミリー・コンステレーションでは、
子どもがセラピーに参加しなくても、親や大人が“見えない関係性”を整えることで、
子どもに変化が起こることがよくあります。
なぜなら、
家族というのは「見えない場」で深くつながっている存在だから。
親が無意識に背負っていたものを手放すことで、
子どもが自由になったり、
心の重さが少しずつやわらいでいく変化が起こるのです。
ファミリー・コンステレーションでできること
このセラピーでは、人形やカードなどを使って、
家族や家系の“心のつながり”を配置していきます。
「なぜ、うちの子が…」と思っていた背景に、
- 亡くなったきょうだいの存在
- 家系に流れる「無力感」「喪失感」
- 家庭の中で“代わりの役割”を担わされていた構造
こうしたことが浮かび上がるケースもあります。
そしてその“配置”に気づくことで、
誰も責めることなく、関係を整えるということが可能になるのです。
責任ではなく、“つながりの見直し”として
このセラピーは、親を責めるものではありません。
「育て方が悪かったのかな…」
「私のせいでこうなってるのかな…」
そんなふうに思い詰めてきた方にこそ、
「今ここからでもできることがある」という希望を持っていただきたいのです。
無理に子どもを動かそうとしなくていい。
まずは、親である自分が「見えない影響」に気づく」。
そこから、少しずつ“家族の風通し”が変わっていきます。
まずは、小さな一歩から
ファミリー・コンステレーションのセッションは、
お子さんが直接参加しなくても構いません。
まずは親であるあなたが、自分自身を見つめる時間として
セラピーを受けてみるだけで、
不思議と“場”のエネルギーが動きはじめることがあります。
不登校や引きこもりという状態を、
「家族全体が癒されていくためのきっかけ」だとしたら──
それはとても、意味のある“サイン”なのかもしれません。
必要であれば、まずは無料のメール講座や初回セッションから、
安心して受けてみてください。
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