自信がないのはなぜ?|その“自己否定感”は家族の歴史から来ているかもしれません
「どうせ私なんて…」
「やりたいことはあるのに、踏み出す自信がない」
「うまくいっても“たまたま”だと思ってしまう」
そんなふうに、自分に自信が持てず、どこか自己否定感を抱えている方は少なくありません。
そして多くの人は、「自分の努力が足りない」「性格の問題」と、また自分を責めてしまいがちです。
でも、ファミリー・コンステレーションの視点から見ると、
その“自信のなさ”や“自己否定感”は、あなた個人の問題ではないかもしれないのです。
「自信のなさ」の裏にある、無意識のメッセージ
あなたの中にある「自分はダメだ」という感覚。
それは、もしかしたらあなた自身の言葉ではなく、家族や家系の誰かの思いを引き継いでいるものかもしれません。
たとえば、こんなことはありませんか?
- 親からの評価を気にして本音を出せなかった
- 兄弟姉妹と比べられて「もっと頑張れ」と言われ続けた
- 「自分の意見を言うと嫌われる」と感じて育った
こうした体験が心の奥に残っていると、
「何をしても自分は不十分だ」という思い込みができてしまうのです。
ファミリー・コンステレーションが見つめる「心の配置」
ファミリー・コンステレーション(家族の座)では、
自信のなさや自己否定の背景にある「家族の中での配置のズレ」を丁寧に見ていきます。
たとえば──
- 親の期待に応えようと“いい子”を演じていた
- 親が満たされなかった分を自分が埋めようとしていた
- 早くに亡くなった兄弟姉妹の代わりに生きていた
このような心の配置のズレは、
「本当の自分ではない誰か」として生きる苦しさを生み、
自信を持つことを難しくしてしまいます。
「誰かのために小さくなっていた自分」に気づく
特に多いのが、親の期待や感情を引き受けて生きてきた方です。
たとえば、母親が不安定だった場合、
子どもが無意識に「自分がしっかりしなきゃ」「迷惑をかけないように」と自分を抑えることがあります。
そうして本来の感情や欲求を閉じ込め、
「ありのままではダメなんだ」という思い込みが深く刻まれていくのです。
心の奥にある“忠誠心”に気づいたとき
ファミリー・コンステレーションでは、このような心の構造を、
空間配置や象徴的なワークを通じて「見える形」にしていきます。
自分では意識していなかった
「親に忠実であろうとする自分」や「家系の傷を癒そうとする自分」が浮かび上がることがあります。
そこに気づいたとき、
初めて「自分は悪くなかった」「ただ家族を守ろうとしていただけなんだ」と深く納得できるのです。
自信とは、「自分の場所」に立つこと
ファミリー・コンステレーションが目指すのは、
「本来の自分の配置に戻ること」です。
誰かの代わりではなく、
誰かの期待を満たすためでもなく、
「私が私としてここにいていい」という感覚を取り戻すこと。
そこに立ったとき、自信とは「頑張って得るもの」ではなく、
もともと持っていたものを思い出すように戻ってくる感覚になります。
「自信がない」は、優しさの裏返しかもしれない
自分に自信が持てないとき、
人は「弱さ」や「ダメさ」を感じるかもしれません。
でも、その根底には、
周囲への深い思いやりや、家族への愛、繊細な感受性が隠れていることが多いのです。
それを「優しさ」として、自分にもう一度認めてあげること。
そこから、新しい一歩がはじまります。
まとめ|本当の自分に戻ることが、自信につながる
自信を持とうと努力する前に、
まずは「なぜ自信が持てないのか」を、優しく見つめてみてください。
その背景には、あなたが背負ってきた
無意識の家族のストーリーが隠れているかもしれません。
ファミリー・コンステレーションは、
その“見えないつながり”を静かにほどいていくセラピーです。
本来のあなた自身が、
ゆっくりと、自分の人生に戻っていけるように。
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