アダルトチルドレンの特徴｜怒っている人の機嫌を取ってしまう

 

アダルトチルドレンの特徴｜怒っている人の機嫌を取ってしまう

 

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、”アダルトチルドレンの特徴｜怒っている人の機嫌を取ってしまう”です。

 

怒っている人に過剰反応するアダルトチルドレン

アダルトチルドレンによく見られる特徴の一つに、

「怒っている人が居ると、心理的に負担を感じる。」があります。

心理的な負担とは、

・怖い。ビクビクする。息が止まりそう。なほど過剰に反応する。

・自分のせいなのかと心配になる。関係なくても、自分が悪いのかもと思う。

など

 

自分は当事者ではなくても、同じ空間内で少しでも不穏な空気が流れると、もう居ても立ってもいられないという心境になったりします。

 

それは、揉め事や怒りの感情が、ご本人の中では、恐いことであったり、ダメなこと（禁止）だったりするからです。

”怒りの感情を禁止している”　とも表現できるでしょう。

 

例えば、少しでも場の空気が悪くなることが、ダメなことだと思っている方もいらっしゃいます。

例えば、聞き返す、質問をする、反対意見を言う、ようなことさえも、ダメなこと（ケンカを売ることだみたいな）だと思っている方もいらっしゃいます。

 

このように、自分の中で、過剰に”怒り”の感情がタブー視されている（禁止されている）のです。

そうなると、自分が当事者ではなくても、周りの環境に少しでも”怒り”　”不穏な空気”などが流れると、関係なくでもとても怖かったり、不安になったり、自分のせいだと思ったり・・というようなことが起こるのです。

 

 

怒ってはいけないと思っているアダルトチルドレン

上記のように、”怒りを禁止している”、つまり、”怒ってはいけない、怒ることはダメなこと”　と思っているアダルトチルドレンは多いのです。

 

なぜでしょうか？

それは、幼少期に家庭の中で、または学校などで、”怒ってはいけない”という禁止令(思い込み、信念）を作るような出来事があった　というケースはよく見られます。

例えば、

・両親がいつもケンカをしていた。

・父親が激しく怒る人で、母はいつも泣いていた。

・お兄ちゃんは（弟に）怒ってはいけない、我慢しなさいと言われていた。

・女の子が怒るなんて、みっともない　と言われて育った。

・声を荒げない冷静でいることが美徳とされていた。

など、様々なつらかった状況が、そこにあるのです。

 

怒っている人の機嫌を取ろうとするアダルトチルドレン

怒っている人の機嫌を取ろうとするアダルトチルドレン、

不穏な空気を少しでも早く丸く収めなくてはと必死で立ち回るアダルトチルドレン、

他人に辛い思い、苦しい思いをさせたくないと思って、自分がなんとかしようと頑張りすぎる、自分が犠牲になってまで状況を取り持とうとするアダルトチルドレン

も、よく見られる状況です。

 

例えば、場の空気が悪くなると、

話をそらしたり、必要以上に笑いを取ったり、自分がバカなふりをして和ませようとしたり、、

そういうことを、多くの場合は無意識に反射的に行います。

そうすることが、もう身に付いてしまっているのですね。

 

 

怒っている人が怖い、を改善するには

もちろん、人間の自然なメカニズムとして、「激しく怒っている人」を怖いと感じるのは、生物として、ある意味当然のことです。

ただ、過剰に怖いと感じたり、自分は当事者ではないのに怖いと大きく反応してしまう、となると、日常生活の中で平穏にいられませんよね。

職場のデスクに居るだけでもストレスを感じるかもしれませんし、人間関係の中でも日々の負担は大きいでしょう。

その状況は辛いですね。そこは心理セラピーなどで変えていける部分です。

怖さの克服というのは、自分で癒すことは、かなり難しいジャンルになります。

ですので、自分で怖さを抱えながらも色々挑戦するのは、その勇気はとても素晴らしいですが、

もしも、早く、割と簡単に、怖さを克服していきたいのなら、その時は心理カウンセリングの方が断然早いし楽なので、私としてはおすすめです。