アダルトチルドレンの特徴|アダルトチルドレンは「いい人」「優しい人」が多い

 

アダルトチルドレンの特徴|アダルトチルドレンは「いい人」「優しい人」が多い

 

【アダルトチルドレン・うつ・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、”アダルトチルドレンの特徴|アダルトチルドレンは「いい人」「優しい人」が多い”です。

 

アダルトチルドレンの多くが「いい人」「優しい人」

アダルトチルドレンは「問題のある人」というネガティブな悪い印象をお持ちの方も多いのかもしれませんが、多くのアダルトチルドレンはいわゆる「いい人」です。

心が善良で、正義感が強かったり、周りのことを気にかけている、弱い者の味方、など、「いい人」の面を沢山持っています。

そして、多くのアダルトチルドレンは、心の優しい面を持っています。「弱い者の気持ちが分かる、困っている人を放っておけない」そんな一面をお持ちの方が多いです。

 

アダルトチルドレンの中には、「いい人」であるからこそ悩んでいる、気持ちが優しすぎて過ぎることで悩みにつながっている、という方もとても多いのです。

 

正義感が強い、曲がったことが嫌いなアダルトチルドレン

アダルトチルドレンには、正義感が強い、曲がったことが許せないという方がいらっしゃいます。

理不尽なことが許せない、うそやズルは認めないなど、正しさや”ちゃんとしていること”を、とても大切にしていている人たちです。

もちろん、一般的にも理不尽やうそやズルは良くないことなのですが、

ここでは「ちゃんとしていないといけない」「正しく、きちんとしなくてはいけない」という考え方がとても固く強いことがポイントです。

 

このようなアダルトチルドレンは、他人のそんな様子を見るととても腹が立ったり、

または、他人には腹を立つことは少ないけれど、自分のそういう所に対してはとても厳しく律しているというタイプの方もいらっしゃいます。

 

前者なら、他人の正しくない面が気になって仕方ないかもしれません。他人の良くない面が目について仕方ないかもしれません。「あの人は間違っている」とイライラすることが多いかもしれません。

これはこれで大変です。他人に振り回されて、いつも心穏やかでないですもんね。

 

後者なら、いつも自分を厳しくジャッジしていて、自分に厳しすぎて、自分を苦しめているかもしれません。人に頼れない甘えられない、自分の甘えを許せない、自分が嫌いだったり、そして、頑張り過ぎたり、自分を責めたり、他人の評価が気になり過ぎたり、緊張が強かったり・・様々な弊害が出ているかもしれません。。

 

そもそも、こんなふうに、「正義感が強い、曲がったことが許せない」「きちんと、ちゃんとしないといけない」という面がとても強固になったのは、なぜなのでしょう。

原因はいくつかありえますが、例えば代表的なものを2つあげると、

 

①あなたの親がそのような考え方の強い人だった。

幼少期には特に、親の考え方の影響を受けることはとても多いです。

親がいつも「正しくあれ」「きちんとしないといけない」「少しの間違いも許さない」といったメッセージを与えていたなら、あなたにもそのような考え方が刷り込まれている可能性があります。

このメッセージは、言葉によるメッセージとは限りません。暗黙のメッセージの場合もあります。

 

②自分自身が、これまでさんざん理不尽な思いをしてきた、ズルい相手に嫌な思いをさせられて我慢してきた、などの自分自身の苦しかった体験がある。

だからこそ、「二度とあんな苦しい思いをしたくない。」または「他人には二度とあんな思いをさせたくない」などと心に強く思うようになった可能性も考えられます。

 

 

優しすぎるアダルトチルドレン

アダルトチルドレンには、心が優しい人がとても多いです。他人の気持ちを気に掛けるような、親切で”いい人”がとても多いです。

他人が困っていることに、すぐに気づいたり、相手の顔色を敏感に察知したり、その場の空気を読んだり、、

そして、困っている人を手助けしようとしたり、その場の人間関係のバランスを取ろうとしたり、、

アダルトチルドレンは、いつも他人のことを気にかけてあげたり、他人のために何かをしてあげようとする。そんな面を持つ方は多いです。

 

それは、”優しさ”でもあって、良い一面でもあります。

ただし、それが「自分を犠牲にして」それをやっているとしたら、そこは問題です。

アダルトチルドレンは、自分が犠牲になってまで、他人を優先する傾向があります。

自分優先ではなく、他人優先。自分軸ではなく他人軸、とも言えます。

 

また、本当は相手のためではなく、「”自分が”何かが怖いから」「”自分が”何かを避けるため」という場合もあります。

他人のことをとても気にかけるのは、例えば、「自分が冷たい人だと言われるのが嫌だから」とか、「自分が嫌われてしまうのを避けるため」などというケースです。

こういったケースの場合も、そんなにまで、人から評価されることや、人から嫌われることが怖いと思うのは、何かわけがあるのです。過去に、そう思うようになった何かがあるのです。

その”過去に傷ついた自分””辛い思いをした自分”を大切にしてあげないといけません。

 

”いい人すぎる””優しすぎる”で自分が犠牲になっているなら・・

アダルトチルドレンは、子どもの頃に本来の子どもらしく過ごせなかった、子どもの頃から心理的に大人の役割をしてきた人、とも言えます。

子どもの頃から、親の顔色を見たり、空気を察したり、気を遣ったり、そして、自分の要望を抑えたり、我慢したり、合わせたり、そんなことを沢山してきました。

子どもは本来、わがままで自分勝手で自由でいいはずなのに、それができない状況でした。

そして、「それが普通だ、当たり前のことだ」と思ってずっと生きてきたという方も多いのです。

そして、大人になってもこれまでの長年の苦しいやり方がそのまま続いている。。

他人の顔色を見たり、空気を察したり、気を遣ったり、そして、自分の要望を抑えたり、我慢したり、合わせたり。。

 

これでは、とても苦しい生きづらい毎日になってしまいますね。

本当の自分を出して生きていない状況。自由じゃない。それは、本来とても苦しいことだと思います。

 

他人を喜ばしたり、他人に優しくする、他人を大事にすることも、もちろん大切なことです。

でもその前に、まずは自分を喜ばせる、自分に優しくする、自分を大事にする。これが必要です。

これまで、自分に厳しく、すごく頑張って生きてきた人にとっては、自分に優しくとか頑張らないことが、よく分からないかもしれません。

実は、幸せに生きるためには、これ必須なんです。

 

 

 

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