愛着障害（不完全な愛着形成）を克服するには・・

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愛着障害（不完全な愛着形成）を克服するには・・

アダルトチルドレン・愛着障害・トラウマ・対人恐怖・～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）の心理カウンセラー中田です。

今回のコラムは”愛着障害（不完全な愛着形成）を克服するには・・”です。

 

愛着障害とは

私たち人間の赤ちゃんは、生まれてから２～３歳ぐらいまでに、お母さんとの間で”愛着形成”がなされます。

この”愛着形成”は、どのようになされていくかというと、

赤ちゃんが、お母さんと一緒に過ごし、お母さんに抱っこしてもらって、なでてもらって、笑顔を向けてもらって、あたたかい声をかけてもらって、

そして、赤ちゃんが泣いたら（要求したら）、お母さんに応えてもらうということを繰り返すことで、

お母さんとの間に愛着形成がなされていきます。

 

愛着形成によって得られるものは、私たち人間が生きていくうえで大切な基盤となるものです。私たちの一生を支えてくれると言っても過言ではないような、とても大切な基盤です。

”お母さんに守られている”

”お母さんを信じても大丈夫なんだ”という

”安心感、安全感”

 

”私の存在は歓迎されている”　

”私の存在はお母さんに喜ばれている”という

”存在の自信”

 

そして、この”お母さんに対する印象”が、その子がその後成長していく過程で出会う　”人間すべて”　への印象につながっていくのです。

「”人というもの”　は、安心だ、安全だ。

私はいつも守られている。

なんとかなる、大丈夫だ。」

「私の存在は　”この世界に”　歓迎されている、

私は価値のある存在だ。」

このような根拠のない、でも絶対的な自信を持てるかどうかは、この愛着形成ができているかどうかが、大きく関わってくるのです。

 

この”愛着形成”がうまくいかず、生きづらさを感じているケースを　”愛着障害”　と言われています。

 

愛着障害の方に起こりがちな悩み・問題

愛着障害を抱えておられる方、愛着障害の傾向のある方には、以下の状態が見られます。（すべて当てはまるわけではありません）

・人から見捨てられるのではないかという不安

・一人ぼっちになるのではないかという不安

・常に漠然と不安。なぜか自信がない。

・人との距離感が分からない

・人に近づきすぎる。依存してしまう。

・人に近づけない。人との心の距離が遠い。

・愛情が分からない、愛情を信じられない。

・人のあたたかさが分からない。愛が分からない。

・赤ちゃんや小さい子どもをかわいいと思わない。

・愛してほしい、愛が欲しいという気持ちがとても強い。

など

愛着障害を抱えておられる方、愛着障害の傾向のある方の、これらの悩みは、とても辛いものであり、ご本人の生きづらさの大きな原因となりえます。

 

愛着障害とアダルトチルドレンの関係

アダルトチルドレンの方の中には、同時に、愛着障害も抱えておられるケースがあります。

両方抱えておられる場合は、愛着の基盤がぐらぐらしている上に、さらに、幼少期から子供らしくいられない状況にいるわけですから、その苦悩はより大きくなります。

 

もう少し具体的に言うと、

「安心感がない、漠然と不安、自信がない、存在感の不安定さ」といったぐらぐらした基盤の上に、

アダルトチルドレンの要素である「大人らしく、しっかりしなくてはならない、きちんとしなくてはならない、頑張らなくてはいけない・・」などが重なるということです。

これはとても生きづらい状況になります。

 

愛着障害はカウンセリングで改善できます

とても生きづらい愛着障害、アダルトチルドレンですが、どちらも心理カウンセリング/セラピーで改善ができます。

あきらめないでください！！

子どもの頃に得られなかったものがあったとしても、大人になってから、心理カウンセリング/セラピーで取り戻すことができます。

 

もちろん、心理カウンセリング/セラピーを受けなくても、素晴らしい恩師や、愛情深い結婚相手との出会いなど、人との出会い、人からの影響などにより、自然と変化が起きていく場合もあります。

ただし、それにはすごく長い時間がかかってしまいます。一般的には１０年以上などと言われたりします。

心理カウンセリング/セラピーであれば、そんなに長い時間はかかりません。（一般的に、愛着障害、アダルトチルドレンの克服には若干の時間がかかるとは言われますが、）平均して半年～１年で大きな変化が期待できます。

（＊ここは個人差がとても大きいので、あくまで平均の話です。もともとの悩みの状態、目指すゴール、その人のタイプ・性格などによっても、セラピーの進み具合は違ってきますので。）

 

 

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