愛着障害の克服カウンセリング(大阪/神戸/京都/東京/オンライン)

 

愛着障害の克服カウンセリング(大阪/神戸/京都/東京/オンライン)

アダルトチルドレン・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)の心理カウンセラー中田です。

愛着障害、改善のためのカウンセリング について、まとめたページです。

 

愛着障害(アタッチメント・愛着形成の不全)とは

様々な理由によって、幼少期に親(おもに母親)との間で、安心で安全な愛着関係・愛情関係を築けなかった場合に、大人になってからも、人間関係の中で、人に安心感を感じられない、愛情が分からない、人との距離感が分からない、といった悩みを持ち続ける場合があります。

愛着・愛情について違和感を感じたり、愛着・愛情と伴う人間関係を避けたり、愛着・愛情を伴う人間関係の距離感がつかめない・分からないといった状態が見られることもあります。

このように、幼少期に親との間で、愛着(アタッチメント)が健全に形成されていないために、愛着・愛情についての悩み・問題が起こっているものを、愛着障害と言います。

産まれたばかりの赤ちゃん~幼少期までの子どもは、何もできない弱い小さな存在です。親に守ってもらって、安心・安全を得ることや、スキンシップや声掛けなどで、その存在を大切に扱ってもらう必要があります。

親の安全基地が必要なのです。

幼少期に愛着形成がうまくいかなかった場合、その子のその後の人生に、とても大きな影響を与えてしまいます。人への安心感がないまま、そして、自分の存在の不安などを抱えて生きていくこととなり、それはとてもしんどいことです。

 

愛着障害・チェックリスト(あなたは本当に愛着障害?)

以下のチェックに当てはまる場合、愛着障害かもしれません。

*個人差があります。チェックリストはあくまで参考までにご利用ください。

 人に甘えられない、甘えている人に腹が立つ、人に頼れない

 愛情、人のあたたかさなどがよく分からない、

 人への信頼感がない、人を信じられない、人間関係に安心感がない、いつも不安

 人から見捨てられるのではないか(見捨てられ不安)、嫌われるのではないかという不安

 愛されている感覚がない、愛情を信じられない、愛情を受け取れない

 愛情や親密な人間関係が怖い、愛情や親密な人間関係を避ける

 人間関係の距離感が分からない、人に近づきすぎる、または、避ける。(人によって、正反対の症状として表れます)

 一人でいることが不安、逆に、一人が楽(人によって、正反対の症状として表れます)

 いつも漠然とした不安感・恐怖感がある。安心感がない。

 自分に自信がない。”根拠のない自信”がない。

 赤ちゃんや子どもをかわいいと思えない。

 親しい友人がいない。恋愛・結婚がうまくいかない。

など

愛着障害、アタッチメント形成の不全 の悩みを持っていると、友達づきあい、仕事の人間関係、恋愛・結婚、子育てなど、様々な人間関係の場面で、つまづいてしまうのです。

 

愛着障害の原因

愛着障害につながる幼少期の出来事

では、幼少期にどのようなことがあると、愛着障害になってしまうのでしょうか。

一般的には、このような場合が考えられます。(個人差があります。)

・幼少期に長期にわたり、親からの愛情を得られなかった。子ども時代の愛情不足。

・幼少期に、親に愛情を求めた時、甘えた時、お願いした時などに、拒絶された。

・幼少期に、ネグレクト(育児放棄、放置)(ネグレクトのレベルは様々です)、無視された。

・幼少期の親からの虐待(身体的、精神的など)

・幼少期に親から物理的に離れていた。他人に預けられた。

・幼少期に、親が病気や体調不良で大変で、面倒をみてもらえなかった。かわいがってもらえなかった。甘えられなかった。

・幼少期に、親が働いているなどで、とても忙しく、一緒にいる時間が少なかった。

・幼少期に、親が精神的に不安定で余裕がなく、子どもの面倒をみられなかった。

など

親子 アダルトチルドレン・うつカウンセリング(大阪 神戸 京都 東京)

 

愛着障害による影響

愛着障害、愛着のテーマを抱えていると、あらゆる人間関係において様々な面で影響が出てしまい、大変生きづらい状況になります。

 

人間関係への影響

愛着障害、愛着のテーマを抱えていると、人間関係の中でさまざまな悩み・問題が生じてきます。例えば

・人との距離感が分からない。適切な距離が分からない。近づきすぎる、または、近づけない。
・人と居ても安心感、安定感がない。緊張感や不安感がある。
・人間関係であたたかさや安らぎを感じるようなことが少ない。
・人と関わることがしんどい、面倒臭い。一人で居る方が楽。
・人間関係で心が満たされない。寂しさはあるけど人が苦手。
など

さらに、以下のような状況もよく見られます。


〇人に近づけない場合は以下の悩みが生じやすい。
・遠慮してしまう、
・相手のことを察しすぎる、気遣いしすぎる
・求めていること、欲していることを言えない、
・表現できていない(本人は表現できていると思っている場合も多いため、誤解が生じやすい)
・受け止めてもらえるかどうかを不安に感じる
・相手に嫌われるのではないかと心配で、言動にブレーキがかかってしまう
・他人からの好意に気づかない、
・他人からの好意を受け取ることに抵抗感、不安感などを感じる
・心のあたたかな交流に違和感を感じる
・人を信用できない、信用して裏切られることがこわい
・人に対して安心感がない、むしろ人に対して嫌な感情や不快感を持つことがある

 

〇人に近づきすぎてしまう場合は以下のことが生じやすい
・依存できる相手だけには強く依存する、
・なんでも許してもらえる、受け入れてもらえると思ってしまう。
・見捨てられることをとても怖れる
・見捨てられる不安で、過剰な行動をとってしまう。
・人と一緒に居ても心が満たされない、安心感が少ない

 

 

 

仕事・職場・グループ内での影響

上記の「人間関係での影響」と似たようなことが起こります。

特に仕事・職場でのことなら

・自分だけ大切にされていない感じがする、
・自分だけ仲間に入れてもらえない状況が起きる、疎外感を感じる
・存在感がない人、居ても意味のない人のようになる
・自分の望みや求めていることを主張できにくい
・人との交流をなるべく避けたい、話したくない
・あいさつするタイミングに悩む、自分から声をかけることが苦手
・話の輪に入っていくことが苦手、
・数名の会話で、自分が話すタイミングについて迷う。話にうまく入れない。
・空気を読みすぎたり、遠慮する。自分を出していくことをしない。
・「これを言ったら嫌われるのではないか」「できないと皆が自分の元を去っていくのではないか」と思って言動にストップがかかる、自分らしく自由に存在できない
・特別扱いされたいと思う
・人気者、好かれている人がうらやましい。自分もそうなりたいと思っている

など

 

 

 

恋愛・パートナーシップ

愛着のテーマを抱えている場合、恋愛・パートナーシップにも大きな影響が出やすいです。

「人間関係での影響」の内容とも重なりますが、ここでは特に恋愛・パートナーシップで生じてくる問題について書きます。恋愛・パートナーシップがうまくいかず、なかなか結婚できないとなる場合も多いのです。

 

・相手に自分から近づけない。
・表面上の会話は上手でも、本心で話せない。本当に言いたいことが言えない。
・自分の本当に望んでいること、欲しいものを言えない
・相手に合わせてばかり。その方が楽だと思う。
・やがて、合わせることが辛くなってしまう。
・人と付き合うこと、一緒に居ることが面倒臭くなる。
・自分は好かれない、選ばれないと最初から思っているふしがある。
・嫌われるのではないか、去っていくのではないかと漠然と思っている。
・相手が近づいてくることに、不安・恐怖・抵抗感などがある
・相手が近づいてくると去りたくなる。
・遠慮がちで、ずっと心の距離が縮まらない。
・相手からの好意に気づけない。受け取れない。
・愛情が分からない。あたたかい安心できる関係がしっくりこない。
・愛情の受け渡しがうまくできない。受け取れない、うまく渡せない。
・愛情表現が苦手。抵抗がある。
・相手から「何を考えているのか分からない」と思われる
・理解し合えないままに恋愛が終わってしまう。

 

 

 

カウンセラー中田も愛着障害でした。

実は、私自身も愛着障害&アダルトチルドレンでした。

私は親が共働きだったため、産まれてすぐから預けられっ子でした。

また、下に弟たちもいて、なかなか母親に甘えるような環境ではありませんでした。

(もちろん、預けられっ子が皆、愛着障害になるわけではありません。

母親の性格とか、親の子育てのやり方とか、兄弟姉妹との関係とか、預けられ先の環境とか、様々な要因が絡み合って、愛着障害になる場合があるのです。)

そんな中で、私はすでに幼稚園に入る前から、普通の子どもとは少し違っていました。

他人にお願い事などできないし、欲しいものも言えませんでした。その頃すでに、人から断られることがとても怖かったのです。

(その後、成長に伴って、”人にお願いできない、頼れない、甘えられない”感覚は強化され、そもそも人に何かをやってもらうことなど期待していない、他人を頼りにするような感覚が薄い人として育って行きました。)

幼稚園では、周りの子ども達とは違った子でした。幼稚園で大勢の中で集団行動をするのがすごく苦痛で、ピアノの後ろや教室のすみっこが安心な場所でした。

教室は怖い場所で、屋外に居るのが安心で楽で居心地が良くて、みんなで一緒に遊んだり、みんなでお弁当を食べるのも怖くて、絵を描いたり歌を歌ったりといったことが、恥ずかしくてできない子でした。どう思われるのかを気にしていました。

発達障害かもしれないとのことで、一度専門機関に連れていかれたこともあります。愛着障害と発達障害は一部似ている部分が見られます。

子どもの頃の写真が数枚残っていますが、いつも「そんなにも毎日が嫌だったのか・・」というぐらいに”ぶすーっ”とした顔をしていて、子どもなのに、子どもらしい笑顔の写真はほとんどありません。

あの当時、自分が見ていた風景は今でも覚えていて、愛着障害の子がどのような思いで、どのような景色を見ているのか、分かる部分もあるのです。

そして、大人になってからも、どんなことで苦しむのかも、どんなことがどんなふうに不安なのか、分かる部分が多いかもしれません。なにしろ、自分が経験者だったのですから・・。

もちろん、自分自身の体験がすべてにあてはまるわけではないので、カウンセラーになるにあたって、愛着障害のメカニズム、愛着障害によって生じる問題、その解決方法などについても一般理論を十分に学び、それらを自分の過去の体験とも照らし合わせながら、今、カウンセリングに活かしています。

愛着障害を自分が経験して、様々なカウンセリングの方法を体験して、解決してきたからこそ、愛着障害の解決には何が必要なのか、そのポイントをよく知っています。

 

愛着障害の克服

愛着障害を改善・克服するには

愛着障害は改善・克服できます。

幼少期に得られなかった愛情・愛着を、大人になった今からでも、取り戻して行けるのです。

本来は幼少期に親から十分に愛情をもらって育つことができたら、それが一番幸せなのですが、様々な事情によって、それができなかったのです。

それは、けしてあなたが悪いわけではないですね。それはそうですよね。。小さな子どもはまだ何もできない存在。親の愛情を受けて心身が育っていくのです。

そこで、愛着障害の改善・克服には、幼少期に得られなかった”愛情の感覚”を取り戻して行くことが必要です。

この愛情の感覚を取り戻すことで、とても大切なベース(基盤)ができます。

根拠のない自信、存在感の自信のようなものができ、人間関係がとても楽になったり、自己肯定感があがったり、ぶれない自分軸ができていくのです。

 

愛着障害の克服カウンセリングでは

愛着障害の改善には、母親以外の養育者または大人になってからの人間関係の中で、運良く愛情深い人との出会いがあった場合は、その人との人間関係の中で、愛着障害が少しずつ自然と改善していく場合があります。

ただし、それには、10年以上の長い年月がかかると言われます。

確かに、通常の人間関係の中で、人を信じる力、人への安心感を取り戻して行くのには、それは、それなりの年月の積み重ねが必要になるのは、お分かりになるでしょう。

一方で、心理カウンセリングでは、もっともっと短期間に、愛着障害を改善していくことができます。

これまで、こちらで愛着障害のカウンセリングを受けられたクライアントさんの多くは、半年~1年(8回~15回のカウンセリング)程度で、とても大きく変化され、すっかり生きやすくなって行かれます。(もちろん、カウンセリング1回ごとに何かしらの変化は起こります。)

通常の人間関係では10年以上かかることが、心理カウンセリングではたった半年~1年ぐらいで改善していくというのは、すごいことだと思いませんか?

早めに愛着障害の克服カウンセリングを受けられることで、恋愛・結婚など、大切なタイミングを逃さないですむかもしれません。

愛着障害は、私たちの人生の醍醐味である人間関係、友達関係、恋愛・結婚にもとても大きな影響を与えていますので、早く克服してしまうのがおすすめかと思います。

私自身、愛着障害やアダルトチルドレンで、カウンセリングの存在を知らずに、人生の半分近くを生きづらいまま過ごしてきてしまったので、皆さんは早く気づかれるといいな・・と思うのです。。

なにしろ、幼少期の愛着形成は、その後の人生において、すべての基盤となるような愛情に関わるところでもあるからです。

それは、自分という存在への愛情(自信、自己肯定感など)も、他人への愛情も含めてです。

より早く、本当の自分らしい満たされた人生を取り戻すためにも、もしかして愛着障害かな・・生きづらいな・・と思われる方は、いつでもカウンセリングをご利用ください。

 

 

愛着障害の克服カウンセリングのブログ記事一覧

*関連記事を「コラム」でも更新してます。

⇒ コラム > 投稿テーマ「■アダルトチルドレン・愛着障害・インナーチャイルド」

 

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営業時間:10:00~22:00
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場所:拠点は大阪市内(カウンセリングは、通常、大阪市内の個室レンタルルームで行っています。新大阪、なんば、大阪駅周辺など何か所かあります。いずれも大阪駅から電車で20分圏内です)
・大阪/京都/神戸/兵庫/奈良/和歌山/滋賀など関西周辺はじめ、岡山/広島/愛媛/香川/名古屋などからもカウンセリングにお越しいただいています。
・定期的に東京出張(心理カウンセリング&心理学講座ほか)をしています。
・全国各地へ出張カウンセリングも可能です。

・電話・スカイプカウンセリングメニューもあります。

メール:nakaaki222@gmail.com

 

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