アダルトチルドレン|「今はもう親との関係は良好なので・・」と言うけれど
アダルトチルドレン|「今はもう親との関係は良好なので・・」と言うけれど
【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。
今回のテーマは、” アダルトチルドレン|「今はもう親子関係は良好なので・・」と言うけれど”です。
現在、親との関係は良好でも・・
心理カウンセリングをしていると、こう言われる方もよくいらっしゃいます。
「親との関係が、自分の悩みに影響を与えると聞きました。
でも、私は昔は親子関係がうまくいっていなかったけれど、今はもうほとんど改善しているので、問題はないと思います」
または、
「もう親も歳をとって、すっかり丸くなって昔とは全然違うので、今はもう大丈夫です。」
または、
「もう親は亡くなってしまったので、泣くなった人を悪く言うなんてできません。」
おっしゃっていることは、よく分かります。
それに、過去の大変だった親子関係を、そんなふうによく乗り越えて改善してこられました。
そこまで来るには、たくさんの我慢や努力があったのではないでしょうか。それってすごいことですよね。
ただ、一つ重要なことは、
心の悩み・問題に大きな影響を及ぼすのは、「現在の親との関係」だけではなくて、「過去の(特に幼少期の)親子関係」なのです。
過去の(特に幼少期の)親子関係が重要
もちろん、「現在」親との関係がうまくいってない方は、現在の親との関係について見ていく必要もありますが、
さらに大事なのは、「過去の(特に幼少期の)親子関係」です。
ですので、たとえ現在の親との関係は、もう和解できていてすっかり良好だとしても・・
幼少期の親子関係での辛かった体験が癒されていないと、あなたの今抱えている心の問題は改善しにくいということなのです。
だから、
「今はもう親子関係良好です」
「今はもう、親も優しくなったので・・」
「年齢重ねたので、親の気持ちも分かるようになったので、もういいんです・・」
などと言って、過去の辛かった体験に、フタをしたり、なかったことにして封印しようとしなくていいんですよ。
あなたは、親を守ろうとする、弱いものを守ろうとする優しい人なのかもしれませんね。
でも、あなた自身のことも大切にしてあげなくてはいけません。
「本当は辛かった。本当は悲しかった。本当は・・・」
過去に感じていた、そしておそらく今も心の奥底に残っている あなたのその本当の気持ち、大切にしてあげましょう。
あなたのその本当の気持ちをちゃんと見てあげることで、心の悩み・問題が軽くなっていきます。
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