うつ(抑うつ状態)の改善には薬のみでなく、カウンセリングが効果的

 

うつ(抑うつ状態)の改善には薬のみでなく、カウンセリングが効果的

 

アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)の心理カウンセラー中田です。

今日の記事は、”うつ(抑うつ状態)の改善には薬のみでなく、カウンセリングが効果的”です。

 

うつ(抑うつ状態)は誰でもなりうる

”うつ” と一言で言っても、様々な状態があります。

病院で”うつ病”と診断されるぐらいに程度の重めのものもあれば、日常生活の中で「心が少し疲れたな・・」「少し憂うつだな・・」というような、やや軽めの状態ともいえる”うつ状態” もあります。

”うつ”と言うと、「とても重い病気である」と思われている方もいらっしゃいますが、そういうわけではありません。 

日常生活の中で「心が少し疲れたな・・」「少し憂うつだな・・」というような状態は、誰でも起こりうるものです。

 

誰にでも”うつ”になる可能性はあるのです。

”うつは心の風邪”とよく言われますが、”風邪”というイメージはぴったりかと思います。

調子が悪い時や、体力が落ちていたり、免疫力が落ちている時、誰でもかかりうる”身体の風邪”と同じ。ちゃんと処置をしたり、ゆっくり休んで体力を回復すれば、しばらくすれば治る。ただ、こじらせてしまうと肺炎になったりして少しやっかい。治るまで時間がかかる。

心の風邪”うつ”も、これと似ています。

 

けっして、”うつは特殊な重病”とか”うつになる人は精神がおかしい人”などではありませんので、安心してください。

うつになりやすい人は、むしろ、真面目、頑張り屋、仕事熱心、責任感が強い、他人に優しい、思いやりがある、他人のせいにしない、自分を責める、自分に厳しい傾向の人です。つまり、”いい人”であることがほとんどです。

 

うつ(抑うつ状態)は一時的なもの

うつは、心身のエネルギーが落ちている状態です。

やる気が出ない、ため息が止まらない、身体が重くて動けない、朝起きられない、考えられなくなる、判断力が落ちる、言葉が出にくくなる、などの症状が表れます。

これは、とてもしんどい状態ですね。

周りの人から、「やる気がない」「なまけている」「頑張りが足りない」などと誤解されたりすると、ますます辛い状態になります。

 

うつは、早く対処すれば、多くの場合 ”一時的なもの”です。

今は、一時的に ”うつ(抑うつ状態)”になっているだけで、あなたはもともと「やる気がない」「なまけている」「頑張りが足りない」「ダメな」人では、ありません。今は、”心の風邪”をひいていて、本来のあなたではない というだけなのです。

このことを忘れないでください。

 

 

うつ(抑うつ状態)のメカニズム

なぜ、うつ(抑うつ状態)になるのでしょうか。

ひと言で言うと、”感情を抑えているから”といえるでしょう。

”感情を抑えている”というのは、どういうことかというと、”本来のありのままの感情を許していない” ”自然な感情を、そのまま感じられていない” とも言えます。

 

例えば、代表的な例としては、「本当は怒っているのに、その怒りの感情を抑えている時」です。

本当は怒っているのに、怒って当然な状況なのに、「怒ってはいけない」「怒ることは悪いこと」などと考えて、

”怒り”の感情を自分の中に抑えてしまったり、なかったことにしようとしたり、少しひどい場合では「自分の怒りに気づかない」という人もいます。

そうすると、本来感じて当然の、ありのままの自然な感情を感じられていない状態になります。これが、苦しいのです。

特に、”怒り”はエネルギーの大きい感情なので、これを抑えていると、とてもエネルギーを消耗してしまうのです。これが、うつ(抑うつ状態)につながっていくのです。

 

といっても、「ありのままの感情を許せない、認めたくない」という人は多いです。

例えば、怒りとか悲しみとか嫉妬など、なんとなく「良しとされない」ような感情ってありますよね。多くの人にとって、できれば、ないものにしたい感情ってあるんですよね。

 

 

うつ(抑うつ状態)を引き起こす根本原因

ただ、上記のように「ありのままの感情を許せない、認めたくない」と考えるようになったのも、”アダルトチルドレン”の部分の影響でもあります。

それらは、幼少期からの成育過程のどこかでの経験によって身に付いた考え方なのです。

なぜなら、産まれたばかりの赤ちゃんは、例えば「泣いたらダメだ」「怒ったら恥ずかしい」とかって感じていませんよね。生まれたばかりの赤ちゃんは、「ありのまま」「感情のまま」ですものね。

つまり、成育過程のどこかで、「泣いたらダメなんだ」「怒ったらダメなんだ」と学習したのです。

 

上記はほんの一例です。

”感情を抑えている” ”ありのままの感情を感じられていない” というのは、分かりやすい形のものもあれば、分かりにくい形のものもあります。

「感情を抑えてる?私の場合、それはないな」と思われたとしても、私たちは、自分で自分のことは見えていないことは、とても多いです。

人の心は複雑な面もあるので、専門家でないと分からないような形のものもあるのです。

例えば、我慢しすぎる、合わせすぎる、自分を責める性格、自己否定、心配性、不安が強いなども、うつの原因になりうるのです。

 

 

うつ(抑うつ状態)を克服するカウンセリング

うつは、ゆっくり休むことが大切です。なので、まずはゆっくり休んで、ある程度の体力を回復し、カウンセリングを受けられる状態になったら、

さらに、エネルギーを取り戻して行くカウンセリングを行います。

うつ状態は、エネルギーが落ちしまうので、とてもしんどいですので。

そのためには抑えている感情などを扱っていきます。例えば、感情を解放していくことなどをやっていきます。

 

それから、そのように感情を抑えるようになった理由や原因を見ていきます。その根本原因をつかんで、根本原因を取り除いていく方向で、カウンセリングを進めていきます。

この根本原因へのアプローチをやらないと、一時的にうつがよくなったとしても、何かのタイミングで、再びうつを繰り返してしまいかねません。

 

 

 

 

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