人間関係・コミュニケーション｜人前での発表、スピーチ、プレゼンで緊張する

 

人間関係・コミュニケーション｜人前での発表、スピーチ、プレゼンで緊張する

 

アダルトチルドレン・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）の心理カウンセラー中田です。

今回のコラム記事は『人間関係・コミュニケーション｜人前での発表、スピーチ、プレゼンで緊張する』についてです。

 

人前で緊張する

こういう悩みを抱えておられる方、いらっしゃいますね。

例えば、職場で、朝礼のあいさつが順番に廻ってくるとか、業務報告をプレゼンしないといけないとか・・。

仕事以外でも、結婚式のスピーチをお願いされたとか、趣味の習い事で定期的に人前で演奏会、披露の場、発表会があるとか・・。

もっと日常的な場面では、近所のママ友数人で立ち話している時、自分が発言する時、みんなの視線が集まるだけで、もう緊張してしまう。テンパるし、頭の中が真っ白になって、顔がひきつって、こわばって・・全然思うように話せなくなるなど・・

お困りの状況は、みなさんそれぞれかもしれませんが、お困り感はいづれもかなりつらいものがあるのでないでしょうか。。

 

3人以上になると、さらに緊張感が増す。

1対1なら、まだまし。だけど、3人以上になると全然だめ、という方もいらっしゃいますね。

3人以上、数名になると、緊張感が増す。テンパる。いつもの自分ではいられなくなる。

心臓がドキドキして、肩に力が入って、呼吸も息苦しい・・。

手足が震えたり、顔が赤くなったり、大汗かいたり・・こんな姿に気づかれたらどうしようと思う・・。

みんなにどう思われてるのか、変な人と思われていないか、頭悪いと思われないか、失敗しないか、嫌な人だと思われないか、嫌われないか・・

そんなことが気になって仕方ない・・。

（自分ではそんなこと意識してないつもりでも、無意識のうちに実は気にしていて、不安や怖れを感じている場合もあります・・。）

 

そして、、

全然自分らしくリラックスして話せないし、緊張しっぱなしでぎこちなくて、仲良くなれないし、、

すごく疲れる。みんなと別れて一人になったら、どっと疲れが押し寄せる・・。

 

 

人前で緊張する時の心の仕組み

人前で緊張する原因はいくつかあります。

原因は一つに限定されるケースよりは、いくつかの原因を合わせて持っておられる場合の方が多いです。

 

もともとの自己肯定感（自己重要感）の低さが、大きな原因になっているケースは多いです。

または、失敗経験、いじめ経験などの過去のトラウマが原因の場合もありますし、

それ以外にも、そもそもの”人との心理的な距離感”が遠い　といったことが原因となっている場合もあります。

 

緊張、恐怖を超えられないのは、努力や勇気が足りないわけではない

緊張、恐怖を乗り超えられない、いつまでも抜け出せないのは、

練習不足とか心構えが足りないとか、度胸が足りない、勇気が足りない、とか、、

そういった根性論や努力で補える範囲のことではない場合がほとんどです。

 

まずは、もっと根本的な深層心理にあるメンタルブロック、禁止令、ビリーフ（思い込み、信念）を解除していく必要があります。

 

もちろん、メンタルブロック等が減った段階で、ある程度の場数や勇気を使ってみるなどが必要になってくる段階はありますが、そういったことには、皆さん自然に、自分から取り組んで行こうとされます。

なぜなら、緊張とか恐怖で悩まれている方の多くは、これまでにもう十分、努力や根性で頑張って来られた方だから。。

自分でなんとかしようと、何度も負けずに立ち上がり、方法を探し続けたり、自力で頑張ったり、努力や根性で相当な頑張りをしてこられた方たちです。

それ以上、その努力や根性論のようなやり方で頑張らなくて良いと思います。。

今度は、少し違った方向からアプローチして、もっと根本の心のベース（深層心理、潜在意識）の部分を、まずは癒して整えていきましょう。

 

人前で緊張する原因～自己肯定感、トラウマ、心理的距離について

人前で緊張、恐怖を感じる原因にはいくつかある、と上に書きました。

その中で大きな原因になりうる、”自己肯定感”、”トラウマ”、”人との心理的距離”　について次回以降の記事で詳しく書いていきます。