仕事・人生の悩み|現状に満足できない、いつも満たされない原因1
仕事・人生の悩み|現状に満足できない、いつも満たされない原因1
【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。
今回のテーマは、” 仕事・人生の悩み|現状に満足できない、いつも満たされない原因1”です。
いつも満たされない、なんか違う・・と思う
これはカウンセリングをしている中でも結構出てくるテーマです。
「一応、なんとか今の仕事を続けてきた。最初は大変だったけど、なんとか乗り越えてやっていけるようになってきた・・でも・・なんか満たされない。何かが違う。何か物足りない。
もっと自分にぴったり合う仕事があるんじゃないかと思う。
このままここにずーっと居て、それでいいのかな・・。
私の人生、こんな感じでいいのかな・・。
なんか満たされない。もっと良い仕事があるんじゃないか。もっと向いている何かがあるんじゃないか。私はこのままでいいのだろうか・・。」
というようなお悩みです。
このお悩みは、「目の前のことに切羽詰まっていて、毎日の生活に支障をきたしている」という緊急レベルの悩み・問題ではないかもしれません。
”ある程度はできている、ある程度は得られている”という状況の中で浮上してくる悩み・問題とも言えます。
例えば、ご本人さまは、これまで色々頑張ってきて、例えば会社勤めをしていて、一応生活できる収入は得られていて、自活・自立もしていて、または結婚もしていたりして、
社会的にも、周囲からの評価も、それなりに得ているような状況であったとしても・・・
こういった「なんか満たされない」「なにかが足りない」という状況におちいっているのです。
これはこれで、ご本人さまにとっては辛い状況ですよね。。
「常に漠然と満たされない。常にゆううつ感がある。」
「何をしても、どんなに手に入れても、満たされない。」
「常に、ここではないどこかを探している。別のものを求めている。」
「まだ足りない。もっともっと・・・。」
という状況だとしたら。。いつまでも終わりがない悩みのループになってしまうかもしれませんね。。
なんか満たされない理由1:慢性的な欠乏感
この「なんか満たされない」状況におちいっている時、私たちの心の中では何が起きているのでしょうか?
「なんか満たされない」状況におちいる理由の一つに”欠乏感”が考えられます。慢性的な欠乏感です。
・何をやっても満たされない。
・何を手に入れても満足できない。
・これでいいと思えない。もっともっと・・となる。
そんなあなたには、もともと慢性的な欠乏感があるのかもしれません。
”もともと慢性的な欠乏感がある”とは、どういうことでしょうか?
それは、あなたの心に慢性的な欠乏感があるということです。あなたの心に”満たされていない何か”が常にあるのですね。
それは、まるで心にぽっかりと穴が開いているような感覚かもしれませんし、いつも胸が痛いという感覚の方もいらっしゃいます。ここは人それぞれの感じ方が違います。
そして、その感覚は、実はずっと昔からある感覚だったりするのです。
心理セラピーの中で見ていくと、幼少期の体験に繋がっている場合もよく見られます。
子どもの頃から、その満たされない感覚、欠乏感があなたの心の奥にずーっとあったのかもしれません。
表面には現れていなくて、ご自身ではっきり自覚はしてこなかったかもしれませんが、実はずーっと心の奥に存在していた可能性があります。
この心の奥に潜んできた、”満たされていない感覚・欠乏感”は、とても大切なものです。大切に見てあげて扱ってあげる必要のあるものです。
これを大切にしてあげないと、あなたの欠乏感は、実はずっと消えません。一生あなたの心の奥に居続けます。
そして、慢性的な満たされない感覚を生み出し続けたり、何かのタイミングで時々表面に現れて問題行動を起こしたりするのです。
ですので、あなたの「なんか満たされない」を改善していくには、この”慢性的な欠乏感”を満たして行ってあげると良いのです。
例えば、子どもの頃に得られなかったものならば、それを大人になった今からでも、満たして行ってあげるのです。本来得られるべきものだった大切なものを取り戻してあげるのです。
そうして、子どもの頃に一番欲しかったものを満たして行って、慢性的な欠乏感がなくなっていくと、今のあなたの「なんか満たされない」は自然と解消していくでしょう。
「もっともっと」とか「何をしても、何を得ても、まだ足りない・満足できない」という感覚はなくなっていくことでしょう。
欠乏感からの過食症、各種依存症
上記のような心の仕組みは、「過食症、各種依存症」にも同じようなことが起きている場合があります。
心の奥の欠乏感から「過食症、各種依存症」につながっているケースです。
幼少期からの欠乏感というのは、水面下に潜んでいたとしても(ご本人には自覚がないとしても)とても強い感情です。当時、小さな子どもにとって、とても大きな悲しみや寂しさなどを感じたかもしれません。。
その強い感情が、今現在の強い欠乏感・欲求につながっている可能性があるということです。
ですので、過食症、各種依存症にお困りの方も、この”過去からの慢性的な欠乏感”の部分を癒して、満たして行ってあげることで、改善に向かう可能性があります。
なんか満たされない理由:その他の原因
なんか満たされない原因は、他にも考えられます。
例えば
・完璧主義
・達成してはいけない、成功してはいけない、幸せになってはいけないという思い込み(信念)
などです。
これらについては、また別の記事で書いていきます。
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