子どもの頃、あなたは親からどんなメッセージを受け取っていたのだろう?

 

子どもの頃、あなたは親からどんなメッセージを受け取っていたのだろう?

自分に自信がない・人間関係が苦手・トラウマ・アダルトチルドレンからの克服~心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪)の心理カウンセラー中田です。

今日の記事は、”子どもの頃、あなたは親からどんなメッセージを受け取っていたのだろう?”です。

 

 

あなたの幼少期の「親の印象」は?

過去を少し振り返ってみて、ゆっくり思い出してみて下さい。
あなたの幼少期の「親の印象」って、どんなんですか?

 

例えば、
お母さんが勉強に厳しかったですか?
沢山、習い事をさせられていましたか?
できないと悲しい顔されたり、または怒られていましたか?
いつもお父さんとお母さんがケンカをしていましたか?
お父さんもお母さんも仕事仕事で、ひとりぼっちの時間が長かったですか?など…
これ以外にも、人それぞれにいろんな体験があったことでしょう。

*ちなみに、今すぐには思い出せなくても、こうやってアンテナが立つことで、少しずつ思い出してきたりするものです。

 

こうやって思い出される「幼少期のお父さん、お母さん」の様子、あなたへの接し方・言動・態度が、あなたの人生にとても大きな影響を与えていたりします。

親から、何かしらで「メッセージ」を受け取っているのです。言葉以外からでも。

「人とは、こんなものだ」

「あなたは、こんな人間だ」

「あなたは、こうあらねばならない」

などなど…。

そして、これらのメッセージが、その当時のみならず、大人になった今現在のあなたにも、いまだに大きな影響を与えていることはとても多いです。

 

親の価値感を「当たり前だ」と信じたまま…

そして、上記のこと(幼少期の親からの影響を受け続けていること)は学校でも習わないだろうし、このことを知らないままの人は、自分がそうであるということをまったく無意識・無自覚の状態だったりします。

そのまま知らないまま、「なんか不自由」「なんか生きづらい」けど「人生なんてこんなもんだ」と思ったまま、一生を過ごしていく人も結構居ます。

そうなんですよね。。
親から教えられたままに「人生こんなもんだ」「これぐらいが当たり前だ」って思い込んだまま、一生を終えていく人も居るのです。

 

私は過去、自分もまさにそうで「人生こんなもんだ」「これぐらいが当たり前だ」という感覚のままに過ごした期間は長かったです。なかなか気づかなかった。。
また、自分の周りにも、そういうふうに「親の価値感が当たり前だと信じて」生きてる友人や知人も沢山見てきました。

 

でも、「人生こんなもんだ」「これぐらいが当たり前だ」で一生を生きることって、なんか悲しいことだなと思ったりもします。もったいないよな…(悲)とも思います。

だって、本当はもっともっと可能性は無限大に大きくあるのに、それを知らないままに、そこに手を伸ばそうとすることなく、チャレンジしようとすることもなく、親の価値感の枠の中で、制限の中で、一生を終えてしまうなんて…と。

 

いえ、こんなこと言ってるのは、ほんとある意味、余計なお世話・おせっかいなんですが…。けど、半分は、過去の自分に向かっても言っていますから。

 

なので、私達はできれば早く、上記のことが起きていることに気づけたら良いなと思います。

 

子どもの頃は、親がすべてだから

人は皆、幼少期は親(養育者)が「すべて」であり、親がその子の「世界」だから。親(養育者)が正しくて、親(養育者)がすべてで、親(養育者)を信じてるのは、当たり前。

つまり、親(養育者)に、ある意味、洗脳されてる状態であるのも、当たり前。つまり、親の価値感が「普通・常識」であり、当たり前だ正解だと思ってるのも、それが普通なことだと思います。

 

ただし、やがて大人になるにつれて、自分と親は違う人間だということや、親もただの一人の人であり、絶対的な正解ではないことに、気づいていく必要があります。

そうやって、少しずつ親から自立してき、親の価値感の範囲から抜け出て、いろんな人やものに新たに出会ったり、新たなものを取り入れたりしながら、自分の人生を歩んでいくもの。

 

親の価値感の枠から、簡単に出られない場合もある

この流れがスムーズに行けたら、それはある意味ラッキーなこと。それは、親がある程度、まともな、普通の、常識的で、子どもの話を穏やかに聞けるような人なら、スムーズに行けるのです。。

ですが、そうではない親だった場合も多々あるわけで、そうなると、ここがスムーズには行けない場合があります。

冒頭であげたような、例えば、このような環境

お母さんが勉強に厳しかった
沢山、習い事をさせられていた
できないと悲しい顔されたり、または怒られていた
いつもお父さんとお母さんがケンカをしていた
お父さんもお母さんも仕事仕事で、ひとりぼっちの時間が長かった

など…だったりした場合や、

または、上記以外にも、もっともっと細かい小さなことでも、子どもの心には大きな影響・ダメージになったりもします。

または、その子の性格・性質というのもあります。傷つきやすい子、感受性が高い子もいます。

なので、細かい状況は人それぞれケースバイケースにはなるのですが、
子どもの心がネガティブな影響・ダメージを強めに受けた場合は、親からの自立がスムーズに行かず、ずっとその親の価値感の元に居続けることになる場合があります。無自覚・無意識にです。


そうして、
「なんか不自由」「なんか生きづらい」けど「人生なんてこんなもんだ」と思ったまま、一生を過ごしていく…

親から教えられた価値感のままに「人生こんなもんだ」「これぐらいが当たり前だ」って思い込んだまま、一生を終えていく…ことになってしまう場合もあるのです。

 

まず、できること

やっぱり、これでは悲しい…もったいない…気がします。

なので、まずできることは
上記のことを知ったあなたは、「自分はどうだろうか?」とアンテナを立てて、振り返って見て下さい。

アンテナを立てることで、変化が始まります。

そして、親の価値感のままに、枠の中で制限の中でそれを当たり前として生きていることに気づいたなら、そこから少しずつ抜け出していく意識をしてみましょう。

意識をすることも、とても大切です。

 

そして、意識するだけで変化を起こせるものもあるでしょうし、意識するだけでは変化できないこともあると思います。それは、そのテーマの根深さにもよるからです。

それはそうです。幼少期から長年、繰り返してきたパターンを変えるのですから、根深いものは深いです。潜在意識(心の深い部分に入っている思い込み・ブロック・観念)を変える、ということでもあります。

意識するだけでは変化を起こせない場合は、少し深いアプローチをするといいです。そこは、それを日々お仕事でやってる専門家(心理カウンセラー)の手を借りたら早いしだいぶん楽だと思います。

 

 

 

関連する記事