人間嫌い、人が嫌い、人が苦手 でお悩みの方へ|人間関係・コミュニケーション

 

人間嫌い、人が嫌い、人が苦手 でお悩みの方へ|人間関係・コミュニケーション

 

アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)の心理カウンセラー中田です。

今回のコラム記事は、”人間嫌い、人が嫌い、人が苦手 でお悩みの方へ|人間関係・コミュニケーション”です。

 

人間嫌い、人が苦手という悩み

”私は、人間嫌い、人が苦手”と悩んでいる人がおられます。

「表面上はうまく人づきあいをしているけれど、本当は人間関係が面倒くさい。

心から人づきあいを楽しんでいるわけではない。

実は、どちらかというと、一人でいたい。一人が楽。はっきり言って、人が嫌いかも・・。人に興味がないかも・・。」

という方もいらっしゃいます。

 

そして、そんな自分をこんなふうに責めておられたりするのです。。

「なぜ、自分は、人が嫌いなんだろう。一人が好きなんだろう。自分は何か変なのかもしれない。欠陥人間なのかな・・。」

「自分だって人間なのに、人間嫌いだなんて・・。こんな自分が悲しい・・。」

 

本当に人間嫌いなのか?

ひと言で”人間嫌い”などというと、

「なんだか変わった人」とか、「性格に欠陥がある人」「変な人」みたいな印象に思えるかもしれませんが、本当はそんなことないのです。

 

”人間嫌い、人が苦手”というのは、噛み砕いてみると、

つまりは、”人の〇〇なところが嫌”で、だから、”人間関係をするのが嫌”、”人と関わりたくない”ということではないでしょうか。

 

産まれたばかりの赤ちゃんは、まっさらな状態で、けっして”人間嫌い”ではありませんね。

そんな赤ちゃんがやがて”人間嫌い、人が苦手”になるには、そこには、それなりの理由がちゃんとあるのです。原因となる出来事が何かあるのです。

 

なので、”人間嫌い、人が苦手”なあなたが、もともと変な人だとか、正確に欠陥があるとか、そういうわけではないですので、安心してくださいね。

 

”人間嫌い、人が苦手”になる原因~過去のトラウマ

”人間嫌い、人が苦手” となる原因の一つに、過去のトラウマが、今も心の中に残っているという場合があります。

過去に、人間関係の中で嫌な思いをして、その時に悲しかったり傷ついた心の傷が、まだ癒えておらず、トラウマ体験となり残っていて、今も影響をし続けている、といったものです。

例えば、学校でのいじめの体験があって、その時に「仲のいい人も裏切るんだ」「もう誰にも心を開かない、危険だ」と思ったとか、「クラスの全員が敵だった」「私はいつもみんなに嫌われるんだ」と思ったとか、

または、職場で新しい部署に移った時に、これまでのように無防備に人間関係の輪に入って行って、そこではすごく冷たい態度をされ、陰口を言われるようになったとか。。

このような、とても辛い経験は、癒すことなくそのままにしていると、あなたの心に残ったままになります。人間関係に対して、とても嫌な印象があなたの心に残り続けることになるのです。

 

それらがあると、無意識のうちに、人間関係、人付合いに影響を与えます。

そして、”人が嫌い、人付き合いが苦手” という状況なってしまうかもしれません。

 

”人間嫌い、人が苦手”になる原因~相手に合わせすぎる

”人が嫌い、人付き合いが苦手” になる原因の一つに、”相手に合わせようとしすぎている”ということがあります。無意識に、ですが。

自分優先ではなく、他人優先になってしまっている。とか、

相手の顔色を見てしまう。例えば、自分の言動で、相手に嫌な思いをさせたのではないかとか、言い方が悪かったのではないかとか、間違っていたのではないかなど、相手の反応をとても気にしてしまう。とか、

 

これらは、けして、あなたの悪い所とも限りません。他人を思いやる気持ちや優しさでもあるわけで、あなたの良い所でもあるのです。

ただ、それをやり過ぎているのなら、自分自身が少ししんどい状態になってしまいますので、人間関係がとても疲れるものになってしまうかもしれません。

 

で、その心的負担が大きすぎて、”人が嫌い、人付き合いが苦手” となっているのかもしれません。

 

人と接していて、自分勝手に、自分の好きなようにできる人は、おそらく人間嫌いにはならないでしょう。

 

つまり、あなたの”他人に気を遣いすぎる”という所が、あなたを”人間嫌い” ”人づきあいが面倒くさい” ”一人が楽” とさせているのかもしれないのです。

 

”人間嫌い、人が苦手”になる原因~嫌な時に嫌と言えない

人間関係、人付合いをしていく中で、相手に嫌なことをされた時、”自分を守るすべがない”時、それは、とても怖い状態です。

そうなると、”人が嫌い、人付き合いが苦手” になるかもしれません。

 

守るすべがない というのは、具体的に言えば、

”嫌な時に嫌と言えない” 

”攻撃を受けた時に、やめてと言って自分を守れない” または、

”攻撃を受けた時に、かわしたり逃げたりできない” 

という状態などです。

 

”嫌な時に、簡単に嫌と言える” ”攻撃されたら、怒っていい” と思えている状態なら、自分を守るすべがあるので、相手の怖さも減ります。人間関係、人付き合いが、とてもやりやすくなります。

 

人間関係が円満でなくてはならないという思い込み

”人が嫌い、人付き合いが苦手” となってしまう原因に、以下のような考え方のかたより(信念、思い込み)が関係している場合があります。

・人間関係が良好でなくてはならない

・誰からも好かれる良い人でなくてはならない

・嫌な人とも円満な関係を続けなくてはいけない

と、過剰に考えてしまっている人は、とても多いです。

・人と揉めてはいけない

・人と言い合いになってはならない

・ケンカしたらいけない、ケンカしたら人間関係がそこで終わる

などと、考えておられる方もいらっしゃいます。

特に協調、調和を重んじる日本人には多い考え方のかたよりのようです。

 

これらの考え方は、時と場合によっては、適さない考え方です。

例えば、いつも嫌なことをしてくる相手と、無理に仲良くしなくていいんです。一定の距離で、一定の付き合い方をすればいいのです。

例えば、職場なら、挨拶は交わすが、一緒にランチは食べない、同じグループには入らない など。

このように、状況によって、人間関係の中での相手との線引き(境界線)を調整できるようになると、”人が嫌い、人付き合いが苦手” が少なくなっていくでしょう。

 

 

 

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