アダルトチルドレン|途中で辞めることは悪いことという思い込み
アダルトチルドレン|途中で辞めることは悪いことという思い込み
【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。
今回のテーマは、” アダルトチルドレン|途中で辞めることは悪いことという思い込み”です。
途中で辞めることはダメなこと?
途中で辞めることが、とてもダメなことだと思っている人って、結構いらっしゃいます。
「私はいつも中途半端で・・」
「物事を最後までやり遂げたことがない」
「私には何もない。これまで積み重ねてきたものがない」
などと言って、自分を責められます。
途中で辞めることって、本当に悪いことでしょうか?
いったい、いつ、誰から、そんなことを教えらたのでしょうか・・
途中で辞めてはいけないという思い込み
私たちが子どもの頃、少なくとも学校では
「なんでもすぐに簡単に辞めてしまうのは、良くないこと」
「すぐにあきらめずに、最後まで頑張りなさい」
という方向性のことは教えられますよね?
特に小学生の頃は、忍耐力とか継続力のような力を身に付ける時期とも言えるでしょう。忍耐力や継続力という感覚が全くない となると、それでは社会生活が難しくなりますので。
適度な忍耐力、継続力は社会生活を営む上では必要です。
ただ、上記のように悩まれている方は、適度ではなく、少し”過剰に”気にしていると言えるでしょう。
「”何事も””どんな時も”途中で辞めてはいけない」
「私は”これまでずっと””何に関しても”最後まで成し遂げていない」
というふうに・・、過剰に気にしている状態は、強い思い込み(信念)になっている可能性があります。
このように強く思い込むようになったのは、いったいなぜなのでしょう。
途中で辞めてはいけないという刷り込み
途中で辞めてはいけないという強い思い込みを持つようになったきっかけは、
上記のように、子どもの頃に学校で教えられたことがきっかけになっている場合もあるかもしれません。
または、親から
途中で辞めてはいけない
物事を最後までやり遂げないといけない
と言われてきた場合も考えられます。
または、直接言われていなくても、親がそういうことをとても気にするタイプの人だったりすると、それを無意識に見ている子どもは、自然と
「途中で辞めてはいけないんだ。」「物事はなんでも最後までやり遂げないといけないんだ」
と思い込むようになったりするのです。(刷り込み)
思い込み、刷り込みの解除
よって、「途中で辞めることが、とてもダメなことだと思ってしまい辛くなっている人」は、この思い込み、刷り込みを解除していくと良いのです。
まずは、少し客観的な視線で振り返ってみましょう。
本当にどんなことでも途中で辞めたらダメなのでしょうか?
途中で辞めてしまう人は、ダメな人なのでしょうか?弱い人間なのでしょうか?
あなたは本当に、いつも、どんなことも、途中で辞めてきましたか?それは本当に間違っていましたか?
「そんなことない」と気づかれたのなら、これまで頑張ってきた自分を認めてあげましょう。
ただ、上記のようなやり方で、思い込み、刷り込みを解除できたら、それはとてもラッキーですが、多くの場合はそんなに簡単には解除できないこともあります。特に、根深い問題だったり、無意識にも長年抱えてきたような問題はそうです。
「途中で辞めるのは悪いことではない」などと頭で考えたり、何度も言い聞かせることで、解除できる場合もあるかもしれませんが、多くの場合は、頭で考えるとか、意識して心がける、何度も言い聞かせるぐらいでは、なかなか変わらないものです。。
心の奥深くにある思い込み、刷り込みからの解除は、”考え方を変える”ことぐらいでは、うまくいかないことは多いのです。。
「考え方を変えても、なかなかうまくいかない」時は、やはり心理セラピー(心理療法)で、心の少し深い部分に触れていくことが効果を発揮します。
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