承認欲求~「認められたい」「すごいと思われたい」

承認欲求~「認められたい」「すごいと思われたい」

自分に自信がない・人間関係が苦手・トラウマ・アダルトチルドレンからの克服~心理カウンセリングルーム(オンライン/大阪)の心理カウンセラー中田です。

今日の記事は ”承認欲求~「認められたい」「すごいと思われたい」” です。

 

 

承認欲求とは

「認められたい」という気持ちが強い人っています。

「すごいと思われたい」「できる、優秀、と思われたい」

という気持ちです。

「承認欲求」と言ったりします。

 

”人から認められたいから、頑張っている”という人もいます。

 

自分では自覚してない人もいます。

承認欲求は、自覚することが難しいテーマの一つかもしれないですね。。

 

 

もちろん、人には誰にでも多かれ少なかれ認められたい思い「承認欲求」はあります。

ただし、この「承認欲求」の強さは、人によってだいぶん違います。

 

承認欲求が少ない人

”他人から”認められたいとはほとんど思わない、という人もいます。

 

承認欲求が低い人は、他人の評価のために頑張ることが少ないのでとても楽です。

 

他人から認められるか認められないかは関係なくて、他人に評価されるかは、さほど意識していないので、

その分のプレッシャーは少なくて、その分、自分の力を発揮しやすいことでしょう。

 

 

ちなみに、私もわりと承認欲求が低めです。

昔は、他人からの承認を求めている面もありましたが、今となってはもうほとんどないです。

人から褒めれても「はあ…そ、そうですか…」「ど、どうもです…」という感じで心がほとんど動きません。

 

他者から評価されるかより自分が自分をどう評価するかの方に意識が強めです。

 

承認欲求強めの人

逆に、承認欲求強めの人は、”他者から”「認められたい」「評価されたい」という気持ちが強すぎることで、とてもしんどくなります。

 

なにしろ、他者の評価は、ほんとまちまちです。

人は皆、自分の価値感で、好きなことを言います。好きなように評価します。あくまで「その人なりの価値感で」です。

なので、他人の評価に振り回されるのは、とてもタイヘンです。。自分が望むような評価は来ないことがほとんどです。

 

そして、承認欲求が強い人は、際限なく承認を求め続けることが多々あります。

または、承認を失いたくない、といつも恐怖の中にいる人も居ます。

そのために、すごく頑張っていて、終わりのない戦いのようになっている人がいます。

 

他人から認められることを際限なく求め続けるのは、しんどいことです。

 

相手の顔色を沢山見すぎてて軸がなくなってふらふらしたり、

次へ次へと、上へ上へと目指して終わりがなく、常に進もうとしたり、気を張り続けていたり。休まりませんね。

 

これをやるのは大変です。終わりがないから、しんどいし、なにしろ無謀な努力をし続けることになります。

 

 

承認欲求が過剰になる原因

なぜ、そんなに承認欲求が強くなったのでしょう。

人から認められたい、褒められたい、という気持ちに駆り立てられるのでしょう。

そして、終わりのない戦いを続けてしまうのでしょう。

 

その原因は、人によって細かい部分は異なりますが、

よくあるのは、子どもの頃、親が褒めてくれなかった。自分のことを認めてくれなかった。

いつも否定されていた。いつも足りない所がかり指摘されていた。

などのケースです。

つまり、過去に親からの承認が不足していた、という状況ですね。

 

あくまで、これはわりとありがちなケースですが、人は皆異なるので、もちろん上記以外の原因の場合もあります。

親からの愛情不足などが原因の場合もあります。

愛情の代わりに、「何かができることでの承認」を求め続けている場合もあるのです。

 

ちなみに、「幼少期に親からの承認」が関係している場合はやはり多いですが、とはいえ、「幼少期に親から」だけとは限りません。学校の先生とか、兄弟間で、とかクラスメイトの中でなど、様々なケースがありえます。

このように、人それぞれ原因は異なります。

 

ただ原因がある程度分かれば、カウンセリング/セラピーで解消に取り組めます。

*個別カウンセリングでは、個別でお話を聴かせていただいて、私の方で原因をつかんで、一緒に解消に取り組んでいきます。

 

承認欲求を減らすことで得られるもの

承認欲求が強いと、人生がタイヘンです。

他者からの評価を気にしながら、しかも、それが基準になってしまってる場合も多く、そうなると、自分が主軸で生きられません。

他人に認められるための仕事、人間関係、などになっていたら、それはもうタイヘンです。ある意味、無意味なことに(本来の自分のやるべきことではないものに)ずっと労力を使い続けるみたいになってしまうかもしれません。。

人生の後半になって「何をしていたんだ、私は…。なんて無駄な時間を過ごしてきてしまったんだ…」などになりかねません。

それは大きな損失かもしれません。。

 

なので、承認欲求がほどほどにバランスよくなっていくととても楽ですね。

承認欲求が減れば、本当に自分がやりたいこと、自分のやるべきことも見えてくるかもしれません。

そうして、本来の自分の等身大で頑張れば、とても楽でもあるし、楽しく面白くなっていくことでしょう。

 

もう、他人のために、他人からの評価、目線のために、無意味な頑張りは辞めにしましょう。

このような感覚をつかんで、そこに近づいていきたい人は、カウンセリングに来てみて下さい。

 

 

 

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