過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話

過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話

 

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、” 過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話”です。

 

過去の私のことです。

私自身、問題改善が進んだ今となっては、過去のことを思い出すことはあまりなくて通常忘れてしまっていますが、ちょっと整理しようと思って思い出して書いてみています。なにか参考になったりお役に立てる部分があるといいなと思います。

 

ベビーシッターに育てられました

私が産まれた時、両親は共働きでした。

今ほど産休制度などが整っていなかったので母親の仕事復帰も早く、私は生後1か月からベビーシッターの所に行くことになりました。

双子の弟が産まれるまでの2年間、朝早くから夜遅くまでベビーシッターさんの家でお世話してもらいました。

私の記憶はありませんので、ベビーシッターさんからどんなふうに面倒を見てもらったかどうかも定かではありませんが、大人になってから一度その方に会いに行ったことがあったけれど、愛情のようなものを感じることもなく、お互い気持ちが動くこともなく、また会いたいとも思わなかった・・その時の印象や親から聞いた話から、幼少期にどのように育てられたのかはなんとなく想像はついています。

 

そして、私が2歳の時双子の弟たちが産まれ、母親もさすがに仕事を辞めたそうです。そのタイミングでベビーシッターはやめて私も家に居るようになりました。

ただ、双子の男の子の子育てはとても大変だったようで、2歳上の私にまではなかなか手が回らなかったところもあったようです。

 

そんなわけで、私は乳幼児期からだいぶん愛情不足で育ったのだろうな~という感じです。

母親はだいぶん放任で気づかない性格なので、ますます自由というか放置だったかもしれません。

 

現に、4歳で幼稚園に入った段階ですでに「普通の子とは違う子」でした。

 

母親からもしゃべらない子などと言われていました。家族の食卓でもあまりしゃべらない子でした。

欲しがらない子とも言われていました。大人しい要求しない子でした。

 

 

幼稚園では

幼稚園では入園式の日からつまずきました。

幼稚園の玄関前でみんなが並んでいるのを見た段階でもう怖くて「今日からまた大変なことが始まるんだな」となんとなく思っていました。

教室でみんなと一緒に居ることさえも怖かったです。みんなで歌を歌ったり、みんなで絵を描いたり、そういうの無理でした。どう思われるんだろうと思うとできませんでした。

ピアノの後ろが安心の場所でよく隠れていました。

クラスにもなかなか溶け込めず、みんなと同じことができず、先生にもなかなか心許さずで、先生泣かせの園児でした。親にも色々ショックな思いや心配をさせたでしょう。

幼稚園の間はとうとう一回も絵が描けずで、参観日に来た母に申し訳なくてたまらなかった気持ちは今でも覚えています。

そして、幼稚園を卒園の日、母親にこんな手紙を書きました。「幼稚園ではお母さんを困らせてごめんね。小学校に行ったら頑張るからね」って。

 

そんな感じで、すでに幼稚園の頃からなかなか大変だったのでした。

 

小学校では

小学校1年生の頃はまだ相変わらずの劣等生で、引き続き絵は描けず・・歌のテストでも歌えず・・でしたが、2年生ぐらいからやっとみんなと同じようにできるようになりました。

やがて、なんでも頑張る子になっていき、「できる子」を目指すようになっていったのでした。。

この頃から「何かに追い立てられているかのようにすごく頑張る」という面が顔を出し始めていました。。のちのち私の問題にもなる面です。

 

小学校の頃は家では、夫婦喧嘩がだいぶん激しくて「そろそろ本当に離婚するかも・・」と思った頃もありました。

父は、頑固で昔気質、自分に厳しい。考えを曲げない。人の話を聴けない。自分が正しいと思っている。優しい。内気。という感じでしょうか。特に昔は。

母は、わりと自由奔放、細かいことは気にしない気づかない、感情表現豊か、素直、ヒステリック、という感じでしょうか。

という二人ががっつり大喧嘩するのです。。

 

父がいつも深刻そうな顔して悩んでて~とか、父がお酒飲んで会社の悪口ばかり言ってて~とか、

母もよくヒステリックにわめいたり泣いたりしてて~とか思い返せば色々ありました。

 

他には、私は友達関係で若干壁があるなあ、私ってなんかつながりが浅いなあ、いまいち浮いてるなあ、と薄っすら感じることもありましたが、そこまで深刻になることもなかったです。

そもそもが感情が薄い子だったと思います。もうすでにだいぶん感情を抑圧していたのか、気持ちをあまり受け止めない家庭だったからか、感情をあまり強く感じない子だったと思います。小学生の頃は特に。

なんだか一枚薄いフィルターがかかった中で生きていたような印象です。

 

という感じで、小学校では学校生活もわりと思い通りにできて、そこまで深く悩むこともなく、表面的にはそこそこ楽しい日々を送れたのでした。

といっても、学校生活で比較的良い思い出なのは、この小学校から中学校前半ぐらいまでだけです。唯一の平和な時期でした。

大きな問題は水面下に隠れていた時期です。

 

中学で人間関係の問題が始まり・・

中学でも勉強に部活にと頑張ってはいましたが、人間関係でうまくいかない感を明らかに感じ始めたのはこの頃でした。

友達にも壁があって、心からつながっている感じはなかったし表面上の付き合いでした。誰に対しても遠慮のある関係で深い付き合いができなかったです。

グループにもなんとなく一応は・・という感じで居ました。

先生ともいまいちうまく接せられなくて、特に部活の先生には、おそらく私が大人しくて表現力がなさすぎて、ずいぶん長い間誤解されていました。運動部だったのでターゲットになってきつく怒られる人でした。

私の場合は他の子のように愛情もって叱られているのではなく、よく分からない変なやつと思われていて、嫌われてるんだろうなという怒られ方だと感じていました。

怒られるのもまあ嫌だったけど、そういう誤解で嫌われるのはとても悲しかったです。。

でも、ある時から反省日記を出すルールになって、その日記でやっと先生の誤解が解けたようで理解してもらえるようになりました。

文章でやっと伝わるなんて・・態度での表現力がほんとなさすぎたんでしょうね。。

 

でも、そんな中でも勉強と部活で頑張って結果が出ていたという表面上のカモフラージュ?があったので、中学時代もなんとかそこまで悩みの闇に入ることもなく一応乗り切れたのでした。

水面下では人間関係の問題が始まっていましたが・・勉強や部活などがカバーしてごまかしてくれていたとも言えます。。

 

高校は泥沼の受験勉強

そして、高校は泥沼の受験勉強時代でした。

うちの家はお金がないとのことで、行ける大学も限られていたし、浪人はしてはいけないとのことで、危機感を持って勉強しました。

 

私はもともとアホなんで(関西弁風に受け取ってください!)、勉強も時間をかけてやっとついていけるタイプだったので、小学校中学校ぐらいまではなんとかやってこれても高校になって挫折でした。

周りには本当に頭がよくてできる人がたくさんいて、私は成績も落ちて行きました。それでも勉強しないとと、今となっては、よくわからない何かにすごく追い立てられていて、泥沼の受験勉強しました。

社会に出てからも長い間「高校時代の受験勉強ほど後悔しているものはない」「高校生という大切な時期にあんなことしてもったいなかった」なんて思うぐらいでした。(今は少しこの考えも変わりましたが・・。)

というわけで、高校時代は暗黒の時代でした。ほんと修行のような日々でした^^;我慢に我慢を重ねた日々でした。

 

そのおかげでというか、ここでも私の人間関係問題は水面下に眠ったままで過ごせたのでした。

クラスはみんな忙しくて友達関係に重点を置く感じはなく、表面上の当たり障りない付き合いでやっていける状況でした。

なので、ほんと残念なことですが高校の楽しかった思い出ってほとんどないのです。。

 

 

大学・社会人で問題が表面化して・・

さあ、そしていよいよ大学生になり一人暮らしして・・という新たな生活が始まって、この頃からこれまで水面下にあった問題がいっきに大きく表面化してきました。

大学生以降の私はますます大変でした。いろんな種類の悩み・問題が現れました。

高校も暗黒でしたが、大学以降ももっと暗黒かもしれません。違うジャンルで。

次回に続く⇒

2、過去の私(自己開示)|大学生の頃~人とうまく話せなくて・・

 

●「過去の私の悩み(自己開示)シリーズ」一覧

1、過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話

2、過去の私(自己開示)|大学生の頃~人とうまく話せなくて・・

3、過去の私(自己開示)|社会人(20代で無職・ひきこもり) 

4、過去の私(自己開示)|ひきこもりから社会復帰へ

5、過去の私(自己開示)|20代後半・思い通りにならない日々

6、過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)

 

 

 

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