過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)

過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)

【アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、”過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)”です。

 

「過去の私の悩み(自己開示)シリーズ」の続きです。

1、過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話

2、過去の私(自己開示)|大学生の頃~人とうまく話せなくて・・

3、過去の私(自己開示)|社会人(20代で無職・ひきこもり) 

4、過去の私(自己開示)|ひきこもりから社会復帰へ

5、過去の私(自己開示)|20代後半・思い通りにならない日々

6、過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)←このページ

 

 

運命の会社

20代後半に数年間派遣社員になり、やっと少し生活が安定してきましたが、年齢的にそろそろ正社員になっておかないと不安と思い、再び転職しました。

なんとか滑り込みで入社できたその会社が、私にとってはとても大変な会社でした。

この会社に入るまでに、出向先や派遣も含めて6社で勤務したことがあったのですが、それらの中でもだいぶん難しい会社でした。

この会社に7年間勤めましたが、さらに過去最高に人間関係がうまくいかなくて、だいぶん大変な思いをしました。

 

おそらく客観的に見ても、当時は、古い体質でなかなか厳しい環境の会社だったとは思います。社員はパワフルな個性の強い濃いタイプの人たちが集まっていて、なかなかサバイバリーな環境だったとも思います。

なので、もともと内向的なおとなしいタイプで、入社当時は心の問題も沢山抱えたままの状態の、うまくしゃべれないし表現力も乏しかった私にとっては、そこはかなりハードな環境でした。

 

生き残りの戦いの場

その職場は、私にとっては、やがて”生き残るために戦う場所”みたいになっていきました。

気をつけないと足元をすくわれる、発言には十分注意して、余計なことを言うと痛い目見る、面倒くさいことに巻き込まれる、うまくやらないとターゲットになる、噂をされたり陰口言われると大変なことになる

などと思うようになり、常に気を張っていました。

 

職場全体の仕事量が少なく余裕があったからか、みんな他人の言動にするどく目を光らせて、噂のネタをさぐっている感じでした。噂話や悪口がとても多い職場でした。

常に厳しいチェックの視線を感じながら仕事し、言動には相当注意をしていました。

話が簡単にもれて広まってしまうことも多く、社内には盗聴器がしかけられてるという噂があったぐらい(!)

そんな感じで、私は周りのことも会社のこともほぼ信用できていませんでした。すごく警戒していました。

 

職場いじめ・パワハラを受け、皆が離れていった

私はもともと言動での表現力がなさすぎて、それまでも、知り合って最初の頃は誤解されることが結構あったのですが、ここでもそういうことが起こってしまいました。

あることをきっかけに、影響力の強い人から嫌われて、その周辺の人たちにも嫌がらせされるようになり、とても巧妙な嫌がらせや、職場いじめ・パワハラを受けたりしました。

心当たりのないうわさが流れ、「人間できてない、仕事できてない、ダメ社員」と皆から見られるようになりました。

 

しかも、うわさは部署全体そして会社全体に広がりました。

普通に関係良好だと思っていた人たちの態度も冷たくなったり、よそよそしくなったり。初めて話す人さえも、うわさの方を鵜呑みにしていて、最初から信じてもらえていなかったり。

信用を失って、みんなが離れていくことは、とても悲しいことでした。

 

当時の私は、やっぱり「自分が悪いんだろう」「確かに自分はダメだ」と思っていて、何も言えなくなっていました。

自分に自信がなかったし、当時は、言い訳はダメ、ごねたり、ややこしいこと言ったらダメと思っていました。

人とぶつかったり、もめたりすることが苦手でした。不満を言ったり自己主張することは、わがまま、自分勝手みたいに思っていました。

いい人でいたい、ややこしい人面倒くさい人と思われたくない、とか、問題ない良い社員でいたいという気持ちが強かったんです。

 

うまくやること

そうして結局、この職場で生き残るためには、「表面をうまくやること。演技力・表現力が重要」だと思うようになり、そのうわべの技術を身につけることを頑張るようになりました。

ここでは、言葉巧みじゃないと生き残れない、言葉や表現などの表面の技術を磨かないと、演技力がないと伝わらない、のように過剰に思うようになっていました。

悪口言われないように、噂されないように、足元すくわれないように、、と、いつも注意を払っていました。

でも、もともと、うまくやるとか演技するとか、そういうことが苦手で不器用な私にとっては、そういうことをいくら頑張ろうとしても、やはり無理がある状況でした。

 

原因不明の疲れ

そんなこんなで、毎日、体力的にもとても疲れていました。

朝の通勤電車で立っていられない、職場のデスクから立ち上がることさえしんどい、帰り道も途中でベンチで休んでから帰る、帰宅後もすぐ寝てしまう、それぐらい、とても消耗していました。

あまりに疲れすぎていて、何かの病気かなと思って、いくつか病院に行って検査したりもしましたが、検査結果には何も出てこなかったのです。

今なら分かるのですが、あの疲れも全部メンタルから来ているものでした。

 

平和な時が訪れる

もうだいぶん疲れていた私は、その時はもう、言葉を発して誤解を解く力は残っておらず、ひたすら地道に態度で示し続けることで、誤解を解いていくしかできませんでしたが、

時間はかかったけど、やがて誤解は解けていき、みんなの信用も取り戻せて、多くの人がそれなりに普通に接してくれるようになりました。仕事も普通に評価してもらえるようになりました。

 

この頃、心理カウンセリングに出会ったりもして、人間関係のコツや、自分を守るすべなどを知り、対人関係も以前よりはずっと楽にできるようになりました。

 

やがて、部署異動があり問題の人たちもいなくなり、私も部署内で別のグループに異動になり、その会社の中ではだいぶん平和なフロアで仕事する流れになり、以前よりは穏やかな時が訪れました。

直属の上司は、難しい所がある人ではあったけれど、それでも、ちゃんと気を遣ってもらえて、意見の伝え合いができるような、それなりに良好な関係で仕事できるようになりました。

 

そんなこんなで、最後は、周りの人並みに会社生活が回っていくようになったのでした。

いろんな人間を知り、いろんな人間関係を体験し、沢山のことを学ばせてもらった場所になりました。

 

 

 

●「過去の私の悩み(自己開示)シリーズ」一覧

1、過去の私(自己開示)|幼少期から高校までのお話

2、過去の私(自己開示)|大学生の頃~人とうまく話せなくて・・

3、過去の私(自己開示)|社会人(20代で無職・ひきこもり) 

4、過去の私(自己開示)|ひきこもりから社会復帰へ

5、過去の私(自己開示)|20代後半・思い通りにならない日々

6、過去の私(自己開示)|運命の会社(職場いじめ・パワハラの経験)

 

 

 

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