仕事の悩み|やる気が出ない、やらないといけないのにやりたくない時の対処法

 

仕事の悩み|やる気が出ない、やらないといけないけどやりたくない時の対処法1

アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)の心理カウンセラー中田です。

今回の記事は、”仕事の悩み|やる気が出ない、やらないといけないけどやりたくない時の対処法1”です。

 

仕事にやる気が出ない

仕事・家事などがいつもとても苦痛で、「もうしんどい」「やりたくない」という気持ちが強い方がいらっしゃいます。

これでは毎日がとても辛いですね。

仕事・家事などはほぼ毎日のことですし、多くの場合は「やりたくなくても、やらないといけないこと」である場合も多いですもんね。なかなか避けられないことですもんね。。

 

ただ、同じ仕事・家事だとしても、そこまでしんどさを感じることなく淡々とこなしたり、むしろ楽しんで喜びを感じながら取り組んでいく人もいれば、
一方では、すごく大きな心理的負担を感じて、毎日ぎりぎりな状態で頑張っている人も居るのです。

この違いは大きいですよね。。

仕事・家事を”やりたくない、やる気が起こらない”という状態はとてもしんどのです。

変わりたいけど変われないと、そこまで悩んで困っているとしたら、
「やる気がないダメな人とか、怠惰とかなまけている」とか、「みんな同じような状況の中で頑張っているんだよ」とか、、そういうことではないですね。。

なぜ、あなたはそこまで仕事・家事をやる気が起こらないのでしょうか?

どうしてそんなにまで「嫌だ」「しんどい」「やりたくない」と感じているのでしょうか?

 

やる気が出ない原因1「これまで頑張りすぎ」「我慢の許容量が限界」

「頑張りたいのに頑張れない」「すぐに嫌になる」「もうやりたくない」と思ってしまうあなたは、これまで頑張り過ぎてきた人の可能性があります。

あなたはこれまでなんでも我慢しすぎて頑張ってきた人、そして、自分に厳しすぎるのかもしれません。

そうであるなら、おそらく子どもの頃からでしょう。子どもの頃からの蓄積だとすると大きいですね。。

それで、もう我慢の許容量が限界に近くて、少しの刺激ですぐに「もう無理」となってしまうのかもしれません。

そんなあなたは、自分のこれまでの頑張りを認めてあげることがまず必要です。
また、「そんなに頑張らなくていいんだよ」と自分の心に教えてあげることも必要かもしれません。

*といっても、ここに関しては教科書通りの言葉がけをしてみても、なかなかしっくりこないかもしれません。なかなか腑に落ちないかもしれません。ここは心理セラピーの中で、実際に体験されるのがおすすめです。

 

あなたはなぜそんなにも我慢して頑張らないといけなかったのでしょうか?
これまで長い間我慢して頑張ってきたあなたの心のその部分をよく見てあげるのです。

 

やる気が出ない原因2「本心からの動機ではない」

心理学的には「やる気が起こらない」ことの大きな理由の一つは、”動機が弱い”ことです。

”動機が弱い”とは、つまり、”本心からの動機ではない” ”本当に心からやりたいことではない”ということです。

本当にやりたいことではないものを無理矢理やろうとしていると、それはしんどくなります。やる気もなかなか起きません。

ある意味当然のこととも言えるのですが。。

ですが、私たちは”本当に心からやりたいことではない”ということになかなか気づけないのです。

心の表面上で(頭で考えたりして)「これが私のやりたいことだ」と思い込んでいることって多いのです。


どうしてそうなるのかと言うと、世間からの影響、親からの刷り込み、友達との比較などの”外からの影響”を強く受けすぎてしまっているケースがよく見られます。

自分の本当の気持ちから、「これをやりたい」と思っているわけではなく、
幼少期の親の影響を無意識に受け続けている方もいらっしゃいます。
世間の流行に流されて振り回されている方もいらっしゃいます。
影響力のある人、先輩、先生の言葉を鵜呑みにしてしまっている方もいらっしゃいます。

ただ、ここについてはなかなかご本人が自覚できないのがやっかいな点です。。

 

仕事のやる気を起こす・ステップ1「自分の本心と対話」

上記のようなケースの場合は、仕事のやる気を起こすために、まず最初に取り組むといいのは

「これは本当に自分のやりたいことなのだろうか?」
「もしかして、周囲の影響を受けすぎて、本当の自分のやりたいことではないことを目指しているのでは?」

などと自分の心と対話していくことです。

自分の本当の気持ちにつながることです。他人軸ではなく自分軸を取り戻すということです。

親からの影響、常識・世間の目からの影響、他人からの影響を強く受けすやすい人、流されやすい人は特にです。

ご本人が自覚していない場合も多いので、第3者の目線も必要かもしれません。

 

”自分の本当の気持ちにつながること”がなかなかできていない人は多いのです。

学校で習ってきたわけでもありませんし。。
子どもの頃から、自分の本当の気持ちにつながることに慣れていない方もいらっしゃるのです。
つまり、本当の自分の気持ちをつながって、自分の気持ちに気づいて、自分の気持ちを大事にするという経験が少ないのです。

”自分の本当の気持ちにつながること”は生きていくうえで大切な心のスキルです。

 

仕事のやる気を起こす・ステップ2「不要な思い込みを取り去る」

そして、次のステップとしては、自分自身が無意識にとらわれている(思い込んでいる)思い込みに気づいて、それをなくしていくのです。

無意識にとらわれている思い込みとは、例えば

・いい大学に入って優良企業で働いている人が成功者だ

・成人になったら、他人に頼ってはいけない

・実家暮らしは自立していない

・結婚できない人はダメな人だ

・結婚して子どもがいる家庭が一番すばらしい

・母親は子どもを一番に考えなくてはならない

・会社で上を目指して出世していくものだ

などです。

 

このような思い込みが今のあなたを苦しめている”不必要な・不都合な思い込み”であるならば、その思い込みを取り払っていくのです。

 

自分の中に、「不都合な思い込みがあるかもしれない」と気づくだけでも素晴らしいことですが、気づいただけとか頭での理解だけでは、現実が変化しないことも多いと思います。

そのような時は、深層心理(無意識領域)に働きかける心理セラピーを受けられるといいと思います。

 

仕事のやる気を起こす・ステップ3「ポジティブな本物の動機を見つける」

ステップ2で不要な思い込みを取り去ったら、その次には、自分の”本当の動機”に気づいていきましょう。”ポジティブな本物の動機”を見つけていきましょう。

自分にとって本当に大切なこと、大切なものはなんなのかに気づいていくのです。

これは誰とも違うものでいいのです。世間一般受けするようなものでなくていいのです。「あなたにとって」がとても大事です。

これに気づけたなら、それは強い動機となって、あなたの心は自然とその方向へと向かっていくでしょう。
無理に頑張らなくて、自然に無理なく楽しみながら頑張れるようになるでしょう。

これまでのような我慢したり何かを避けるようなネガティブな動機ではなく、喜びや楽しさやあたたかさを得ることなどのポジティブな動機に変わるからです。

ポジティブな動機ならば、「もう嫌だ」「限界だ」「やりたくない」とはならないのです。

 

 

 

●カウンセリングルームの営業時間・場所・連絡先

 

営業時間:10:00~22:00
休日:日曜(不定期)
場所:拠点は大阪市内(カウンセリングは、通常、大阪市内の個室レンタルルームで行っています。新大阪、なんば、大阪駅周辺など何か所かあります。いずれも大阪駅から電車で20分圏内です)
・大阪/京都/神戸/兵庫/奈良/和歌山/滋賀など関西周辺はじめ、岡山/広島/愛媛/香川/名古屋などからもカウンセリングにお越しいただいています。
・定期的に東京出張(心理カウンセリング&心理学講座ほか)をしています。
・全国各地へ出張カウンセリングも可能です。

・電話・スカイプカウンセリングメニューもあります。

メール:nakaaki222@gmail.com

 

関連する記事