悩み・問題の根本的原因となる”無意識の思い込み”について解説【心理カウンセラー@アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症カウンセリング】

  

 

悩み・問題の根本的原因となる”思い込み”について解説【心理カウンセラー@アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症カウンセリング】

【アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

”悩み・問題の根本的原因となる”思い込み”について解説【心理カウンセラー@アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症カウンセリング】”についてのお話です。

＊過去にブログに掲載したものをまとめた記事になります。

 

人生が思い通りに進まない

「幸せな恋愛・結婚がしたい。」

「輝いている自分でいたい。」

「仕事や家事育児を成功させたい。」

「毎日、心地よく幸せに暮らしたい。」

 

あなたのその望み・願いは、どれぐらい叶っていますか？

自分の望み・願いを着々と叶えていく人もいれば、一方で、頑張っても頑張っても思い通りにいかない、という人もいます。

 

「あの子は、あんなにうまくいくのに、なんで私はダメなの？」

「あの子は、いつもニコニコ幸せそうで楽しそうなのに、私はなんでこうなの？」

 

・・・この状態は辛いですよね。
 

このように、いくら頑張っても「うまくいかない」「望みどおりにならない」のは、いったいなぜなのでしょうか？

私たちが、幸せな人生を手に入れることを止めているのは、いったい何なのでしょうか？

 

何かが阻止（ブロック）しているのです。

私たちが、自分の理想・願望（こうなりたい、これが欲しい、または、これは嫌だ、こうなりたくない）を手に入れるのを阻止（ブロック）しているものはいったい何なのでしょうか？

 

原因は無意識”にある“思い込み

その「何か」とは・・・

いくつかあるのですが、一般的にとても多いのは、私たちの“無意識”にある“思い込み”です。

 

“無意識“というのは・・・心の深い所（深層心理）で、私たちが通常気づくことのできない、意識することができないような領域のことです。

この無意識の領域に、私たちの人生に大きな影響を与える“思い込み”が存在しているのです。

そして、この“思い込み”が、私たちが幸せな人生を手に入れることを阻止してることが、とても多いのです。

 

 

簡単には変えられない無意識の思い込み

ここで言う「思い込み」というのは・・・例えば

「私は○○ではいけない」（例：きちんとしないといけない、失敗してはいけない）

「私は△△でなければならない」（例：いい人でいなくてはならない、皆から好かれなくてはならない）

など、日常生活や人間関係などの中で感じる「～ねばならない」「～ではいけない」などの”思い込み”のことです。

 

とはいえ、自覚のない場合も多いですから　“無意識にしてしまう、思ってしまう”　考え方の癖、心の癖とも言えます。

 

”無意識の思い込み”があるとどうなるか

「思い込み」は、私たちの心の悩み・問題に大きく関わる重要なポイントです。

なぜなら・・この”思い込み”があることで、私たちの気持ちや行動が制限されて、物事がうまくいかなかったり、良くない結果になってしまったりするのです。

心を制限する思い込みという意味で、”メンタル・ブロック”などの表現もできます。

（＊呼び方は色々ありますが、ここでは「思い込み」という表現で話を進めていきます。）

 

”思い込み”があるとどうなるかと言うと・・まず、私たちの”行動”や”考え方”や”感情”が大きく制限されてしまうんです。

なので、本来なら「無理なく簡単にできる」「思い通りに進めていける」はずのことが、思い込みがあると、「ブロックされてなかなか進めない・・頑張ってもうまくいかない・・いつもできない・・・」などと、なってしまうのです。。

 

思い込みは、人間誰もが、何個かずつ、持っていると言われます。そう、みんな持ってはいるんです。

ただし、持っている思い込みの“強弱”つまり“思い込み（ブロック）の強さ“は人によって様々で、

思い込みを強く持っていたら、とても生きづらさにつながります。

 

思い込みは心の奥の部分（無意識の領域）にある

そして、これらの思い込みは、多くが心の奥の部分（無意識の領域）にあるため、ご本人はその思い込みの存在に、自分ではなかなか気づけないのです。

そして、「”なぜか”分からないけど、”いつも”うまくいかない」「色々やってみても、”どうしても”変われない」「うまくいかないパターンを繰り返している」といったようなことが起きるのです。

 

このように”なぜか””いつも””どうしても”となるのは・・思い込みは“無意識に働く”からです。

そして、無意識に働くものだからこそ、私たちが「変わりたい、良くなりたい」と何かの“気づき”を得たり・・“考え方”を変えようとしたり・・“意思の力”で必死に頑張ろうとしても・・それぐらいのことでは、なかなか簡単に変えられるものではないのです。

 

心の悩み・問題を改善したいなら

心の悩み・問題を改善したい時は、この心の奥の部分にある”思い込み”を見ていくことが、重要なポイントの一つになります。

この思い込みを見ていかない限り、“表面上”の“考え方”や”行動”をいくら頑張って変えてみても・・「表面上の変化を一時的に起こしているだけ」になってしまうのです。。

そうすると、悩み・問題の“根本解決にはならない”ので、一時的に「問題がなくなった、楽になった」と思っても、しばらくするとすぐに元に戻ってしまって同じ悩み・失敗がまた繰り返される・・ということが起こってしまいます。

 

知らず知らずのうちに、こんなことが起こり続けているとしたらそれは怖いことですよね。

早くなんとかしないと、大切な人生がもったいないかもしれません。。

 

無意識の思い込み・チェックリスト

「思い込み」とは、一言で言うと、

「私は○○ではいけない」「私は△△でないといけない」

「私は○○してはいけない」「私は△△しないといけない」

などの「思い込み」のことでしたね。

 

＊ただし、この「思い込み」は、心の奥に隠れていることも多いので、ご自分では自覚できていないものもあったりします。

「気づかないうちに、○○になってしまう・・」「頑張っても頑張っても、○○になってしまう・・」というのは、そういうことなんですね。

 

●【

無意識の思い込み】チェック・リスト●

【思い込み】チェック・リスト（よく見られる【思い込み】一覧）は以下になります。

ここではまず、「思い込み」にはどんなものがあるのかをざっとまとめてお伝えします。

分類の仕方にもよるのですが、ここでは、ざっと25個以上になっています。

「自分にはどれがあてはまるかな？」とチェックしてみてください。

＊「思い込み」の分類や呼び方は、心理学の分野などによって多少異なる部分もあります。ここでは内容重視にして、私自身のセラピスト経験も含めながら私なりの言葉でなるべく分かりやすく表現してお伝えしようと思います。（私が習った先生から掲載の許可をいただいています。）

 

●【無意識の思い込み】チェック・リスト●

【A】

・私は存在してはいけない、ここに居てはいけない

・私は重要でない、私は価値がない人間だ、（○○ができない私は価値がない）

・健康であってはいけない

・自分を大切にしてはいけない、（自分の人生は大切ではない）

・他人を信頼してはいけない、（人は信頼できない）

・私の心に触れてくれるな、（本心を見せない）（情緒的な交流を避ける）

 

【B】

・人に近づいてはいけない、（心理的にも近づけない、人と親密になれない）

・集団に所属してはいけない、（集団になじめない、居場所がない）

・子どもであってはいけない、（子どものようではいけない）、

・私は欲しがってはいけない、私の欲求は重要ではない、（私は我慢する）

・愛情を感じてはいけない、（私は愛されない、見捨てられる）

・人と深く関わってはいけない、（人と距離を置く、他人に関心が薄い）

 

【C】

・ありのままの私ではいけない、この私はOKでない

・親や特定の人から離れてはいけない、他者が望む人間にならねばならない

・見られてはいけない、目立ってはいけない、

・自分の人生を生きてはいけない、（自分で決めて行動できないなど）

・私は正気でいてはいけない、（私は変わっている、他の人とは違う）

 

【D】

・成功してはいけない、（成功・達成感を感じない）

・成し遂げてはいけない、（私はいつも最後までできない、途中で辞める）

・成長してはいけない、（大人らしくふるまってはいけない）

・自分で考えてはいけない、（私は考えられない）

 

【E】

・人生を楽しんではいけない、幸せになってはいけない

・くつろいではいけない、急がなくてはならない

・ありのままの感情を感じてはいけない、（感情を感じない、感情を表さない）

・他者と人生を共にしてはいけない、分かち合ってはいけない、

・感謝してはいけない、（感謝を感じない）

～

あなたは、いくつあてはまりましたか？

私たちが日常生活や人原関係の中などで”うまくいかない””うまくできない””生きづらさ”を感じる時は、これらの思い込みが影響していることがとても多いです。

 通常、多くの人が「思い込み」を何個かずつ持ってはいます。ただし、その思い込みの“強さ”は様々です。

思い込みが強かったり、沢山あったりすると生きづらさにつながるのです。

逆に言えば、生きづらさを解消するには、これらの「思い込み」をゆるめていけばいいということなのです☆

 

無意識の思い込みを解消する方法

ご自分がどんな思い込みを持っているかなんとなく分かりましたか？

まず、「知ること」ってやっぱりとても大切です。

 

「思い込み」は深層心理（無意識）にあるものなので、自分で自覚するのが難しいものもあるのですが、一部の思い込み（表面に見えやすいもの）は、こうやって自分でも気づくことができるのです。

これらの「思い込み」があると生きづらくなったり、何かをする時のブロック（障壁）になります。「うまくいかない」「簡単にできない」などの不都合が起こります。

例えば、

・自分ばかり、モラハラ・パワハラを受ける。

・結婚したいけど、男性が怖いから、どうしても気が進まない

・人と会いたくない。人の集まりに行くことがゆううつ

などの不都合が起こります。

 

これらの不都合は、深層心理（無意識）にある「思い込み」が根本原因であることがとても多いです。

なので、これらの不都合・生きづらさを解消していくには、まずはこの深層心理（無意識）にある「思い込み」を解消していったらいいのです。

 

解消するための最初のステップ

解消するに、どうしたらいいのかというと・・

最初のステップとして、自分でできる簡単な方法をここではお伝えしますね。

 

１．まずは、自分の持っている「思い込み」の存在を知ること。

２．そして、日常生活や人間関係の中で何かの不都合・問題・悩みなどに遭遇した時に「あ。今、私の中のこの思い込みが出てきてるんだな」「私には、こういう心の傾向・癖があるから、こんなふうになっちゃうんだな。」と、気づくこと。

３．そして、気づいたら、その時の「気持ち（感情）」を自分で受け止めたり、認めたりしてあげること。または、その時の「行動」や「考え方」を意識して修正していくこと。

少しシンプルにまとめると、こういうことなんです。自分でこれが十分にできれば、不都合・問題・悩みは解消できるのです。

ですので、日常的な少し軽い悩み・問題の場合は上記の方法で、自力で解消していくこともできるかもしれません。

 

 

無意識の思い込みの解消には心理カウンセリング/セラピーも有効

といっても、これが簡単にはできないことはやっぱり多いんです。。「頭では分かっているけど、できない」となりがちです。。ここは人間の脳の性質でもあり、難しいところです。。（悲）

また、ご自分では気づけないレベルの深層心理（無意識）の奥にある「思い込み」や根深い大きな悩み・問題などは、自分で解消していくのは、やはり難しく多くの時間と労力がかかってしまうでしょう。

私が心理セラピストとして思うのは、一番早く簡単に問題解消できるのは、やはり専門家の手を少し借りること、つまり心理セラピーを受けることです。（手前みそになってしまってるかもしれませんが、私はそう思っています）

自分でなんとかしようとするのももちろん悪いことではないのですが、沢山の情報があふれる中で一般の方（心理療法が専門ではない方）が、正しい、というか、ちゃんとした良い情報を見分けることって結構難しいと思いますし、

自力で手探りで進むと手間も時間もとてもかかるので、人生の中の貴重な時間がもったいないかと思います。

こちらのセラピールームに来られたお客様もよくおっしゃってますが、

「ネット検索して、本読んで、自分で色々試しては見たんですが、やっぱりネットや本を読んで、我流で取り組んでみても、細かい所までは分からないですね。」

「実際、こうやって会って直接教えてもらったら、全然違いますね。今日、初めて理解できました。」

などの感想をいただくことは、とても多いのです。

～

早く心の悩み・問題を解消すればそのぶん早く、人生の選択肢が広がります。生きる世界も広がります。

例えば、人間関係が楽になれば、行ける場所も増えるので出会える人も増えたり、できる仕事の幅も増えたり、遊びの幅も広がったりして生きる世界が変わってるかもしれません。

人生は、ある意味、とても短くてあっという間に過ぎていくので、早く心のブロック（思い込み）をなくして本来の自分に戻って、本来の自分の力を十分に発揮できる状態になっていけるといいなと思います☆

 

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