【問題解決の秘訣】パターン化したプログラムを変えること｜心理学講座

【問題解決の秘訣】パターン化したプログラムを変えること｜心理学講座

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、” 心理学講座｜問題解決の秘訣は、パターン化したプログラムを変えること”です。

 

悩み・問題はパターン化している

私たちの悩み・問題は、よくよく考えてみると今に始まったことではなく
 
「以前にも似たような状況におちいったことがあった」
「昔からずっと続いている」という悩みは多いことでしょう。

 

そうなんです。

悩み・問題は、繰り返し起こっていることがとても多いのです。
悩み・問題は多くの場合、”パターン化”して繰り返し起きるのです。

 

ですので、悩み・問題を改善する秘訣の一つは、このパターン化に気づいて、繰り返されているパターンを崩していくことなのです。

 

パターン化したプログラムに気づく

悩み・問題が繰り返し起きている時、そこには”パターン化”が見られます。
そして、”パターン化”を引き起こしている”プログラム”のようなものが存在していることがあります。

プログラムと表現したのは、それは「もう自分の意思とは関係なく、自動反応的に同じことが繰り返される」ものだからです。

 

といっても、ご本人さまは気づいていない、自覚していないということもよくあります。

なぜなら、自分にとっては「昔からずっとそうだから」「当たり前すぎて」、パターン化してしまっていることに気づかないのです。

 

まずは、このパターン化を引き起こしている不都合なプログラムに気づいていくことが必要になります。

 

ここはなかなか自分で気づくのは難しい方もいらっしゃるでしょう。

他人のことはよく分かっても自分のことはなかなか分からない、またはうすうす気づいていいても認められないという方もいらっしゃるかもしれません。。

ここは専門家の力を借りるものおすすめかと思います。

 

パターン化したプログラムを変える

悩み・問題のパターン化プログラムに気づいたら、それを変えていきます。

パターン化を変えていくときの最初の簡単な第一歩、けれどもとても大切なステップは、”いつもと違うことをやってみる”ことです。

パターン化しているということは、つまり、”いつも同じことをやってしまっている”ということでもありますね。

ですので、パターン化を崩すためには、”いつもと違うことをやってみる”のです。

とてもシンプルですが、最初の大切なステップになります。

いつもと違うことをやってみて、それでパターン化が崩れて、それをきっかけに悩み・問題がなくなってしまえば、とても楽に問題解決につながりますね。

 

”いつもと違うことをやってみる”　といっても、自分にとって無理のない範囲でできることでいいのです。

簡単なことでいいのです。簡単なことでいいので”しばらく続ける”というのがとても大切になります。

しばらく続けないと、”変化（の結果）”は分からないのです。

 

いつもと違うことをやってみる　がうまくいかない場合

”いつもと違うことをやってみる”ことが、なかなかうまくできないという場合や、”いつもと違うことをやってみる”を挑戦して続けてみたけど、いい変化は起こらなかったという場合は、次の対策が必要なケースでしょう。

悩み・問題の種類やその根深さなどによって、簡単に改善していける場合と、そうではない場合がやはりあります。

悩みや問題が少し根深い場合は、「気づくこと、行動を変えること」だけでは、なかなか問題解決ができないことがあるのです。

そのような場合は、悩み・問題の根本原因、また、感情面などを含めて、もう少し細かく状況を見ていくとよいのです。
（この辺りは、専門家の心理療法を受けられると分かりやすいし、変化が早いかと思います。）