親への怒りを抑え続けた結果、私は自分の人生を生きられなかった…
心の奥で、親への怒りを感じ続けていませんか?
そして、親への復讐、親への仕返しの人生を歩んでしまっていませんか?
そして、今の人間関係の中で、親と似た人に何度も出会っていませんか?
人間関係の中で、親の投影を起こしていませんか?
自分の内面に深く向き合うと、なかなか避けては通れない親子関係の話を、心理カウンセラー自身のエピソードも含めて書いています。
親子関係に関する、過去の私の気づき
今日は、「過去の私のエピソード」記事でお送りします。
幼少期の親子関係が人生全体に影響を与えていた…といったお話です。
私自身もこれまで、カウンセリング/コーチング、配置セラピー(家系、家族システムのセラピー含む)など沢山受けてきて、
いろんな向き合いをして、いろんな気づきを得て、過去に比べたらもう本当に大きく変わったのですが、
そんな流れの中で、数年前にまた一つとても大きな気づきがありました。40代以降での気づきの話です。
必要な方に届いて、何かのヒントになるといいなと思います。
親への怒りをずっと抑え込んでいた…
あるとき、家族・家系のことを扱う配置セラピーのあるセッションを受けたことがきっかけで、
その後数ヶ月に渡って、いろんなことがつながって、とても大きな「まさか!」の気づきを得たことがありました。
それはもう、私にとってはほんと人生ひっくり返るわ…😢ぐらいのレベルの、なかなかの相当な衝撃的なことでした。
ひと言で言うと、
実は、親への怒りをずっと抑え込んでいたこと。そのことに、自分の人生が大きく大きく振り回されていたこと。
その当時の私の言葉で言うと、
「私のこれまでの人生は、”父親への復讐”が土台にあったんだ…」
(*当時この言葉が流行っていたのもあり。。)
「これまでの人生での選択基準は、ほとんどが”親への反発”にあったかも…」
「私の価値感の結構大きな部分を”親への反発心”が作っていたかも…」
ということでした。
こんなふう書くと、言葉的にちょっと過激に思う方もいらっしゃるかもしれません。
が、当時の自分が、率直に思ったのはこの言葉だったのでした。
これに気づいのは、もう人生が半分過ぎた40代、
その時のショックは、結構だいぶん大きくて、
でも、心の奥ではとても納得するものがありました。
親への反発心が土台にあった…
私の父は、結構厳しい人で、しかも自分の考えが正しいと強く思っている面があり、頑固で思い込みが激しいとも言える部分がある人でした。
昭和の頑固親父とも言えるかもしれない、そういうタイプの人でした。
父には、全く悪気はないのですが。むしろ、「自分なりに、とても考えて」「自分なりに、良かれと思って」という感じなのでした。
ただ、その自分なりの思いが強すぎて、周りの意見をなかなか聞き入れられない。そして、結果、家族を振り回してしまっていたことが問題だったのかもしれません。。
(ちなみに、今の父は少しマイルドになりました。)
振り返ると、そんなこんなで、特に幼少期は、家族みんながこの父親の「自分なりの正しさ」からのしんどい影響を結構受けてきたなと思う部分はありました。
よく父と母は夫婦喧嘩もしていました。父は母をバカにしていました。
特に子どもの頃は、「女や子どもの言うことなんか…しょうもない」みたいに言っていて、父は母の言うことを聞かないことも多く、アルコールを飲み過ぎることなどもありました。
子ども言うことも、母の言うことも、「それは違うぞ」とひと言で全否定することもありました。
私は父からは好かれていてかわいがられてもいたのですが、
やがて「父が好きなものは、私は嫌い」と、なぜか自然と思うようになりました。
そういう表面的な分かりやすいことだけでなく、心の奥では密かに、きっともっと強く大きな反発心を抱えていたんだろうと思います。
当時、自分でも全然気づいていなかったですが…。
親とは”逆”を選択し続けていた…
振り返れば、人生の中で、結構重要な選択の場面に来たとき、私は父とは逆を選択することが多かったのです。無意識に。
新卒の頃の職業選択も、人間関係も、所属グループ選びとか、恋愛・結婚なども含めて、もはや人生全般にわたり。。
そして、自分の価値感も。いつの間にか、幼少期に見ていた父と、ある意味、反対のものを大切にする人間になっていました。
「人は皆平等だ。どんな人も大切な存在だ。人をバカにするのは許さない。
人を勝手に決めつけてはいけない。ちゃんと話せば、誰とでもわかり合えるはずだ。
上に立つ人間は偉そうにしてはいけない。自分ができてないくせに下の者にいばる人は最悪だ。
人の言うことを一旦はよく聞くこと。話も聞かず、自分の考えだけを一方的に押しつけてはいけない。誰とでもちゃんと話せば通じ合える。」
いつの間にか、そんな価値感を強めに持つようになっていたのでした。
ある意味、良い面とも言えるけど、これが過剰すぎたら、やはりちょっとズレてしまいます。
私はこの価値感のために、確かに私はズレていた面もありました。。仕事以外の面でも。人生全般にわたり。。
そして、人生の重要な選択も、父だったら選ばないだろう方、父だったら逆をすすめるであろう方を、なぜか選んでいました。
父親がやっていたこととは逆の道へ、なぜか進んでしまっていたのでした。
ある意味、ずっと押さえ込まれていた反発心もあったでしょう。表面心理では、全く気づいてなかったですが。
父への反発を証明し続けていた人生前半だったのかもしれません。気づいた時は、本当に「まさか…」でした。
そしてもう一つは、きっと私の心の奥には、子どもの頃から見てきた風景の中で、母を守りたい、母の味方でいたいという思いも、実はずっとあったのかもしれません。
「母はバカじゃない」「母はどこもダメじゃない」を証明し続けようとした人生前半でもあったかもしれません。
親への復讐に気づいた時のショック
ここまでの話は、当時、そのように意識していたわけでは全くなかったけれど、あとで振り返れば、そうなっていた…という恐ろしい話です。
気づいた時に、何がショックだったかって、
心の奥に無自覚に秘めていた、この親への怒り・恨みをもっと早くに見つけて、セラピーなどで解消できていれば、
その後の人生の選択が、きっと違う選択をしていた可能性は高いということです。
心地良いと思う人間関係も、心地良いと思う場所も、良いなと思うものも、きっと異なっていただろうし、
嫌なものは嫌だと、もっとはっきり認識できてただろうし、自分には合わないことももっとはっきり、そして早く判断できただろうし。
そうなると、きっと様々なことを異なる選択をしていたかもしれない…。
それまでの選択は、親への怒りが根底に大きくあった上での選択でしたから。
それを解消して、より本当の自分に近づいてからの自分なら、違う選択をしていた可能性があるのですね。。
親と似たような人を引き寄せていた…
あと、他にも特に象徴的な出来事があって、
私はなぜか、頑固で思い込み激しい上司や先生に出会うことが結構多かったのでした。
でも以前は、上の立場の人って、そんなものかなと思っていて、ずっと我慢していました。飲み込んでいました。
結構な失礼や横暴にも、そういうもんだと思って耐えていました。
でも、心の奥では、そいうった上からの横暴とか決めつけ・押しつけのようなものに、とても敏感で、心の奥は大きく反応していたでしょう。
こういった反応を「投影」といったりしますね。
自分の内面の未解決の部分を相手に、勝手に映し出して、反応してしまう現象です。
私が表面的には、どんなに聞き分けの良い?何も言わないおとなしい子?みたいだったとしても、反発心がにじみ出ていた可能性はありますね^^;
そのような上司や先生からすると、なんかかわいくない子、何考えてるか分からないし、なんか反抗的な目で見てくる子?感じみたいになっていた可能性もあります。
私には、全くそのつもりがなくても。
*ちなみに、人間関係では、このような投影が起きている場合もありますが、
一方で、または同時に、本当に相手側に問題がある場合もあって、そんな時に、正確な判断・見極めができなくなってしまうのも、問題なのですね。
つまり、たとえ上司や先生でも、本当に理不尽な失礼や横暴なら、それを許す必要は無くて、
それなら、私の方で、「この人は私には合わない」「私は、こういう人は苦手」という判断をちゃんとして、
「自分を変えようとか、自分が悪いんだ」とか思ってしまって頑張らずに、
しっかり線引きをしたり、さっと離れるというのも、一つの重要な選択肢なのです。
ですが、過去の私はそういう判断も、とても弱かったのです。
人間関係の見る目無かったということでもあるでしょう。特に、上の立場の人に対して。
これも、おそらく「父との関係」の奥深いところが未解決だったために、起きていた現象の可能性があります。
ひと言、言っておきたいこと
ちなみに、ここに書いたのはあくまで「父のキャラのほんの一部」ですので、
そこの所は勘違いのないよう、どうぞよろしくお願いいたします。
父がこのように「自分が正しい」の思いが強くなっていたのにも、ちゃんと大切な理由があるのです。
そして、父には、その他の面も沢山あって、良い面も沢山あります。
父はもともと弱い者いじめなどする人ではないし、ずるいことをしようなど全く考えないし、「全うに、良くなるように」ととても考える人です。心根はとても良心的で、いわゆる正直者でもあり良い人でもあるのです。
父からの良い影響も、私はもちろん受け取っています。
それに、父が頑固だったおかげで、結果、巡り巡って私のキャラが構成されたという面もあり、つまり感謝できる面もあるのです。
(配置セラピーなどによって、最後には、このように統合されていきました。今は、もう怒りも恨みも収まり、感謝があります。)
ちなみに、たとえ親がこのような強固な親だったとしても、そんな親をの言うことを聞くのをやめて、適当に聞き流す、真に受けないという選択もあるといえば、あるのです。
それをできないのは(しないのは)、ここにも重要なポイントがあって、ここに「親を助けたい」などの深層心理があったりする場合は多いです。
配置セラピーでよく扱うテーマの一つです。
皆さんは、ぜひ気をつけてくださいね
話を戻すと、、
これらが、「父の影響だったんだ…」と気づいた時のショックといえば、とても大きかった。。
失ったものは結構大きかった。もっと早くに気づきたかった。はやくセラピー受けてたらよかった。
という、恒例の?!私の残念エピソード再び。。です。
できるだけ早く、できれば若いうちに、自分に向き合うことをやったらいいと薦めるのは、こういう私の苦い後悔がいろいろあるからでもあります。
皆さんは、こんなふうにならないように、ぜひ気をつけてくださいね。
早めに気づいて、早めにアンテナ立てて、対処していってくださいね、ぜひ。
さらに言うと、表面的なコーチング(思考、行動の変容)だけでなくて、対話だけのカウンセリングだけではなくて、
ある程度深い所を見れるような(過去や幼少期や家族・家系を扱ったりして、あなたの無意識の思い込みを変えられるような)心理療法を受けたりして、自分の内面に向き合うことが、私のような遠回りをしないための選択肢かな…と、私は思っています。
当セッションルームでも、心の表面だけでなく、状況やご希望に合わせて、心の深い所も扱うセッションを行っています。
⇒当ルームの特徴|心の整理から変化までを扱うカウンセリング/コーチング
文中に何度か出てくる「配置セラピー」も、親子関係や家族システムの深い所を扱うセラピーです。
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父親とのエピソードは、以前こちらにも書いています。
「自分が正しい、自分はすごい」頑固な父親に 悩む方へ|その心理と対処法
