目標設定のコツ｜それは本当にやりたいことですか？

 

目標設定のコツ｜それは本当の目標ですか？

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、” 目標設定のコツ｜それは本当にやりたいことですか？”です。

 

それは本当に目標ですか？

皆さんも、「こうなりたい」という目標を考えることってあるでしょう。

例えば、

例１「ダイエットして〇〇キロになりたい！」

例２「転職したい。」

例３「幸せな結婚したい。」

例４「〇〇大学に受かりたい」「△△の資格試験に受かりたい」

 

など。

 

このように目標設定をする時に気を付けるといいことを今日はお伝えします。

それは、”目標と手段”を混同しないで”ということです。

 

目標と手段の混同していると、やる気が出ない

目標設定をする時に、私たちはつい”目標と手段”を混同して取り違えてしまっていることがあるのです。

それはどういうことかというと、、

上記の例１「ダイエットして〇〇キロになりたい！」の場合、一見、〇〇キロが目標のように思えますが、その目標ではなかなか達成しにくいんです。これでは、なかなかやる気が出ません。モチベーションがあがりません。

なぜなら、〇〇キロは、目標というより”手段”なので。

〇〇キロになることによって（手段）、で、どうなりたいの？（本当の目標）　ということなので。

 

じゃあ、結局どうしたらいいのかというと・・・

あなたがいつものように目標設定をする時に、

「で、どうなりたいの？」と”目標のその先”を考えるのです。

 

例えば、例１の場合は、「〇〇キロになって、で、どうしたいですか？」ということです。

「〇〇キロになって、あの服を着れるようになって、かわいいと言われたい」とか。

 

これなら、動機がより明確になって、脳が目標に向かって動いてくれるのです。やる気が出やすい状態になります。

 

 

それは本当の目標ではなことに気づくかもしれない

例えば、例２「転職したい。」の場合は、一見、転職することが目標のように思えますが、それは本当の目標でしょうか？

”自分が本当にやりたいこと”なのでしょうか？

そんな時は・・・

 

”目標のその先”を考えるのです。

「転職して、で、どうなりたい？何がしたい？」というふうに。

 

●例えば、転職して、

「もうサービス残業をしたくない。自分の時間が欲しい」かもしれないし、「給料をもっと欲しい」かもしれないし、「本当は営業の仕事がしたい」かもしれない。

これは「快を手に入れたい」という動機ですので、やる気が起きやすい動機でもありますね。

または、「もしかしたら、転職をしなくてもその動機は叶うことかもしれない」ということに気づくことができるかもしれません。

 

●例えば、逆に

目標は思い浮かばないけれど、「とにかく今の環境が耐えられない」「今の人間関係から逃れたい」というような、実は後ろ向きな動機に気づくかもしれません。

後ろ向きな動機というのは、「恐れ（不快）を避ける」動機という意味です。

この動機ですと、なかなかモチベーションは上がりにくいでしょう。

または、転職した先で「やっぱり違う」となってしまうかもしれません。なぜなら、「恐れ（不快）を避ける」ための行動だったわけで、「快を手に入れたい」という本当の目標・動機で動いていたわけではないからです。

 

目標設定のコツ

目標設定のコツをまとめると、

上記のように”目標のその先”を考えてみることです。

本当の目標が明確になれば、やる気も出やすくなります。

 

また、その目標は、「快を手に入れたいのか、または、不快を避けたいのか」という視点でチェックしてみるのもおすすめです。

、「快を手に入れたいのか、または、不快を避けたいのか」は、似たような表現で「その動機は、愛か恐れか」とも言ったりします。

 

「結婚したい」「転職したい」など

日々、よく聞くお話です。皆さんにも、身近なテーマかもしれません。

一度、こんなふうに考えてみてください。

「結婚して、で、どうなりたいの？」

「転職して、で、何を手に入れたいの？」

一旦別の視点で考えてみると、また新しいものが見えてくるかもしれません。