親との関係、親子関係の悩み(コラム集2)
親との関係、親子関係の悩み(コラム集2)
自分に自信がない・人間関係が苦手・アダルトチルドレン改善の心理カウンセリングルーム(大阪・東京・オンライン)の心理カウンセラー中田です。
今回は、親との関係、親子関係の悩み に関するコラム集(過去記事集)です。
◎このホームページの”アダルトチルドレン”に関するおすすめ記事はこちらです↓。こちらも参考にしてください。
アダルトチルドレン克服のカウンセリング(大阪/神戸/京都/東京/オンライン)
親との関係、親子関係の悩み(コラム集2)
ここからは、親との関係、親子関係の悩みに関する記事集のページです。別ブログに書いていたものをここにまとめました。2014年~2021年の間に書いていた記事集です。
コラム集1の続きです。
~~過去記事集はここから~~
もうすぐ父と母の誕生日です。誕生日に思うこと。【プライベート記事】
今日はプライベートのお話です。
もうすぐ故郷の父と母の誕生日です。
今年は、これまでとも、また少し違った心境の自分がいることに驚いています。
私は30代前半ぐらいまで、
ずーっと父も母も嫌いでした。許せませんでした。話したくありませんでした。
あの家にはどうしてもどうしても近づきたくないという思いが強くて、
社会人になってからは、実家にも極力帰らず、疎遠でした。
30代前半ぐらいから、
心理カウンセリングや心理学講座など
いろいろ受けて、少しずつ
自然と親への見方も変わっていきました。
(*無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしたわけではありません。無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしなかったからこそ、あれ以上こじれなかったと思っています)
そして、今では、↓こんな感じに想っていて、心穏やかです。
父親は、”自分なりで、人の話が聴けない”けれど、”私のことを想ってくれてた”のは分かる。
母親は、”自分なりの範囲で”だけど、”時々は私を見てくれていた”のは分かる。
”その人なりに”やろうとしてくれていた。
この一年で、私の中で親への感謝の気持ちが
また深まったような気がしています。
今年はそんな気持ちでプレゼントを選ぼうと思っています^^
~~
文中のここ↓
(*無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしたわけではありません。無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしなかったからこそ、あれ以上こじれなかったと思っています)
心理カウンセラーとしては、ここはちゃんとお伝えしたいところなので、また改めて記事を書きますね。
最初から、仕方ないとゆずったり、物分かりよく悟ったり、本心と違うことを無理矢理しようとするのはおすすめではありません。
2016.11.09
”親をゆるしましょう”という言葉についてお伝えしたいこと。
上の記事の続き。補足です。
*無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしたわけではありません。無理に頑張って、親を許そうとか受け入れようとかしなかったからこそ、あれ以上(親との問題や私の精神状態が)こじれなかったと思っています
と書いていたのですが、ここはちゃんとお伝えしたいところなので。
心理学やカウンセリングの中には
”とにかく親をゆるしましょう”
”親をゆるせないと幸せにはなれません”
というものもあります。
それを否定するわけではないのですが・・。
最終的には、
ひどい親でも ”ゆるす” ”受け入れる”というような気持ちに
いつか自然になれたとしたら、それは幸せなことだとは思います。
ただ、それは
”自分が十分に納得して”
”自然に”
というのが大切だと、私は思っています。
心理カウンセラーとして
これまで色んな心理学にふれたり
色んなカウンセリングにふれてきた中でも
感じたことなのですが、
まだまだ本当は苦しくて、怒っていて、悲しんでいるのに、
ひどい親をゆるそうとして、
「ゆるさなければ・・」と自分に無理矢理言い聞かせたり・・
「もうゆるせた」と無理矢理思い込んだり・・
無意識にも頑張ってそうしようとしているのなら、
それは逆効果だと、私は思っています。
そんなことしたら、本当はしんどいでしょう。。
あなたの心は泣いてませんか?
余計つらくなっていませんか?
本当は悲しんでいるのに、もう悲しくないといったり・・
本当は怒っているのに、怒ってないといったり・・
そんな時、あなたの心はどんなふうになっていますか?
あなたの心の本当の声をちゃんと聴いてあげましょう。
それがまずは一番大事です。
(聴いたつもりでも、ちゃんと聴けてなかったり、
まだまだ十分に聴けてない人は多いです。)
親をゆるそうとするのは、その後でいいんです。
私はそう思っています。
2016.11
”親に愛されなかった”あなたへのメッセージ
今日のブログは、”あなたへのメッセージ”です。
親に愛されなかったあなたへ
それは、とてもとても大変な経験だったと思います。
幼少期の親の愛情不足は、やっぱり相当なダメージかもしれません。。
あなたは何も悪くないのにね。。
でも、そんな中で生きぬいてきたあなたは
他の誰も経験できないような経験をしてきたわけで・・
その経験から、
他の誰もが持っていないような大きな力を得ているんです。
何かを失ったぶん
そのぶん得たものは必ずあって
失ったものが大きければ大きいほど
さらにそれ以上の大きな何かを、
きっとあなたは得ているんです。
今はまだ、気づいていなかったとしても
あなたの中には、本当はすごい力が眠っている。
この世は、そういうふうにできているんだと思います。
何かを持っていないなら、別の何かをたくさん持っている。実は。
何かを捨てれば、その分、別の形で何かが入ってくる。
何かを失えば、それと同じぐらいの別の何かが入ってくる。
何か苦手なことがあるなら、それと同じぐらい、何か得意なことを持っている。実は。
夜は永遠には続かない。
夜の後には必ず夜明けがあって、朝が来る。
私たちが生きてる世界は、そういうふうにできている。
大きな存在がいつもどこかで見守っていてくれて
大~きな視点で、バランスとってくれているんですよね。
2016.10
親の過剰な心配が子どもの力を奪ってしまう…
子どもを持つ親にとって
子どもへの心配事は、
後を絶たないのではないでしょうか?
危険な目に合わないように・・
失敗しないように・・
先回りして、注意をして。
その子が楽しく居られるように・・
将来幸せに生きれるように・・
万全のレールを準備して。。
それは、
子どもが幸せに生きていってほしいと
願ってのことなんですよね。
でも、手を出し過ぎると
それは、子どもの力を奪うことになってしまう。。
どこまで手を出さず、ぎりぎり見守れるか、
子どもの力を信じて、どこまでその子に任せられるか
そのラインと葛藤するのは
本当に親の愛だなあと思います。
ただ、その「ラインとの葛藤」は
人によって、かなり違います。
あんまり葛藤しない人もいます。
そこまで気にやまず
子どもを放っておけるお母さんもいます。
逆に、
心配で心配でたまらない。
気になって気になってしょうがない。
なんとかしてやらないとと、いつも思う。
うちの子は、手がかかる。
うちの子は、いまいちデキが悪い。
そんなふうに思ってるお母さんが
おられるとしたら、、、
それは子どもの問題というより
むしろ、お母さん自身の問題が
あるかもしれません。
まずは、お母さんの
その「心配」を減らすことが
問題解決への道です。
お母さん自身の心配症が
子どもに大きな影響を与えてしまいます。
心配だから先回りしてやってしまうと
子どもの考える力、感じる力を奪ってしまったり
心配性のお母さんと一緒に居る子どもも
心配性になって、いつも不安を抱えて
苦しむようになってしまうかもしれないんです。。
お母さんが癒されることで
子どもへの、そんな悪影響は少なくなります。
2016.8
子どもが親を想う気持ちはとても強いもの
日々、心理セラピーをしていて、
よく思うのが
子どもが親を想う気持ちって
本当に強い・・ということです。
好きも嫌いも含めて
愛の強さはすごいです。
そして、
子どもは親のことを
本当によく見ています。
子どもだから
何も分かっていないだろう、見ていないだろう
なんて、、
全然そんなことないんですね。
いろんなことを
無意識で見ている。。
無意識に心に焼き付いている。。
という感じでしょうか。
そして、特に小さいころの
子どものやわらかい心は
いろんなものを吸収しやすいですね。
良いものも悪いものも。
そして、とても傷つきやすい面も
持っています。
子どもの心を大切にしたいなと思います。
あなたも「子どもの頃に
傷ついた、子どもの心」が
あるとしたら
大切に扱ってあげましょうね。
癒しが大きく進むと思います☆
2016.6
大きな愛があるからこそ、愛がこじれてしまって…。【子育て・親子関係の悩み】
前回の記事 では
「子どもが親を想う気持ち」
について書きました。
同じように
カウンセリングをしていると
「親が子を想う気持ちの強さ」を
感じることも多いのです。
「愛が強いからこそ、
こじれてしまっている」
「愛が深いからこそ、
苦しんでいる」
そういうこともあるんですよね。。
親から子へ
子から親へ
お互い本当は愛があるのに・・
ただボタンのかけ違いが起こっていて、
うまく循環していないだけ・・
というのは悲しいですね。
なんだかせつないですね。
そのボタンのかけ違いが
早くなくなるといいですね。
2016.6
”親をゆるそう”と無理しなくていいのです【親子関係の悩み】
先日、母親の誕生日でした。
私の実家は島根県なので、
両親は今、島根の田舎に住んでいます。
今年は「手紙を書こう!」と思って
かわいいレターセットを選んできました。
日常生活で「手紙を書く」って、もう最近あまりしなくなりましたよね。
なので、レターセットを選ぶこともなかなかなくて、楽しく迷ってしまいました♪
何を書くかは最初からなんとなく決まっていて
「母から、してもらったこと」。
今年はそういう心境でした。
私の家庭も色々な事情のある家庭でした。
「なにも問題のない家なんて、そんなのほとんどありません。」ともいえるぐらい、どこの家でも色々なことがあるものですが、、、幼少期の私の家も、だいぶ「子どもが生きづらい環境」でした。
(*また、少しずつ記事にも書いて行こうと思います。)
私も、そんな幼少期にできた様々な心の傷・心の問題に取り組んだ時期がありました。
その頃一度、心理療法の一つとして、母へ「してもらったこと」の手紙を書いたことがあります。
10年前ぐらいでしょうか。。
その時と今回で、やってることは同じですが、「気持ち」は全然違うものでした。
タイミングってあるんですよね。
「母に、してもらったこと」を書いて、
「親の愛に気づいたり」「親の愛を受け取る」ことを、無理せず自然にできるようになるには、タイミングがある。そこに行くには、いくつかのステップを踏む必要がある。ってことだと思います。
ムリして頑張ってやろうとしても「無理なものは無理」かと・・思います。
本当はそう思えないのに無理して、「親の良い所を見つけよう」とか、「親をゆるそう」とか「親に感謝しよう」と頑張ろうとしても、それはつらいです。
そんなふうにご自身を苦しめないで欲しいなと思います。。
いくつかの段階を踏んでいけば、親との関係は「自然に」楽になっていきますから。
2015.12
自分の子は自分と同じ気持ちであるはずだという勘違い
どんなに自分の子どものことを好きで、
親なりにかわいがってるとしても・・
その気持ちだけで、子どもが幸せになれる
というわけではありません。
親なりのやり方が
子どものニーズに合っているのか
時々確認は必要ですよね。
「親なり」のやり方、
「一方的な」やり方
だけではやっぱりダメなんです。。
「一方的」では、ただの押しつけ、
極端に言えば迷惑に
なってしまうかもしれません。。
例えば、魚がキライな子に
お父さんがお仕事帰りに
子どもが喜ぶだろうと
高級お寿司をいつも
買って帰ってあげてるとしたら
どうですか?
子どもは全然嬉しくない。。
だって、魚嫌いだから。。
その子が、お父さんの好意に気を遣って
「お寿司はあんまり好きじゃないんだ」
と遠慮がちに打ち明けたとしても
お父さんは
「これは雑誌に載ってる有名店の
高級品なんだぞ。
お前も食べたいだろうから買ってきた。
こんなお寿司が食べれるなんて
お前は幸せだなあ。愛されてるなあ。」
と言って、、、
子どものいう事を全然聞いてない。。
子どもも自分と同じように
お寿司が好きで、高級お寿司を喜んでると
一方的に思い込んでいる。。
「自分の子なんだから、自分と一緒。」
と勝手に決めてる。
こういうことって、ありませんか?
これって、言い方を変えれば
子どもを一人の人間として、
ちゃんと見ていない。知ろうとしていない。
子どもを一人の人間として、尊重していない。
とも言えるのかもしれません。。
自分の子は、自分と同じ。
自分の子は、自分のもの。
みたいに、無意識で
思ってしまってるのかもしれません。
親子では、よく起こりがちなことですね。。
これでいいんでしょうか?
子どもはそれで本当に幸せでしょうか?
「親は親、子どもは子ども。
たとえ親子でも、別々の人間。」
こんな考え方も
忘れずに心に留めておけたら
幸せな家庭が増えるなあと思います。
2015.9
過保護・過干渉の親から受ける影響はきついですね
「過保護・過干渉の親」からの影響というのは
周りの人に、なかなか理解してもらえないものですね。
子ども本人さえ、気づいていないことも
よくあります。
そして、たいてい周りの知人や
ご近所さんはこう言うでしょう。
「かわいがられて育ったんだね」
「優しい親御さんだね」
「あたたかい環境で育ったんだね」と。
~~
確かに、うちの家は周りの人から見たら、
きっと恵まれた家庭環境に見えるだろう。
いつも愛想がよくて明るく元気でご近所や友達に評判のお母さん
子どもが好きで、子どもと沢山遊んでくれる優しそうなお父さん
毎日家族でそろって夕食を食べて
いろんな物を不自由なく買ってもらって
週末にはしょっちゅう家族でお出かけしていた。
「そんな家庭で育ったなら
悩むようなことなんて何もないでしょ。」
と周りの人は言う。
でも、そう言われるとなんか苦しい。。
なんか、そうじゃない気がする。。
でも、周りの人みんな
「あなたの家は恵まれてる。
あなたの親はいい親だ」と言うから
やっぱりそうなのかなと思う。
私の感じてること、間違ってるのかな。
自分の考えすぎなのかな。
自分のとらえ方が悪いのかな。
と。。
~~
過保護、過干渉の親を持つ人には
こんな苦しさがあるかもしれません。
親は私を嫌ってるとか憎んでるとかじゃない。
私のためにと、色々しようとしてくれる
のは分かる。
それなのに苦しいと思う私が
やっぱり悪いんだろうか。
そして、周りの人には分かってもらえない。
みんな親の方の味方。私が悪者みたいに言われる。
こんな分かりにくい、つかみどころがない
苦しさかもしれません。
これはしんどいですよね。。
そんな方へのカウンセリングもしています。
「あなたのとらえ方が悪い」なんて言いません。
あなたを責めるようなことはありません。
安心してご相談ください。
2915.6
あなたの親は、受容的でしたか?それとも攻撃的でしたか?
今日は「攻撃タイプの親・受容タイプの親」
というお話です。
もしもこの2つに分けるとしたら・・
あなたの親はどちらのタイプでしたか?
そして今、あなたは
どちらのタイプの親になっていますか?
「攻撃タイプの親」というのは、ここでは
「子どもの言うことを受け止めない」
場合が多い親です。
例えば
子どもが何かを言った時の返答に
「うん」「そうなんだね」と言うことは
ほとんどなくて
「はあ?」「何言ってるの?」「違うでしょ?」
など、すぐに反対意見を言ったり・・
子どもがびっくりするような大声や
キツイ口調で返事したり・・
バカにするように笑ったり・・
その他にも
いつも「もっと頑張れ!」と言ったり
いつも先回りして「これがいいよ」
「これしなさい」とすすめたり・・
というような、一見「攻撃」には
見えないようなことでも
子どもにとっては
「自分を受け止めてもらってない」
と感じたりするんです。しょぼん
そして、、、
親からいつも「受け止めてもらえない」
と感じる状況が続くと、その子は
みんなが攻撃してくるように感じる
誰に対しても身構える
自分の身を守ることに必死になる
そのために他人を攻撃する
というようなことが
起こってくるかもしれません。。
これは、つらい状況ですよねショック!
そうならないためには
受容タイプの親でありたいですね。
ただし、受容タイプといっても
いつもいつもというわけにはいきません。
子どもがどんなことをしても
「いいよいいよ」と許すことはできません。
しつけとか社会のルールとかも
とても大切ですものね。
社会のルールやしつけ面は大事にしながらも
子どもの気持ちを受け止めてあげることが
必要なんです。
2015.1
世代間連鎖~親のそのまた親からの影響
今日は、家族の風習、しきたり、世代間連鎖
のお話です。
私たちの親が生きてきた昭和の時代、
戦後の時代は、どんな時代だったのでしょう。
親と私達では、
生きてきた時代が違います。
親と話していると
「それ、いつの時代のこと?」
「今は平成だよ!!」
「今と昔を一緒にされてもなあ・・。
時代は変わっていくんだし。」
と声を大にして言いたくなることが
よくあります^^;
うちの実家は田舎で、のどかというのも
あるかもしれませんが、
私の親たちは時代の変化に
あまり敏感ではありません。
まして、テレビニュースに流れないこと、
例えば、心の内面の複雑な話などには
接することがほとんどないんだと
思います。
それに、自分の考え方に合わない情報は
最初からスルーしているのでしょう。
そして、今でもその家のやり方、風習、
しきたりを固く信じていたりします。
「目上の人を尊敬して立てなければいけない」
「努力して努力して、上へ上へ上がって行け」
「他人に弱みを見せたら、負ける」
「人生とは辛いものだ。楽しい事なんてほとんどない。」
「苦労するのが素晴らしい」
などなど、その他たくさんたくさん・・^^;
昭和の時代の影響もあるでしょうし
親のまた親からの影響も大いにあります。
親のまた親からの影響も、これもまた
本当にすごく強いなと思います。
うちの父親もよく
「~と、おじいちゃんが言っておられた」
「~と、お父さんのお母さんも言っていた」
「~と、お母さんのお父さんも
同じこと言っていたんだぞ」
と誇らしげに話したりしますが
「うん。で?それがどうしたの??」
「お父さん、それを誇らしいと感じてるのは
あなただけかもしれません。」
と私は言いたい。。
うちの父親は、自分の親の言っていた
ことを何よりも信じてきた感じです。
外からの風、別の考え方、情報を
取り入れることは、本当にすごーーく
大切なことだなあと思います。
自分の好きな考え方、
自分の好きな世界だけでは
やっぱり世界がどんどん狭まってしまって
どんどん狭くて強固なものになって
しかも、その中で自分がとても優秀で
素晴らしく見えてきたりするのかもなあと
思います。
そうなると、ますます外からの風を
受け入れられなくなって・・
悪循環ですよね。。
2014.10
幼少期からの親子関係が、あなたの現在の悩み・問題に影響を与えている
今日は親子関係の悩みについてです。
親のことを嫌だと思うこと、あると思います。
親を憎むこともあると思います。
「今、自分がこんなに苦しんでいるのは
親のせいだ」と思うことも
あるでしょう。
あなたがそう感じるなら
今、あなたにとって、それが真実です。
私は、そういうあなたの気持ちを
悪いことだと思ったり、否定したり
批判したりしません。
一方で、少し視点を変えて
「親の人生を考えてみる」と、
また別の気づきが生まれることも
あります。
親は子供の頃、どんな家庭で過ごして
毎日どんなことを想っていたのか
親のそのまた親はどんな人だったのか
親は自分の父親、母親とどんな関係だったのか
親は、親自身が中学生、高校生、社会人、
結婚、、、それぞれの出来事の中で
どんなことを感じながら生きていたのか
などなど・・・
そこをひもとく心理療法があります。
ご自分で考えてみてもしっくりこない時は
カウンセリングを受けてみられませんか?
2014.10
家族のためにこんなに頑張って働いてるんだぞ!!と…
休日はパソコンをあまり見ないで
家族サービスに努めようと思いつつ
さっそくブログを書いてしまっている
休日の午前中です。
まだ主人は寝ています。
今のうちだ!!です。
最近、少し気になるキーワード
「こんなに頑張って働いているのは
家族のためなんだ!!」です。
これはテレビドラマなどでも
とてもよく耳にするセリフですよね。
お父さんが
「こんなに頑張って働いているのは
家族のためなんだ!!(怒)」
他にも、これもよく聞く話ですね↓。
お母さんが子供に
「こんなにガミガミ言うのは
あなたのためなのよ!!(怒)」
「家族のため」
「あなたのため」
本当にそのとおりな場合もあります。
ただ、注意したいのは・・
そうでない場合もあります。
というのは、こういうことです↓
「それは本当に家族・子供のため?」
「家族・子供は、本当に
それを何よりも望んでいる?」
もう少し、突っ込んで言えば
「それは実は自分のためじゃありませんか?」
「それを家族のせいにしてないですか?」
ということです。
今日は自分自身への自戒もこめて
書きました
私もやはり、つい仕事中心に
日々が回ってしまいます。
「家族の望み、家族との
時間も大切にしなくては・・」
とよく思うのです。
2014.9
ひどいことを直接言われたわけではないんだけど…
誰から何かひどいことを言われて
その言葉がいつまでも心に残っている
ということ、ありませんか?
人から直接言われたひどい言葉は
心の傷として、残りやすいですね。
それが、幼少期に親から言われた
言葉だったら、なおさら、大きな傷として
残ってしまうかもしれません。
一方で、「誰かから直接何かを
言われたわけではないんだけど・・」
「でも、いつもどこからか
お前はダメだ、バカだ、遅い
と言われている気がする・・」
とおっしゃる方もいます。
心に傷として残る言葉は
自分に直接言われた言葉だけでは
ありません。
他人が言われていた言葉を
聞いていただけでも
時に自分の中に、
傷として残ることもあります。
特に幼少期は。
父親が母親に言っていた言葉、
母親の父親へ対する愚痴・陰口
父親が会社の部下を責める言葉
など。
子供は親のことを本当によく見ているのです。
親のことが大好きですから。
そして子供の心はとても敏感なのです。
2014.9
ぼたんのかけ違いが起きているのなら…
心の悩みで苦しんでいる方は
幼少期からの親との関係から 何らかの問題が生まれてきていることも多いです。
親子の関係は やはりすごく太くて強い結びつきですし、
親の言動、雰囲気は、幼少期の無防備な状態の子供に、とても大きな影響を与えることは否めません。
そして、心の問題の原因は、「親が悪い」「親の育て方が悪い」となってしまうこともよくあります。
確かに・・本当に親がすごく悪い場合もあります。
逆に、そうともいえるけど、それだけじゃない場合もあります。
仮に「本当に親がすごく悪い」場合でも
ただ、その当時、親に「悪気はない」場合もあったりもします。。
「知らなかった(知識がなかった)」
「分かっていなかった。考えもしなかった。」
「親が、もともとそういう性格(遺伝子的要因)」
「分かっていたけど、どうしても止められなかった」
「親自身が大変すぎて、どうしようもなかった」
などです。
もちろん、”それでは済まされない”ケースもありますが。
時代の影響とか、国民性とか、親のまた親の影響とか
いろいろある中で、親も親なりに精一杯やってきたかもしれません。
親だってただの人間。
間違いも失敗もある。
そして、子を思う気持ちや親心も
どこかにきっと持っている。多かれ少なかれ。
そうなると
「子どもであったあなた自身はもちろん悪くない。(ここは大前提)
ただ、もしかして、親もそこまで悪くないかもしれない。悪気はないのかもしれない。
始まりは、ほんの少しのボタンの掛け違いだったかもしれない・・
そのすれ違いが原因で、こんなに深く傷ついて苦しむことになってしまっている。」
こういう場合もあったりして、
それはとてもせつない気持ちになります。
もちろん、カウンセリングを受けることで、そんな状況からでもお悩み解消できます。
2014.7
親との関係に悩んでいるあなたへ
久しぶりに島根の実家に里帰りしてきます。
実家にはなかなか帰省するタイミングもなく
久しぶりの帰省です。
今回は
中学からの親友に会って
93歳のおばあちゃんに会って
父方と母方のご先祖様のお墓参りに行って
実家で両親と話し
最後に出雲大社に寄って心を清めて?
関西に帰ってこようと思います。
私は高校卒業後に実家を出たのですが、
社会人になったころからか
いつしか実家からどんどん足が遠ざかり
実家に帰ることが気が重くて重くて仕方なくなりました。
その時の自分の本能に従って
(というか、どうしても実家が嫌で、本能?に逆らえなかったデス。)
実家と疎遠になっていた時期がありました。
そんな自分を「やっぱり親不孝かな・・」とか「わがままだよな・・」とか
責める気落ちもずっとありました。
里帰りしないと言うと
周りの多くの人が驚き、
「親を大事にしない親不孝者」みたいに言われます。
友達にも先輩方にも非難され・・
でも、心理学を学ぶようになって
「これで良かったんだな・・」と思いました。
「どうしてもどうしてもどうしてもイヤ」
「あの場所には近寄りたくない」
という自分の本能?に従って、それで良かったんだな・・と思いました。
あのまま実家に気を遣って
自分の気持ちをおし殺して我慢していたら
私はもっと長い間苦しんでいたと思います。
心理学の中には
「親をゆるすこと」
「両親との関係が良好であること」
がまずは基本で
まずこれができないと問題はなくならない。
とする説もあります。
そうじゃないとする説もあります。
私は「そうじゃない」派です。
親だって一人の人間。
自分と同じように未熟な面を持った一人の人間です。
だから、親が偉いわけでも完璧なわけでもないです。
対等な一個人です。
それとどう付き合うかは、大人になった今、
あなた自身が選んで決めればいい。
ほんとうにひどい親だっています。
合わない親、分かり合えない親だっています。
だって親だって普通にただの人間ですから。
日本の文化や時代の影響や
いろんな周りの意見に惑わされて
「親をゆるせない」
「親を大事にできない」
そんな自分を責めて
それであなたが苦しんでいるとしたら
それは違うと私は思います。
どうしたらいいのかというと・・・
こういうスタンスに立ってみてはどうでしょうか。
親も自分も別々の存在。
この地球上にたまたま同じ時代にたまたま家族として
生まれて来たけど、対等な一個人です。
関わりは普通よりは深いかもしれないけど、
対等な大切な一個人どうしです。
親は親の人生、自分は自分の人生を歩く。
まずは自分が自分を幸せにする。
自分自身が幸せになる。
そうすれば、いつしか親を見る目が自然に変わっていきます。
その時「親をゆるせてる」自分に気づくと思います
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