アダルトチルドレン克服のカウンセリング(大阪/神戸/京都/東京/オンライン)

 

 

アダルトチルドレン克服カウンセリング(大阪/神戸/京都/東京/オンライン)

アダルトチルドレン・対人恐怖症・愛着障害~人間関係専門の心理カウンセリングルーム(神戸・京都・大阪・東京)の心理カウンセラー中田です。

アダルトチルドレン、克服のためのカウンセリングについてまとめたページです。

 

アダルトチルドレンとは

”アダルトチルドレン”は病名ではありません。幼少期から機能不全な家族の中で育ったために、大人になってからも生きづらさを抱えている人たちの総称です。

また、よく誤解されがちですが、”アダルトチルドレン”は「大人なのに子どもっぽい人、心が成長できていない人」ではありません。むしろ、その逆です。

”アダルトチルドレン”は「子どもの頃から、大人の役割をしてきた人。子どもの頃に、十分に子どもらしく、安心して、自由に、わがままに居られなかった人」です。

その結果、アダルトチルドレンは大人になった今でも、とても生きづらさを抱えます。

例えば、アダルトチルドレンは無意識にこういう考え方をしがちです。

いい人でいなくてはならない、自分がしっかりしなくてはいけない、他人には優しくしなくてはいけない、怒ってはいけない、いつも笑顔でいなくてはいけない、優秀な人でいなくては・・・とか、過剰に頑張り屋、プレッシャーに弱い(プレッシャーを過剰に感じる)、責任を背負いすぎる、他人の世話をしすぎる、他人に合わせすぎる、他人優先、他人軸・・・etc 

これらは、人間関係、学校生活、就職、仕事、職場、恋愛、結婚、子育て、など様々な場面で大きく影響を及ぼします。

アダルトチルドレンは、とても生きづらいのです。

 

アダルトチルドレンの原因となる機能不全家族

アダルトチルドレンの原因となる「アダルトチルドレンになりやすい環境」は以下のようなものです。

子どもの頃、養育者(おもに親)との関係や家庭の環境が、十分に安全安心な状況ではなかった。安心して子どもらしくいられる環境ではなかった・・。

例えば、親が子どもを十分かわいがれない、守ってあげられない、子どもらしく居させられないなど・・。

このように、子どもの心に深い傷を与えて、アダルトチルドレンを生み出してしまう家族のことを ”機能不全家族”と言います。

アダルトチルドレンを生み出す機能不全家族には、以下のような様々な状況があります。

親の心身の病気や、仕事で忙しくていっぱいいっぱいで余裕がない

虐待、精神的虐待、言葉の暴力

親のイライラを子どもにぶつける、しつけのつもりでとても厳しく接する、

親同士のケンカが絶えない、大声・怒りが爆発する、家の中の空気が悪い、

親が子どもをかわいいと思えない、愛情表現が少ない、

親が子どもっぽい、親子の立場が逆転、

親のかたよった考え方を押し付ける、親の期待が大きすぎる、過保護・過干渉

親の愚痴、親が苦しんでいる、幸せそうでない

親がアルコール依存症などの依存症

隠し事の多い家庭、外面や体裁ばかりを気にする家庭、

・・etc  

このように、一言で機能不全家族と言っても、本当に様々なのです。

そんな中で、子どもの柔らかい弱い心は大きく傷つきます。

また、本来、子どもの頃に満たされるべき子どもの心(感情)が満たされないままでいると、未完了な状態のままになります。

傷ついた心や未完了な心(感情)は、癒されるまでは、あなたが何歳になっても、ずっとあなたの心の奥深いところでくすぶり続けます。

なので、大人になってからも、ことあるごとに心の悩み・問題が出てくるんです。あなたの心の奥底にある未完了の感情が、反応するのです。

人間関係がうまくいかない、ささいなことでイライラする、すぐに涙が出てくる、早くしなくてはといつも追われている気持ちになる、人に接するのが怖い、いつも漠然と不安・・etc。反応は各人それぞれです。

これがアダルトチルドレンに起こっていることです。

といっても、忘れないで欲しいのは、

アダルトチルドレンは、子どもの頃から過酷な状況を頑張って生きてきた人とも言えます。

親が未熟だったかもしれませんし、誰も悪くない場合もあるのかもしれません。。

そんな中でも間違いなく言えることは、少なくとも「あなたのせいじゃない」あなたが悪いわけじゃない」「「あなたは本当によく頑張ってきた」ということです。

アダルトチルドレンである自分を責めないでくださいね。

 

アダルトチルドレン・チェックリスト(あなたのアダルトチルドレン度は?)

ご自分がアダルトチルドレンなのか気になる という方はチェックしてみましょう。

アダルトチルドレン(AC)チェックリスト⇒こちらのページへ

*注:アダルトチルドレン・チェックリストは、あくまで参考程度に使ってください。お一人お一人で、みんな細かく状況は異なりますので。

 

アダルトチルドレンの5つのキャラクター

アダルトチルドレンによく見られる代表的な5つのキャラクターがあります。

あなたは、どのタイプがあてはまりますか?

 

●アダルトチルドレン:ケアテイカー(世話役)

親が子どもに愚痴を聞かせたり、親が力不足だったり精神的に不安定だったりする様子を見て、子どもは自分が親を助けなくては・・と、精神的に親の世話係になってしまいます。

そして、人の役に立つことで、自分の存在価値を感じるようになってしまい、自分を犠牲にしてでも他人の世話をする大人になってしまいます。

これが、ケアテイカー(世話役)と呼ばれるアダルトチルドレンです。

 

●アダルトチルドレン:マスコット(ピエロ役、ごまかし役)

親同士のケンカ、家族内の揉め事など、家族の中の緊張状態をやわらげるために、自分がピエロ役になって、笑いをとったり、話をそらしたり、ごまかしたりして、場の空気を良い方向へ変えようと必死に頑張る子どもです。

大人になってからも、場の雰囲気を自分が悪くなりかけると、自分がなんとかしなければと必死になり、ピエロのようになって笑いを誘ったり、子どもっぽくふるまって場を和ませようとしてしまい、本来の自分ではない態度を取って、結果、周囲から軽く扱われたり、自分の不一致感に苦しさを感じたりします。

これが、マスコット(ピエロ役、ごまかし役)と呼ばれるアダルトチルドレンです。

 

●アダルトチルドレン:ロストチャイルド(関心を向けられない子ども)

機能不全家族の中で、親のために、家族のためにと、自分の存在感を消す子どもです。親に迷惑をかけないように自分は問題を起さないでいようとか、自分は我慢して他の兄弟にゆずるとか、家族のために、自分は子供らしさを抑えて、問題のない子でいようとする子どもです。

自分の気持ちを表現することが苦手で、自己主張なども少な目で、存在感がうすく、孤独感を感じやすい状況になりがちです。

これが、ロストチャイルド(関心を向けられない子ども)と呼ばれるアダルトチルドレンです。

 

●アダルトチルドレン:スーパーチャイルド(優等生)

親や周囲の大人から「優等生」「しっかりした子」と言われるぐらいに、過剰に頑張る子です。

厳しい親からの過剰な期待に応えざるをえなかったり、褒めてくれない親の限度のない要求に応えようとしたり、または、精神的に不安定な親を見て、私が頑張って親を喜ばせよう、私が親を助けなければ、という気持ちから過剰に頑張り続ける子もいます。

これが、スーパーチャイルド(優等生)と呼ばれるアダルトチルドレンです。

 

●アダルトチルドレン:スケープゴート(身代わり、犠牲になる子ども)

自分が問題児になることで、機能不全家族の問題を自分が引き受ける子どもです。

本人には本当は罪もないのに、いじめを受けたり、犠牲になったり、巻き込まれたり、責任を負わされる、などの状況が起こったりします。

本人は強い自己否定感、孤独感、非所属感を感じたり、自分の存在価値を見いだせない、といった苦しさがあります。

これが、スケープゴート(身代わり、犠牲になる子ども)と呼ばれるアダルトチルドレンです。

上記の特徴を一つだけ持っている方もいれば、いくつか重複して持っている方もいらっしゃいます。

いづれにしても、どんな状況だったとしても、ショックを受けたりあきらめたりする必要はありません。アダルトチルドレンをカウンセリングで克服していくことは可能です。大丈夫です。

 

アダルトチルドレンの抱えやすい問題

アダルトチルドレンは、日常生活の様々な場面で、生きづらさを感じます。

人間関係、対人コミュニケーションがうまくいかない、傷つきやすい、自己肯定感、自信(自尊心)がない、落ち込みやすい、目標が見つからない、やる気が出ない、また、とても疲れやすい、常に体調がすぐれないなど、人生全般がうまく回らない状況に陥りがちです。

アダルトチルドレンは、具体的に以下のような悩み・問題を抱えやすいです。

 

アダルトチルドレン特徴①:アダルトチルドレンと共依存

共依存という言葉を聞いたことはありますか?

アダルトチルドレンは、共依存におちいりやすいと言われます。

アダルトチルドレンがおちいりやすい”共依存”とは、例えば、

Aさん(依存する側、問題のある側)と、Bさん(依存される側、助ける側、一見問題のない側)が居るとします。

Aさんが悩んでいることに対して、Bさんが心配して、手助けをします。

Bさんは、Aさんのことが心配でかわいそうで、助けてあげずにはいられないと感じて、つまり、Bさんの優しさから助けてあげているとも言えるのですが、

それが程度を超えると、Bさんは、他人のことばかり心配して、他人のことに介入(侵入)しすぎている状態とも言えるのです。

そして、BさんがAさんを助けてあげすぎることで、Aさんは自分で問題解決するの力を失います。そして、AさんはいつまでもBさんに助けられる状態を続け、問題の中に居続けます。

Bさんは、Aさんを助けることで、自分の存在価値を満たしたり、心配で苦しい気持ちがやわらいだりする、という隠れたメリットがあったりします。

つまり、助ける側も助けれる側もメリットがあり、お互いがお互いを依存しているともいえる、この状態を”共依存”といいます。

アダルトチルドレンは、このBさんになりやすい傾向があります。

アダルトチルドレンは、過去の家庭環境の影響などから、他人に対して優しくて、他人のことを優先して考えすぎてしまう傾向があり、

アダルトチルドレンは、他人のことをやりすぎてしまうことが習慣になっていたり、自分を犠牲にしてでも他人を助けることが大切だ、という考え方が自然に身に付いていたりします。

それらは、すべてが悪いことというわけではないですが、程度を超えると不都合が生じてきます。そのようなアダルトチルドレンの方は、まずは自分を大切にしていくことが必要になります。

 

アダルトチルドレン特徴②:~しないといけない という思い込み・禁止令

アダルトチルドレンは、”〇〇しないといけない”、”△△してはいけない”という信念、思い込み(禁止令、ビリーフなどとも言います)を強く持っている方が多いのです。

例えば、

・きちんとしないといけない、ちゃんとしないといけない、しっかりしないといけない

・失敗してはいけない、

・自由にしてはいけない、(自由にできない、自分勝手にできない)

・弱みを見せてはならない、負けてはならない、強くなければならない

・人を頼ってはならない、甘えてはいけない、一人で頑張らないといけない、

・人を信用できない(人に心を許しては危険だ、警戒しなくてはいけない)

・集団に入れない、集団で居心地が悪い、団体行動が苦手、

・私には価値がない、私は重要な人間ではない、

・〇〇ができないなら意味がない、価値がない

・存在してはいけない、ここに居てはいけない(居場所がない)

・愛情を感じてはいけない(愛情を感じられない、愛が分からない)

・ありのままの自分ではいけない、

・自分の性別ではいけない、

・成長してはいけない、

・感情をありのままに感じてはいけない、感情を出してはいけない(怒ってはいけない、泣いてはいけない、など)

・考えられない、考えることが苦手、

・自由に行動してはいけない、自分の考えで行動してはいけない、

・幸せになってはいけない、楽しんではいけない、

・休んではいけない、最後まで成し遂げられない、成功を感じられない(頑張り続けなくてはいけない)

・欲しがってはいけない、求めてはいけない

・目立ってはいけない、存在感を出してはならない、

など。

 

アダルトチルドレン特徴③:アダルトチルドレンの考え方のかたより

また、アダルトチルドレンは、一般的でない・かたよった考え方(認知のゆがみ)を強く信じているケースもよく見られます。

例えば、

・根拠のない決めつけ(根拠がないのに、こうだと思い込む)

・白黒思考(全か無か思考、0か100かという極端な思考)

・極端な一般化(全部がそうにちがいない)

・すべき思考(こうすべきだという自分なりの制限で自分を追い込む)

・心のフィルター(自分オリジナルのサングラス(基準)で見ている)

・拡大解釈と過小評価(一つ〇〇なら、すべて〇〇だ)(これがだめなら、すべてだめだ)

・自己関連付け(なんでも自分のせいで・・と考えがち)

・マイナス化思考

・感情的決め付け(事実より自分の感情に基づいて判断してしまう)

・結論への飛躍(一部分だけに着目して、短絡的に結論付けてしまう)

*幼少期から「それが当たり前」だったなど、ご本人は自覚がない場合もあります。

このような、一般的でない・かたよった考え方になってしまっているのは、あなたが悪いわけではありません。自分を責めないでくださいね。

~~

これらの思い込みや禁止令、また考え方のかたより(認知のゆがみ)は、アダルトチルドレンが幼少期の環境の中でなんとか心身を保って生き延びるために身に付けたものであって、その思い込みや考え方を強く持つことで、なんとかやってこれたのです。つまり、それらの思い込み、考え方のかたよりは、自分の心を守ってくれてきたものでもあります。

幼少期の頃からこれまで、自分を守ってきてくれたその思い込みや考え方は、大人になって、環境も変わった今となっては、もう不要になったものもあるでしょう。不要になった思い込み、考え方のかたよりは、手放していけばいいのです。

アダルトチルドレンが持ちやすい、これらの思い込み、考え方のかたよりは、軽いものなら、気づきや”意識すること”や、日々の行動の積み重ねなどで、変えていくことも可能です。

ただ、幼少期からのつらい体験によるものや、なかなか良くならない根深いものなど、深層意識まで深く入っている思い込み、考え方のかたよりには、心理カウンセリング/セラピーがおすすめです。

 

アダルトチルドレン特徴④:アダルトチルドレンと人間関係(人との距離感)

アダルトチルドレンには、人間関係がうまくいかない。対人コミュニケーションが苦手。という方が多いです。

これらは、どんな問題から来ているのでしょうか?

その一つに、他人との距離感の問題があります。心理的な距離感です。

アダルトチルドレンが抱えやすい、この心理的な距離感の問題には、大きく分けると2つあります。「他人に近づけない」と「他人に近づきすぎる」です。

〇他人に近づけない

他人に安心して近づけない、人に対して警戒している、人に安心安全を感じられない、人は怖いもの・危険なものと思っている、人を信用できない。

他人に対して、安心・安全を感じられないために、他人が怖いと感じたり、常に警戒して気を張っているために、人間関係に疲れたり、人づきあいが苦手に感じます。

そのため、他人と接することを避けたり、集団に属することが億劫に感じたり、一人が楽、一人の方が居心地がいいと感じたりします。

”本当は人に近づきたいのに、近づけない”、 ”本当は人と親しくしたいのに親しくなれない”という場合が多く、生きづらさがあります。

また、人間関係が狭まることで、可能性の幅を狭めてしまうことになるかもしれません。

〇他人に近づきすぎる

愛情が足りない、愛情が不足していると感じている、私をもっと大切にしてほしい、私を好きでいてほしい、もっと私を見てほしい。という状態です。

これは、幼少期の愛情の欠乏や、他人から大切にされない経験など過去の様々な体験などから、他人に愛情を求める気持ち、他人から認めてもらうこと、他人に安心感を求める気持ちが強くなっている状態です。

 

アダルトチルドレン特徴⑤:アダルトチルドレンと自己肯定感・自信

アダルトチルドレンによく見られるのが・・

・自分が嫌い、自分を認められない、自分はダメだと思う、

・〇〇さんのようになれない自分はダメ、足りていない、劣っている

といって、自分で自分を責めているケースです。

これは、”自己肯定感が低い”状態です。

自分に厳しすぎたり、自信がない 状態とも言えるかもしれません。

自己肯定感の高い人、つまり、自分に自信がある人、自分で自分を認めている人は、あまり他人と比較しません。また、周りの人からどんな評価をされても、そこまで気にしません。

なぜなら、自分が自分をちゃんと認めているからです。自分にゆるぎない自信があります。なにかができるできないに関わらず、自分に自信があるのです。だから、周りの人がなんと言おうと関係ないのです。

一方で、アダルトチルドレンは、他者からの評価、ジャッジをとても気にしてしまいます。人の目、他者の評価に振り回されてしまいがちです。

アダルトチルドレンは、”ありのままの自分に価値がある、私はこの私で価値がある”という自己肯定感が低い、自信がないことが大きな原因の一つの場合が多いです。

 

アダルトチルドレン特徴⑤:自由でいられないアダルトチルドレン

アダルトチルドレンは、子どもの頃から「子どもらしくない」「大人の役割」をしてきた場合が多いです。

そして、大人になった今でも、「子どもらしさ」の部分が少なく、「大人でいること」つまり、しっかりすること、きちんとすること、正しくすることにとらわれがちです。

周りの誰かに言われるわけではないのに、なぜかそんなふうに、自分を追い込んでしまうアダルトチルドレンの方もいらっしゃいます。

自由でいられない、ゆっくりできない、自分勝手にできない、自分の意思や考えで決められない、自分優先にできない、など。

また、アダルトチルドレンは、他人の責任を(心理的に)過剰に背負ってしまいやすい傾向があります。

責任感がとても強いとも言えますが、そのため、責任を大きく感じすぎて、負担に感じすぎてしまい、動けなくなるということもあります。

だから、人づきあいがとても負担で、少しでも人に合わせることがもう嫌、一人が楽、となっているのかもしれません。

つまり、あなたは決して、「自分勝手」でも「わがまま」でもないんです。きっと責任感、正義感が人一倍強くて、これまでずっと自分を抑えて他人に合わせてきた人なんですよね。

 

アダルトチルドレン特徴⑥:自分の感情を抑える、感情表現を抑えるアダルトチルドレン

アダルトチルドレンは、自分の感情を抑えがちです。

感情を抑えていることに、気づいていない場合も多いです。

自分の本当の気持ち・感情が分からないという方もよくおられます。

例えば、他人からひどいことを言われたり、意地悪をされた時、怒っていい場面、怒って当然な場面で怒れない など。

怒るなんてダメだ と思っていたり、怒るなんて恥ずかしいと思っていたり、周りの目を気にしたり、相手に気を遣って怒らなかったり、様々なケースがあります。

怒っていい場面で、”怒りの感情が湧いてこない、怒るべきだと気づかない”という方もいらっしゃいます。

後で、時間が立ってから「あれは怒っていい場面だったのでは?」と気づくなら、まだ良い方です。

”怒っていい”なんていう考えが全くなくて、ずっと気づかないまま、なんか苦しいモヤモヤがずっと続いていく方もいらっしゃいます。

そして、そんなことを繰り返していると、やがて、心身の調子を崩したり、エネルギーがなくなっていってうつ状態になる方もいらっしゃるのです。

アダルトチルドレンが感情を抑えるのは、”怒り”の感情だけではありません。

アダルトチルドレンは、”悲しい時、悲しんではいけない”、”怖い時、怖がってはいけない”と思っている方もいらっしゃいます。

”弱さを見せてはいけない”、”強くあらねばならない”、”弱いことはダメなこと” と思っている方が多いのです。

それほど、幼少期から一人で頑張って、強く生きて来られたということかもしれません。そうしないと、ここまでやってこれなかったということかもしれません。

”怒ってはいけない”、”感情的になってはいけない”、”悲しんではいけない”、”人前で泣いては行けない”など、あなたに教えたのは誰ですか?

その教えは、本当に必要なものですか?

今のあなたに必要なものですか?

もう不必要(不都合)と気づいたなら、今からでも手放していくことができます。

アダルトチルドレン特徴⑦:存在感がないアダルトチルドレン

アダルトチルドレンは、”存在”の問題を抱えておられる方もいらっしゃいます。

”どこにも居場所がない”と感じたり、”ここに居ていいのだろうか”、”私は必要とされているのだろうか”、”私は役に立てているだろうか”、”私が居る意味はあるのだろうか”などと考えてしまうケースがあります。

そして、アダルトチルドレンの中には、”役に立っていないのなら、存在価値がない”、”できない私には、ここに居る意味がない”、と考えてしまう方もいらっしゃいます。

”この私で、ここに居て良い” という感覚が薄いために、仕事を転々としたり、友人を自分から誘えなかったり、人間関係を続けられなかったり

また、グループの中で、目立たないようにしたり、(無意識にも)存在感を消したり、自己主張しなかったり、そっと居なくなったり、いつの間にかフェイドアウトしたり・・。

また、自己主張が少なかったり、いつも身を引いているために、周囲からも存在感のない人として、扱われたりします。

これらは、アダルトチルドレンが抱えやすい”自己の存在価値”の問題です。

 

アダルトチルドレン特徴⑧:成長できない、自分の力を抑えるアダルトチルドレン

幼少期の複雑な家庭環境の中で、「成長してはいけない」といった信念を持つ場合もあります。

例えば、こんな場面など。

自分が成長しない方が、親が喜ぶ。かわいがってくれる。

親が子どもである自分のお世話をしてくれることで、親が嬉しそう。

自分が子どものままで居た方が、家庭内が安泰だ。バランスが良い。

出る杭は打たれる。子どもで居る方が周囲から好かれる。

子どもの頃は、そうやって複雑な環境を乗り越えてきたかもしれません。

ただ、大人になった今、周囲の環境、人間関係は変わっています。

その中で、人間としての自然な「成長」を抑えたままでいることは、本当はとても辛いことです。

ご本人は自覚していないケースもあるのですが、成長を抑えたまま生きるのは、辛いことです。

「成長をしてもいい。成長できる自分になる。」そういった方向のカウンセリングを行います。

 

アダルトチルドレンを克服するには

アダルトチルドレンのお悩みを抱えていると、毎日の生活がとても生きづらいものになります。でも、アダルトチルドレンを克服していくことは、今からでも十分できます。

 

アダルトチルドレンの世代間連鎖(家族連鎖)

アダルトチルドレンは世代間連鎖(家族連鎖)が起こりやすいと言われます。

世代間連鎖(家族連鎖)とは、アダルトチルドレンが、親から子へ、子からさらにその子の世代へと、家族の中を引き継がれていくことです。

アダルトチルドレンを生み出した機能不全家族は、何もしなければ自然と、世代を超えて引き継がれていく場合が多いのです。

実は、アダルトチルドレンの親もまた、アダルトチルドレンであったという場合は多いです。親自身が同じように育てられてきており、健全な家庭、健全な子育てを知らないのです。

今の時代はインターネットなどの発達で、いろんな情報がかなりオープンにはなってきていますが、それでも個人の家庭の中のことは、なかなか明るみに出ません。

機能不全家族の中にいて、「うちの家は、他の家となんか違う」と気づければまだいいのですが、子どもの頃にその中に居れば、その環境が「当たり前、普通のこと」と感じて当然です。なので、大人になっても、なかなか気づかない場合も多いのです。

そして、親からされてきたことを当たり前に正しいと思って、親のやり方と同じように、家庭を築き、子育てをします。このようにして、アダルトチルドレンが世代間連鎖(家族連鎖)していくのです。

 

アダルトチルドレンを改善・克服する方法(カウンセリング)

アダルトチルドレンを改善・克服するには、まずは、幼少期に傷ついたあなたの心を癒すことが必要になります。

アダルトチルドレンは、子どもの頃から沢山傷ついてきました。怖い気持ちや、悲しい気持ち、寂しい気持ちなど辛い感情をたくさん経験してきた方が多いのです。

あまりにダメージや負担が大きくて辛すぎる場合は、感情にフタをしてなかったことにしたり、感じなくなったり、あきらめたり、記憶を忘れたり・・そんなことも起こるほどです。

そのように沢山傷ついてきたあなたの心を癒して、ゆるめてあげることが、まずはとても大切です。

傷ついた心の癒しが進むと、感情が暴れなくなります。あなたの中に、穏やかさ、安らぎ、強さ、安定感などを取り戻すことができます。

そこからさらに、あなたの望むゴールを手に入れるためのカウンセリングを進めていきます。

~アダルトチルドレンの改善・克服には心理カウンセリングがとてもおすすめです~

アダルトチルドレンの本、改善・克服方法の情報などがインターネット上にも沢山出ているかとは思います。もちろん、それらを読んだり、掲載されている改善ワークなどを自分なりにやってみるということも、とても意味があることだと思います。

ただ、私のこれまでの経験から思うのは、やはり、改善が大きく進む決め手になるのは、マンツーマンで心理カウンセリングを受けることだということです。

なぜなら、私たち人間一人一人みんな違うからです。過去に経験してきたことも、その時に何をどう感じたかも、各人の性格やもともとの資質なども、みんな違います。

それを一つの方法(やり方、流れ)で、型どおりにあてはめて進めていくのは、やはり無理があるのです。細かい微妙なところがお一人お一人でみんな違うからです。

お一人お一人のオリジナルな気持ちを、丁寧に大切に見ていかないと、心の癒しは進みにくいです。

また、カウンセリングの中で、専門家(カウンセラー)と一緒に、正しいやり方を経験・実践することが、やはり大きなポイントになります。

ですので、本やインターネット上の情報を読むことで悩みが改善できた場合は、もちろんそれでいいのですが、もしも、それでもなかなかすっきりしない場合は、ぜひ個別対応のカウンセリングをおすすめします。

 

アダルトチルドレン改善・克服のカウンセリングは苦しくありません

アダルトチルドレンの心理カウンセリングは、苦しいもの、つらいものだと誤解されている方もいらっしゃるようです。

そんなことありませんよ。こちらで行っている”アダルトチルドレン改善・克服の心理カウンセリング”は、苦しさに向き合うとか、戦いとか修行とか、そういう感じのものではありません。安心してください。

心理カウンセリングの中で、私は、怒ったり、問い詰めたり、嫌なことを無理強いしたり、批判・判断(ジャッジ)などしません。

心理カウンセリングを受けて、不必要に疲れたり、苦しくなったり、傷ついたり、というようなことはありませんので、どうぞご安心ください。

こちらの”アダルトチルドレン改善・克服のカウンセリング”では、クライアントさんが無理なく取り組めることで、最善の方法を選んで、ご提供していきます。

カウンセリングはある意味、クライアントさんとカウンセラーの共同作業ともいえます。一緒に力を合わせて取り組んで行きましょう。

~アダルトチルドレンを改善・克服して幸せになろう~

アダルトチルドレンであることが、人生に及ぼす影響は、とてもとても大きいです。

私自身、過去にアダルトチルドレンでしたし、アダルトチルドレンを克服してきて振り返ると、このことを実体験として強く感じます。

やはり、アダルトチルドレンの要素を沢山持っていると、本当に生きづらいです。

日常生活の細かい所から、その影響が出てしまう。自分では気づかない些細なことや当たり前と思っていたことさえ、実はアダルトチルドレン的なつらいやり方・考え方になっているかもしれません。

例えば、アダルトチルドレンによく見られる「きちんとしなくては、早くしなくては、完璧にしなくては、ゼロか百か、失敗は許されない、これをしたら嫌われるだろう」など、このような考え方がベースにあるだけで、毎日の日常生活(ひいては人生)に実は結構大きな影響を与えています。

進路、就職、生活設計、仕事、恋愛、結婚、子育て、家庭・友人・職場などの人間関係や、親との関係など、生き方全般に影響を与えます。

ですので、アダルトチルドレンであることで生じている不都合があるとしたら、なるべく早くそれを取っ払って、本来の自分自身に戻っていきましょう。

アダルトチルドレンの要素をなくしていき、本当の自分に戻れば、これまでとは”考え方”が変わったり、”選択”が変わってきたりします。

これまでの生きづらい考え方や選択が変わり、自分を本当に幸せにするための選択、行動が分かるようになり、できるようになるでしょう。

そして、あなたが幸せに向かっていくと、なぜか周りの人も変わってきたりします。あなたが幸せになることで、自然とあなたの周りには幸せがたくさん増えてきます。

今からでも遅くありません。アダルトチルドレンを克服して、本来の自分に戻り、本当の自分を生きて、幸せな人生を手に入れて行きましょう。

 

 

アダルトチルドレン克服カウンセリングのブログ記事一覧

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⇒ コラム > 投稿テーマ「■アダルトチルドレン・愛着障害・インナーチャイルド」

 

 

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