人間関係|相手に期待しすぎると、人間関係うまくいかない

人間関係|相手に期待しすぎると、人間関係うまくいかない

自分に自信がない・人間関係が苦手・トラウマ・アダルトチルドレンからの克服~心理カウンセリングルーム(オンライン/大阪)の心理カウンセラー中田です。

今日の記事は ”人間関係|相手に期待しすぎると、人間関係うまくいかない” です。

 

相手に期待しすぎてませんか?

あなたは人間関係において、「相手に期待しすぎている」こと、ありませんか?

例えば、こんなふうに思うこと、あなたはありませんか?

「もっと、こうしてほしい」

「もっと、こうなって欲しい」

「もっと、こんなふうに変わって欲しい」

 

これが、ここで言う「相手に期待する」ということです。

人間関係の中で「相手に期待する」ということが、一般的には、実はとてもよく起こっています。

 

相手に期待しすぎるという部分が強くなりすぎると、人間関係がしんどくなることがあります。

「相手に期待しすぎて人間関係がうまくいかなくなってしまう」ことについて、ここでは2つの段階のお話を書こうと思います。

 

心の中で相手に期待し続けている場合

まず1つ目のパターンです。

相手に期待している事柄を、自分の心の内で繰り返しずっと思い続けている場合があります。

そうすると、それはずっと相手には届かないので、、その望みはずっと叶わないのですね。通常。

もちろんテレパシーが使えるとかなら別ですが!でも、通常の人間では、共通言語で言うか書くかなどしないと伝わりません。

 

ちなみに、「こちらから言わなくても、察してもらえる」ような関係というのは、”幼児期の”親子関係限定のものだと言われています。

大人になったら、大人同士の人間関係では、(たとえ親子でも、)もうそれは通用しないものだということです。

 

ということで、何かしらの手段でこちらから伝えようとしないと伝わらないので

心の内だけで思い続けているとだんだん怒りや恨みになってしまいます。。日常のイライラもつのるでしょう。。

 

これでは、自分自身もとてもしんどくなってしまうので、

上記のお話(心のメカニズム)は一つまず知っておいて、心がけてみられるといいかと思います。

言葉で伝えてみるということです。

 

ただ、それができない相手も居ます。言うと関係が悪化するとか、言うとその場に居づらくなるなどの場合は、直接言わなくていいです。

そのような場合、最も簡単な対処法は、カウンセリングを受けることだと私は思っています。あなたの心の内側を見て、あなたの心の内側を変えて行くことで、その関係に変化が訪れる場合が多々あります。

相手が親切になってきたり、相手が去って行ったり、などなど状況によっていろん変化が起きます。

ちなみに、あなたを変えると言っても、それは「あなたが悪いから」とか「あなたの捉え方や考え方が悪いから変わりましょう」と言うことでは全くありません。

 

相手を変えようとし続けている場合

それから、その次のステップとして

「言語で自分の望みを伝えることはできるけど、何度伝えても自分の望みが叶わない。相手が変わってくれない」

というつらい状況の人も居ることでしょう。

この場合は、自分の望みを(期待を)手放すということが必要になる段階です。

 

「相手に、自分の望み通りにして欲しい。相手に変わって欲しい。」と言い続けているという状況ですから。

でも、相手は、それを理解できないか、または、理解できても相手はそれをできないか、または、理解できても相手はそれをしたくないということですよね。

 

そのような場合は、相手を変えることは難しいです。

なぜなら、相手にも一人の人間としての人格があり、考えもあるし、生まれ持った性質もある。その人の事情や都合もある。

それを他人の都合で無理矢理何かに合わさせたり、ねじ曲げることはできないんですね。

それは、逆の立場になってみると分かるかと思います。

 

仮にその相手が、一時的に変わったとしても、すぐに元に戻ってしまうでしょう。または、相手が我慢しすぎてやがて何らかのひずみが生じてしましょうでしょう。回り回って自分にも。

 

そう、やっぱり人を無理矢理変えることはできないんですよね。

 

他人に期待しすぎないようになるために

他人に期待しすぎないようになるためには、どうしたらいいかというと、何よりも見るべきは「自分」です。

自分の内側を見て、自分が変わるということ。

ちなみに、あなたを変えると言っても、それは「あなたが悪いから」とか「あなたの捉え方や考え方が悪いから変わりましょう」と言うことでは全くありません。

 

もうかみ砕いて言うと、

自分の「思い通りにしたい」という考え方や感情の部分を癒やし変容させていくということ。

それから、自分が選択をするということです。

 

伝えても、相手が変わらないのなら、永遠に相手を変えようとし続けても、時間も労力も精神力もおそらく無駄になってしまいます。

あなたが疲れたり傷ついたりするだけになってしまうかもしれません。

 

なので、もうそれを辞めて違う選択をするのです。

無理なんだったら、もうその人に、そのことは期待しない。

「もうその人に、そのことは」というのは重要な考え方です。

すべての期待を手放せということではないです。

その人のすべてを切り捨てようと言うことではないです。

 

そのあきらめと自分の選択を、自分の責任で選べるようになることが、上記の人間関係において心が楽になるための大切なポイントです。

 

他人への期待を手放す方法

上記のように他人への期待を手放す方法は、いくつかありますが、

上記のようになるために、「頭で考えて、そうしようと決める」みたいなやり方では難しい場合がほとんどだと思います。

頭で考えて、頭で決めてできるようなことなら、あなただって、もうとっくにそうしているはす。。ですよね。

なので、頭で考えて、頭で決めてもできない場合は、もっと先に心の内側を見ることが必要です。

自分の気持ちや、過去から繰り返している押し込めた感情やトラウマ的な体験などなど、いろんな蓄積があるものです。

特に幼少期の親との関係がキーポイントになる場合も多いです。その部分をちゃんと見て癒やしを起こすと、現在のあなたの人間関係が変わっていきます。

「相手への期待を手放すこと」が容易になっていきます。

そして、「時と場合によって、相手に期待する、頼る」というようなことが、丁度良い探梅でできるようになっていくことでしょう。