親との関係がずっと尾を引いているあなたへ｜インナーチャイルドと向き合うタイミング

大人になっても、なぜか親の影響を引きずってしまう…

「もう大人なんだから、気にしないはず」
「親と距離を取ってるのに、なぜか心がざわつく」
そんなふうに感じたことはありませんか？

自立しているはずなのに、親の一言に傷ついたり、逆に気持ちが動かなくなったり。
親の期待に応えたくなる、でも本当はしんどい。
そんな“親との関係”が、今も心に影を落としていると感じる方は少なくありません。

 

その“引きずり”は、インナーチャイルドが抱えている痛みかもしれません

あなたの中に、親からの言葉や態度に反応する「小さな自分」がいると感じたことはありませんか？

それは、子どもの頃にちゃんと感じきれなかった気持ちが、いまも癒されずに残っている状態。
「もっと甘えたかった」「わかってほしかった」「寂しかった」…
そんな想いが“未完のまま”心の中で凍りついていることがあります。

インナーチャイルドは、その当時のあなたの感情のかたまりです。
今のあなたが親との関係で苦しくなるのは、そのインナーチャイルドが「まだ苦しい」と伝えているサインかもしれません。

 

インナーチャイルドとは、“感じきれなかった感情”のかたまり

子どもの頃の私たちは、とても敏感で繊細でした。
でも、家庭環境や親の事情によって、自分の感情を押し込めてしまうことがあります。

• 「泣いちゃダメ」「いい子にしてなさい」と言われた
• 自分の気持ちよりも親の機嫌を優先してきた
• 本音を言ったら否定された／怒られた

そうやって感じきれなかった感情は、消えることなく、心の奥に閉じ込められます。
それがインナーチャイルドです。

そして大人になった今、人間関係や親との再会などの場面で、ふいにその感情が“再生”されるのです。

 

今こそ、インナーチャイルドと向き合うタイミング

多くの方が「親を許せないままでいいのか」「もっと感謝すべきなのでは」と、自分を責めてしまいます。

でも、まず大切なのは「自分の感情に正直になること」。
怒りや悲しみは、本当に感じていた正当な気持ちです。

「許す」ことや「感謝する」ことよりも先に、
「当時の自分はどう感じていたか」に気づいてあげることが、インナーチャイルドの癒しにつながります。

それは、“過去の自分を否定せずに受け止める”という、人生の再出発のような体験でもあります。

 

私のカウンセリングでは、こんなふうにサポートしています

インナーチャイルドと向き合うことは、とても繊細なプロセスです。
私のカウンセリングでは、安全な場を大切にしながら、ゆっくりと感情に触れていけるようにサポートしています。

• 親との関係で感じていた「本当の気持ち」をていねいに扱う
• 言葉にならなかった思いを、イメージや体感でひも解いていく
• 必要であれば、人形やぬいぐるみを使ったインナーチャイルドワークも

自分では気づけなかった想いやパターンに触れたとき、
「なんだか、ふっと軽くなった」とおっしゃる方がとても多いです。

 

まとめ｜“親の影響”に悩むあなたは、もう準備ができている

親との関係を断ち切る必要はありません。
でも、必要以上に引きずられたり、傷ついたままでいる必要もないのです。

インナーチャイルドと向き合うことは、
「もうこれ以上、自分を責めなくていい」というやさしい決意です。

ずっとがんばってきたあなたへ。
そろそろ、“あのときのあなた”の声に、耳を傾けてみませんか？