カウンセリング/セラピー｜感情を感じなくてはならない・・

カウンセリング/セラピー｜感情を感じなくてはならない・・

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、”カウンセリング/セラピー｜感情を感じなくてはならない・・”です。

 

感情を感じなくてはならない・・という誤解

こちらのカウンセリングに新しく来られたクライアントさんのお話を聞いていると、時々、

「感情をしっかり感じないといけない」

「感情をちゃんと出さないといけない、十分に表現しないといけない」

と思っておられる方がいらっしゃいます。

 

そして、

「そんなことないですよ」

「感情をそんな無理に頑張って感じようとしなくていいですよ」

「感情を無理に出そうとしたり、無理して表現しようとしなくていいですよ」

というお話をさせていただくと、とてもほっとされます。

 

確かに、”感情”は大切ではあるんですが・・

 

心理カウンセリング/セラピーの中で、

本当は怒っていないのに、頑張って怒ろうとしたり・・

本当は悲しくないのに、悲しみを見つけよう感じようとしたり・・

表現することが苦手なのに、表現することを頑張らないといけなかったり・・

こういうのはしんどいことですね、とても。

 

それと関連して

「そうは思えないのに、思えるように頑張る」というのも辛いことですね。

 

例えば、

今までいろんな人から何度も言われてきたことだし、頭では十分わかっている。

でも、私は本当はそうは思えない。

そうしたらいいと知ってるけれど、でも、私はそうしたくない。

そんな感じの時。

 

本当はそんなこと思っていないのに・・そんなこと思えないのに・・

「そう思う方が一般的で正しいようだから」

「みんなそう言ってるし」

「今まで何度も同じことを言われてきたし」

「素直にそう思えない自分は頑固、わがまま、意地張ってるダメな人」（って言われるし）

「少数派の自分が間違っているんだろう」とも思うし・・

と、一般・標準に合わせるように、無理に修正しようと頑張ったり・・。

 

それはなかなか無理がありますよね。辛いことですね。

 

そんなことしなくていい。と私は思います。

 

人は全員違うので。

同じ部分もあるけど、違う部分も沢山ある。

標準通りに全員あてはまるってことはないですね。

 

正解はないのです。正しい姿なんてないのです。

 

自分にとっての正解がとても大切。

「あなたはどうなのか？」が大切です。

 

少なくともこちらのカウンセリングルームでは

感情の無理強いとか、感情の修正のようなことはしませんので、安心してください。