孤独感、寂しいという感情に振り回されなくなる方法｜心理学講座

孤独感、寂しいという感情に振り回されなくなる方法｜心理学講座

【アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、” 心理学講座｜寂しい、孤独という感覚に振り回されなくなる方法”です。

孤独感、寂しさ

あなたは、「寂しい」「孤独」という感情をどのぐらい感じますか？常に漠然と「寂しさ」「孤独感」がありますか？

または、普段は感じないけれど、人間関係でうまくいかなかった時、仲間外れにされた時、一人ぼっちになった時などには、寂しさや孤独感を感じますか？

または、「寂しい」「孤独」は、ほとんど感じませんか？

寂しさ、孤独感の感じる程度は、やはり人それぞれです。

ただ、寂しさや孤独感がとても強いと、それはかなり辛く苦しいものですね。過剰な寂しさ、孤独感は、幼少期の体験が原因でそうなっていたり、大人になってからの喪失体験などが原因になっている場合なども考えられますが、いずれにしても心理セラピーなどで癒していくと楽になります。

また、逆に、寂しさや孤独感を全く感じないという場合も、少し気になるところです。。

もしかして、心の奥底に固く封印してしまっている可能性も考えられます。

もしそうであったなら、封印せざるをえないレベルの辛い過去の出来事があったのかもしれません。封印したままですと、無意識のうちにも心身の不調が現れる場合があります。こちらの場合も、心理セラピーなどで癒していくことができます。

孤独感、寂しさを感じる時

寂しさや孤独感を感じる時、私たちは「友達を作ろう」「人の輪に入っていこう、仲間を作ろう」「人と話そう、人と一緒に居よう」というように、他人とのつながりを作ろうと、外へ外へと向かって、頑張るのではないでしょうか？

そう、確かに、これも一つの方法ではあります。ただ、いくら他人とつながっても、友達が沢山でも、いつも人の輪の中にいて・・・表面的にはとても人間関係が充実していて満たされているように見える人でも、実は、常に寂しくて孤独感が消えない人がいます。

実は、常に寂しくて孤独感が消えないために、他人とのつながりを常に求め続ける、という場合もあるのです。

自分の中の寂しさや孤独感を、他人に満たしてもらうことを求め続けている場合です。

これをやっていると、永遠に他人に求め続けることになってしまいます。これは、実はとてもしんどいことなのです。。

なぜなら、他人のことはコントロールできないので。

相手には相手の事情や状況があって、あなたの思い通りに他人の気持ちを動かすことはできない。

相手の気持ちがいつか自分から離れていくかもしれない。自分のそばからいなくなるかもしれない。

つまり、相手が永遠に自分を満たしてくれる保証はないのですね。他人が自分の思い通りになるということは、事実、ほぼありえないことですもんね。。

孤独感、寂しさを埋める方法

自分の中の寂しさや孤独感を、他人に満たしてもらうことが無理なら、それならいったいどうすればいいのでしょうか。。

その答えは・・

まずは自分で自分を満たす。自分の内側から満たす、ということです。

寂しさ、孤独感を本当に埋められるのは、他人の力でではなくて、自分の力で、なんですね。

自分の内側から、自分一人でいても「寂しくない」「孤独感はない」「満たされていて安心」というような感覚が自然と沸き上がるようになっていくことなのです。

こうなれば、その安定感、安心感は抜群です。

一人で居ても寂しくない。一人で居ても、心の中から自然と沸き上がる満たされた気持ちがあるのです。

だから、ただ寂しさを埋めるために、他人とつながるわけではなくなるのです。

これができるようになったなら、他人とつながって、お互い満たし合うことが、本当の意味でできるようになるでしょう。

まずは自分で自分を満たせる人が、他人とつながり合うなら、ますます幸せな感覚は大きく広がるでしょう。