インナーチャイルドとアダルトチルドレンの関係とは?|生きづらさの根っこを癒すカギ

「インナーチャイルド」と「アダルトチルドレン」――何が違うの?

「インナーチャイルド」と「アダルトチルドレン」。どちらも、心理的なキーワードとして目にする機会が増えてきましたが、実はこの2つには深いつながりがあります。

インナーチャイルドとは、子どもの頃に感じた悲しみや不安、寂しさ、怒りなどが心の奥に残っている“内なる子ども”のこと。大人になった今でも、その感情や記憶が知らず知らずのうちに私たちの行動や思考に影響を与えることがあります。

一方、アダルトチルドレンとは、機能不全の家庭環境(例:厳格・無関心・過干渉・アルコール依存など)で育ち、大人になっても人間関係や自己肯定感に悩みやすい人を指します。

言葉としては別の概念ですが、実際にはアダルトチルドレンの“根っこ”に、癒されていないインナーチャイルドが存在することがとても多いのです。

 

実は、アダルトチルドレンの“根っこ”にあるのがインナーチャイルド

アダルトチルドレンとしての生きづらさの背景には、子ども時代の「感情が置き去りにされた経験」があります。

たとえば、

  • 怒られたくないから、本音を隠していい子を演じた
  • 甘えたかったけど「自分でやりなさい」と突き放された
  • 家族の中で“役割”を担い続けた(親の話し相手、盛り上げ役、問題児など)

こうした体験によって、子どもは「自分の感情は感じてはいけない」「がんばらないと愛されない」といった思い込み(信念)を形成していきます。

これこそが、傷ついたままのインナーチャイルドの声であり、それが大人になってからも行動や感情のベースになっているのです。

 

癒されないまま大人になると、どんなことが起こる?

インナーチャイルドが傷ついたままだと、以下のような“生きづらさ”となって現れることがあります:

  • いつも人に気を使いすぎて、疲れてしまう
  • 相手の反応に敏感で、嫌われた気がして不安になる
  • がんばっても満たされず、「自分には価値がない」と感じる
  • 人との距離感がわからず、近づきすぎたり避けすぎたりしてしまう

こうしたパターンは、頭で考えてもなかなか変わりません。なぜなら、それは“心の奥”から反応してしまっているからです。

 

インナーチャイルドを癒すことが、AC的な生きづらさを和らげてくれる

インナーチャイルドは「問題」ではなく、「長い間あなたを守ってきた存在」です。
感じたらつらすぎる気持ちを閉じ込めて、なんとか大人になってきた…それだけ、がんばってきた証でもあります。

癒しは、そんなインナーチャイルドに気づき、「もう大丈夫だよ」「いてくれてありがとう」と伝えることから始まります。

感情を無理に変えようとするのではなく、「感じてもいい」と認めることが、癒しの第一歩です。そうすることで、これまで自動的に繰り返していた対人パターンや、自己否定のクセがやわらいでいきます。

 

私のカウンセリングでは、こんなふうにサポートしています

私のセッションでは、言葉で話すことだけでなく、「イメージ」や「感情の感覚」に丁寧に寄り添うワークを行っています。

  • インナーチャイルドと出会う誘導ワーク
  • 過去の場面をイメージで再訪し、安心感のある記憶に変える
  • 感情に寄り添いながら、今の自分からやさしく声をかける

アダルトチルドレン的な“自分を責める癖”や“我慢しすぎるパターン”が、セッションを通して少しずつほどけていく様子を、これまでたくさん見てきました。

 

まとめ|インナーチャイルドに気づくことが、生きづらさをほどく第一歩

「私はアダルトチルドレンだから」「子ども時代に愛されなかったから」と、あきらめなくて大丈夫です。

どんな子ども時代を過ごしてきたとしても、心の中にいるインナーチャイルドとやさしく出会い直すことで、今ここから人生を変えていくことができます。

その変化は、小さくて静かだけど、確実にあなたの毎日をやさしく変えていく力になります。

もし今、「生きづらい」「自分がわからない」と感じていたら、あなたの心の奥でずっと待っている小さなあなたの声に、そっと耳を傾けてみてください。

 

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