大人の愛着障害|表に出にくい“心の生きづらさ”の正体とは
「ちゃんとしてるのに、なぜか生きづらい」──そんなあなたへ
仕事も頑張っているし、人づきあいも問題ない。
でも、どこか満たされない。安心できない。
ふとしたときに、ぽっかりと心に空洞を感じる。
そんなふうに「一見うまくやれているのに、なぜか生きづらい」と感じる大人の背景には、子ども時代の愛着の傷が関係していることがあります。
愛着障害は「大人になってからも」影響する
愛着障害というと、「子どもが抱える問題」のように思われがちですが、実は大人になってからもその影響は続きます。
特に、子どもの頃に「甘える」「安心して頼る」といった経験が少なかった場合、
大人になってからも、人との距離感や感情表現に困難さを抱えることがあります。
– 自分の本音がよくわからない
– 他人の期待に応えてばかりで疲れてしまう
– 自分の感情より相手の反応を優先してしまう
– 「何をしても満たされない」感覚がつきまとう
こうした心のクセは、社会では”ちゃんとしてる人”として評価されやすいため、
周囲からは気づかれにくく、本人も「自分の問題」とは気づきにくいのが特徴です。
適応しすぎる人の「心の置き去り」
「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」
──そんな思いが強い人ほど、感情を感じる前に我慢してしまう傾向があります。
気づけば、人に合わせるのが当たり前になり、自分の心を置き去りにしてきた…そんなことはありませんか?
これは“性格”の問題ではなく、過去の人間関係で身につけた「心を守るパターン」かもしれません。
感情がわからない・つながれないという感覚
「自分の気持ちがわからない」「うまく感情を表現できない」
「親しい人といても、どこか孤独を感じる」
そんな感覚が続いている場合、幼少期の愛着体験に由来する“つながりの不安”が根底にあることもあります。
本当は誰かと深くつながりたかったのに、
傷つくことへの恐れから“感じないようにする”ことを無意識に選んでいたのかもしれません。
「大人の愛着の傷」は、やさしく癒していける
愛着障害の傷は、気づいたときから癒しのプロセスが始まります。
「私って、本当は何を感じていたんだろう?」
「誰かに頼っても、もう大丈夫かもしれない」
そんなふうに少しずつ自分とつながり直していく中で、
これまでとは違う“安心できる人間関係”が築けるようになっていきます。
私自身も、長年「感情がわからない」「人に頼るのが苦手」というパターンに苦しんできました。
でも、セラピーを通して少しずつ「頼っても裏切られない」「甘えても見捨てられない」経験を重ねることで、 今では以前よりも心をひらきながら人と関われるようになっています。
自分の感情や心の声とつながることは、特別な人だけにできることではありません。
誰にでも、その力はあります。
愛着障害でお悩みの方へ
もしあなたも「なんとなく生きづらい」「うまくできているのに、心が満たされない」
と感じているなら、まずは一度立ち止まって、自分の内側に意識を向けてみませんか?
カウンセリングでは、あなたのペースに合わせて、ゆっくりと心のパターンに気づき、整えていくことをお手伝いしています。
安心できる対話の中で、少しずつ“本当の自分”とのつながりを取り戻していきましょう。
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この記事が心に響いた方へ。あなたが“感じられる心”を取り戻していけますように。