行動を変えたいのに変われないのはなぜ?|心のブレーキを外す心理アプローチ
「変わりたいと思っているのに、同じことを繰り返してしまう」「本を読んだり、動画を見て学んでいるのに、行動に移せない」——そんな経験はありませんか?
このような状態は、意志の弱さや根性の問題ではありません。実は、心の奥にある“無意識の思い込み”や“感情のブロック”が、あなたの行動にブレーキをかけている可能性があるのです。
なぜ行動を変えるのが難しいのか?
表面的な意志と、深層の心は一致していない
人の行動を左右するのは「意志」だけではありません。心の奥底、つまり潜在意識にある“安全であろうとするプログラム”が、あなたを守るために現状維持を選んでしまうのです。
たとえば、「もっと自分らしく生きたい」と思っていても、潜在意識が「自分を出すと嫌われる」と信じていれば、無意識に行動を止めてしまいます。
過去の経験が、行動パターンを決めている
子どもの頃の経験や、過去の失敗体験などが、知らず知らずのうちに「こうすべき」「こうしてはいけない」というルールとして心に刻まれます。この“自分ルール”が無意識のうちに選択や行動を制限しているのです。
行動を妨げる「心のブレーキ」の正体とは
無意識の思い込み(ビリーフ)
「私は価値がない」「頑張らないと認められない」「失敗してはいけない」などの思い込みは、行動の選択肢を狭めます。
これらは自覚しづらいですが、行動の“土台”として常に働いています。
感情のブロック
過去に感じきれなかった悲しみ、怒り、怖れなどの感情は、未消化のまま潜在意識に残っています。そして、似たような状況を避けるように無意識が働き、行動が止まってしまいます。
意志だけでは難しい理由
意志の力(顕在意識)は、心全体のわずか3〜5%に過ぎないといわれます。対して、潜在意識や感情の力は95%以上。つまり、いくら意識で「やるぞ!」と思っても、潜在意識にある思い込みが「やめとけ」とストップをかけてしまえば、行動は変わりません。
行動が変わるときに起きていること
本当に行動が変わるときは、次のようなプロセスが自然と起こっています。
- 無意識にある思い込みや感情が見えてくる
- その思い込みが「もう必要ない」と心が納得する
- それによって、自然と新しい選択肢が選べるようになる
このように、“納得して腑に落ちる”変化こそが、真の行動変容をもたらすのです。
行動を変えるための3ステップ
STEP1:心の安全領域を広げる
「行動を変える=怖いこと」となっていると、潜在意識がブレーキをかけてしまいます。まずは小さなことから「やってみて大丈夫だった」という感覚を積み重ねましょう。
STEP2:自分を責めない
「なんでできないんだろう」と責めることで、さらに自己否定のループに入ってしまいます。行動できない背景には、必ず理由があります。責めるのではなく、「なにがブレーキになっているんだろう?」と探る視点を持ちましょう。
STEP3:思い込みに気づく
「やってはいけない」「私はできない」などの内なる声を、まずは観察することがスタートです。気づくことが、書き換えの第一歩です。
一人で頑張っても変われないと感じるときは
行動を変えたいのにどうしても難しいとき、自力で本や動画を見て頑張っても、なかなか変化が起きないことがあります。それは、深い部分の思い込みや感情ブロックが関係しているからかもしれません。
そのようなときは、専門家のサポートを借りることで、驚くほどスムーズに変化が進む場合があります。
しっかり心と向き合いたい方へ
STEP1:家庭環境が与えた影響を理解する
無料メール講座では、親子関係や感情のパターンをやさしく学ぶことができます。
STEP2:安心して気持ちを話してみたい方へ
初回お試しカウンセリングでは、他人優先・本音がわからないなどの悩みに寄り添いながら、心の奥を一緒に整理していきます。
STEP3:「自分を優先する」感覚を育てたい方へ
継続セッションでは、行動できない背景にある心のパターンを見つけ出し、自分の人生を取り戻すプロセスをサポートします。