不安が強すぎる…|それは“思考グルグル”のせいかもしれません

なんでもない時に、突然、不安が押し寄せてくる。
寝る前になると、いろんなことを思い出して眠れなくなる。
「どうしよう…」「もし○○だったら…」と、悪い未来ばかりが浮かんでしまう。

そんなふうに、不安に振り回されてしまうことはありませんか?

もしかするとそれは、心の中で
“思考がグルグルとまわっている状態”が続いているのかもしれません。

本記事では、「理由のない不安」や「考えすぎてしまう状態」の背景にある
心のメカニズムについて、やさしく解説していきます。

「このままじゃダメだ」と責めてしまう方にこそ読んでいただきたい、
安心と回復へのヒントをお届けします。

こんなふうに、不安でいっぱいになることはありませんか?

  • 眠ろうとしても、頭の中でいろんな不安が浮かんでしまう
  • 「最悪の事態」を想像して、気づけば呼吸が浅くなっている
  • 人と話したあと「変なこと言ったかも」と何度も思い返してしまう
  • 理由は分からないのに、心がザワザワ落ち着かない

日常の中で、心のどこかがずっと「緊急モード」になっているような感覚。
それはとてもつらく、消耗の大きい状態です。

この状態に共通しているのが、
“思考が止まらない=グルグル思考”です。

“根拠のない不安”がどんどん大きくなる理由

不安の正体は「グルグル思考」

「不安」という感情自体は、本来、生きるために必要な防衛反応です。
けれど、私たちは不安を感じたとき、そこから
「考えても仕方のないこと」を何度も考えてしまうというパターンに入りがちです。

しかも、考えれば考えるほど不安は増していき、
それを止めようとするほどまた考えてしまう……という
悪循環が生まれます。

「思考」と「感情」の境目がわからなくなるとき

このとき、私たちは自分の中で起きていることが
「思考」なのか「感情」なのか、わからなくなっています。

不安を「感じる」前に、頭で「考える」クセがあると、
本来の気持ちが置き去りにされてしまいます。

そして、心の奥にある「本当の不安」や「さみしさ」「傷つき」が
見えないまま、思考だけが暴走してしまうのです。

なぜグルグルが止まらなくなるのか

“コントロールしたい”気持ちと不安

不安の背景には、多くの場合、
「なんとかコントロールしたい」という気持ちがあります。

・人間関係がうまくいくように、失敗しないように、
・嫌われないように、失望されないように…
そんな思いから、頭の中で何度も「シミュレーション」してしまう。

でも、未来は完全にはコントロールできないもの。
だからこそ、心が「どうにかしなきゃ」と疲れてしまうのです。

過去の経験が今の思考パターンを作っている

子どもの頃、突然怒られた、理不尽な出来事があった、
気を張って過ごしていた…そんな環境で育った方は、
「いつも最悪を想定しておく」ことが身についていることも。

これは、自分を守るための戦略でもあります。
でも、大人になった今は、その思考パターンが逆に
心を苦しめてしまっているかもしれません。

グルグル思考をやさしく手放すために

気づくことから、はじまる

まずは、自分の中にある「不安」と「思考」を切り分けてみましょう。

「私は今、何を感じているのかな?」
「この考えは、現実に起きていること?それとも想像?」
と、問いかけてみるだけでも、思考のスピードが緩やかになります。

「自分を責めない」視点で見直す

グルグルしてしまう自分を「ダメだ」と責めないでください。
それはあなたが「ずっと頑張ってきた証拠」かもしれません。

不安が強くなってしまう背景には、
その人なりのストーリーがあります。

自分の中にある「がんばってきた思考のクセ」に
やさしく気づいていくことで、少しずつ、心のスペースができていきます。

不安を和らげ、自分を取り戻すために

ひとりで抱えないでください

不安や思考のグルグルは、
「ひとりで何とかしよう」としてしまうほど苦しくなります。

でも、本当は、安心できる場所で
自分の気持ちをゆっくり感じていくことで、
自然と和らいでいくものでもあるのです。

カウンセリングで心の土台を整える

当ルームでは、不安の強い方や思考グルグルで苦しい方への
カウンセリング/コーチングも行っています。

無理にポジティブになる必要はありません。
あなたのペースで、丁寧に「心の土台」を整えていくことを大切にしています。

気になる方は、こちらのページもご覧ください。

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