イライラ解消法～ささいなことでイライラが止まらないあなたへ｜心理学講座

イライラ解消法、イライラしないようになるには・・・

【アダルトチルドレン・トラウマ・対人恐怖症～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、” イライラ解消法、イライラしないようになるには・・・”です。

 

 

イライラしてしまう

皆さんは、よくイライラしますか？または、周りにいつもイライラしている人が居ますか？

「イライラ」も、とてもよく聞くお悩みの一つです。

 

・自分はいつもイライラしがち。ちょっとしたことで腹が立つ。

・後で振り返れば、どうでもいいような些細なことでもなぜかイライラしてしまう。

・普段はまだ大丈夫だけど、忙しくなったり、大変なことが重なって、追い込まれると、イライラしてしまって、周りにきつくあたってしまう。

このように悩んでおられる方は結構いらっしゃいます。

 

そして、多くの場合、イライラしてしまう自分のことをとても責めておられます。

・こんなことでイライラする自分は、心が狭い、ダメな人間だ。とか

・周りに嫌な思いをさせてしまって、申し訳ないと思う。

などと、自分のことを責めておられます。

そして、「イライラしないようになりたい」ととても切実に思っておられます。

イライラしているご本人も、実はとても辛い思いをされているんですよね。

 

イライラしている人を見ると

逆に、”人間関係の中で、自分の周りに、いつもイライラしてる人が居る”という人は、

イライラしている人を見ると、「怒ってる、なんか怖い」など思うかもしれません。

ところが、イライラしている人は、実はその深層心理は「怒っているのではない」ということも多いのです。

「怒っている」のではなくて、その裏には、もっと他の大事な感情が隠れていたりするのです。本当の本当は「怖い」とか「悲しい」とか・・。

表面に出ている「イライラ」で、深層心理の辛い気持ちを守っている場合もあるのです。

 

また、いつもイライラしている人って、「なんか性格きつそう。性格悪そう」など思うかもしれませんが、実はそんなことない、という場合も多いものです。

むしろ、その逆で、本当は心優しくて、我慢強い、いい人だったりすることもあります。

 

ですので、「イライラしている人」が近くにいると、なんか怖いと感じたり、腹が立ってきたりして、嫌な気持ちになるかもしれませんが、

「もしかして、この人も本当は、怖かったり悲しかったりするのかも・・」という見方を知っていれば、少し冷静に客観視できるのではないでしょうか。

 

イライラをやめる方法

「イライラ」は、実はその深層心理には別の感情が隠れている可能性がある、というお話をしました。

大切な気持ちが隠れていたりします。

イライラしないようになるには、その本当の気持ちをみてあげること、その本当の気持ちに気づいていくことが、まず最初の大切なステップになります。

 

心の奥にある本当の気持ちって、それに気づかないで、見ないままにしていると、ずーーーっと消えません。心の奥底に封印されたまま、すごいエネルギーでくすぶっています。溜まっています。

そして、そのすごいエネルギーが出てこないように（気づかないように）と、抑え込もうとするわけなので、そこでさらに大きなエネルギーを消耗します。

そのとても大きなエネルギーが、「イライラ」をさらに大きなものにしてる可能性もあります。

 

「イライラ」の奥に隠れている本当の感情は、実は、弱いものだったり繊細なものだったりすることもあります。とても大切な感情なんですね。

その本当の感情を「イライラ」でカバーしている・・カモフラージュしている・・かもしれないのです。

その本当の感情を見てあげないと、イライラはなかなか消えません。

 

イライラしたくないと思っているのに、イライラを止められないのは、とても辛いことと思います。

でも、自力で「イライラしないようになる」のは、とても大変なことです。意思の力や努力でコントロールできるようなものではありません。

 

イライラしないようになるには、イライラの奥にある、本当の感情を大切に見てあげて、気づいてあげて、癒してあげるといいのです。