カウンセリング/セラピーについて｜考え方や行動から変えるのは、実はとても難しい

カウンセリング/セラピーについて｜考え方や行動から変えるのは、実は難しいこと

【アダルトチルドレン・うつ・対人恐怖症・愛着障害～人間関係専門の心理カウンセリングルーム（神戸・京都・大阪・東京）】の心理カウンセラー中田です。

今回のテーマは、”カウンセリング/セラピーについて｜考え方や行動から変えるのは、実は難しいこと”です。

考え方や行動を変えようと頑張っている人

世の中には沢山の本やネット上の情報が出回っています。その中でよく見られるものに、「考え方を変えましょう」「行動を変えましょう」というもの。自己啓発系やコーチング系には多いのかもしれません。

もちろん、これらが悪いわけではないのです。

ただ、「考え方を変えましょう」「行動を変えましょう」というアドバイスが有効になるタイミングというのがあって、このタイミングとかやり方の順番がとても大切なのです。

タイミングや順番がずれていたら、いくら「考え方を変えよう」「行動を変えよう」と頑張ろうとしても、それはとても苦労の多い頑張りになってしまったり、多くの努力や根気を重ねないといけないことになってしまうのです。

効率が良くない、無駄が多い、しんどすぎる、などと表現できるかもしれません。。

考え方や行動を変えようとする前に

考え方や行動を変えようとする前に、その前に、とても大切なことがあります。

それは、気持ち（感情）です。気持ち（感情）がネガティブに固まったままですと、いくら考え方や行動を変えようと頑張っても、かなかなスムーズに行きません。

気持ち（感情）がネガティブに固まったままというのは、どういうことかというと・・

・気持ちが伴っていない、気持ちが納得していない。心から「そうしよう」と思えていない。

・感情が癒されていない。

・心の奥では実は感情が暴れている。

・考え方や行動を変えようとしても「どうしても嫌」「どうしてもできない」となる。

・感情を抑えすぎていて、自分の本当に気持ちさえよく分からない状態。感情を無視して、考え方や行動を変えようとしていて、心の水面下での負担が大きい。（本人は気づかないまま頑張るので、あとでしっぺ返しが来ることもある。）

例えば、上記のようなことです。

この状態のままで、考え方や行動を変えようとするのは、かなり過酷なことになります。無理やりの努力になってしまって、最終的には結局うまくいかないケースがほとんどかと思います。

まずは感情（気持ち）を大切にしよう

ですので、考え方や行動を変えようとする時、”まずは感情（気持ち）を大切にする”ことが必要になってきます。うまくいくのは、この順番なのです。

感情（気持ち）を大切にする　というのは、自分の気持ち（感情）をよく見てあげたり、気づいてあげて認めてあげたり、といったことになります。

心理カウンセリング/セラピーが力を発揮するのはここなのです。

軽い感情のトラブルなら、ご自身で気づいて認めてあげることもできるかと思います。ただ、少し深い感情のもつれなどの場合は、ご自身で向き合うのも限界があるかなと思います。

そのような時は、専門家の力を借りてみるのはおすすめです。

なかなか文章では説明できない、一緒に実体験してもらって、理解してもらうしかない部分があります。

自分で「こうかな？」「どういうことかな？」と我流で模索していると、なかなかの時間がかかってしまいますし、間違ったやり方になってしまっていても気づかず、危険な場合もありますので。。