アダルトチルドレンはなぜ感情がわからなくなるのか?|“感情麻痺”の正体と癒しのステップ

「悲しいのか怒っているのか、よくわからない」

日常生活はそれなりにこなせている。
でも、ふとしたときに「自分がいま何を感じているのか、よくわからない」と気づくことはありませんか?

・人に嫌なことを言われても、平気なふりをしてしまう
・怒っているはずなのに、怒りが実感できない
・涙が出ない、悲しさも湧いてこない

こうした「感情の鈍さ」や「自分の気持ちが見えない状態」は、アダルトチルドレン(AC)の方によく見られる傾向のひとつです。

 

アダルトチルドレンが感情にフタをする理由

アダルトチルドレンとは、機能不全な家庭で育った影響を大人になっても抱えている人のことを指します。
その中には、感情を抑えて生きることを“無意識の習慣”として身につけてきた人が多くいます。

たとえば──

  • 泣いたら「うるさい」「めんどくさい」と言われた
  • 怒りを出すと「生意気」「わがまま」と否定された
  • 親や家族の機嫌を優先するために、自分の感情を押し殺してきた

その結果、「感情は迷惑なもの」「出すと否定されるもの」というイメージが深く刻まれ、
感情を感じること自体が“危険”に思えてしまうようになったのです。

 

感じないことで、心を守ってきた

感情を感じない、わからないという状態は、単なる性格ではなく、心の防衛反応でもあります。

つらいことを感じすぎないように、心が「麻痺させてくれていた」可能性もあります。
感情を切り離すことで、なんとか日常を乗り越えてきた──それはある意味で、生き抜くための知恵だったのです。

けれど、大人になった今、感情がわからないままだと…

  • 自分の本音がわからない
  • やりたいことや限界がつかめない
  • 他人に振り回されやすくなる

こういった生きづらさにもつながってしまいます。

感情がわかるようになることは、「自分を取り戻すこと」にもつながるのです。

 

少しずつ、感情とつながり直すために

感情とつながるには、まず「自分が感じていないこと」に気づくことが第一歩です。
「わからないまま、がんばってきたんだな」と認めてあげることも、とても大切です。

そして、感情には「いい・悪い」はありません。
悲しみも怒りも不安も、すべては“心からのサイン”です。
押し殺すのではなく、そっと耳を傾けてあげると、少しずつその声が聞こえるようになっていきます。

ひとりで感情と向き合うのが難しいときは、安心できる人との対話やカウンセリングも大きな助けになります。

 

心を感じる力を、もう一度取り戻したいあなたへ

「自分の感情がわからない」と感じていたら、それは決してあなたが冷たい人間だからではありません。
ただ、そのほうが安心だったから、心がそうしてきただけなのです。

そして今からでも、感情とつながる力は取り戻すことができます。
無理なく、少しずつで大丈夫です。
あなたが「ほんとうの自分」として生きられるようになるために、カウンセリングでお手伝いできればと思います。

 

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