がんばっても満たされない…“認められたい”気持ちの正体

どれだけがんばっても、認めてもらえないような気がして苦しい…

その気持ちは、もしかすると「自分自身を認められていない」サインかもしれません。

この記事では、根深い“認められたい”気持ちの正体と、その癒し方について解説します。

 

「誰かに認められたい」という気持ちは悪いこと?

誰かに認めてもらいたい、受け入れてほしい。

そんな気持ちを抱えるのは、ごく自然なことです。

でも、その気持ちが強すぎると、こんなふうに苦しくなってしまうことがあります。

  • 常にがんばらないと不安になる

  • 期待に応えようとして無理をする

  • 人の反応が気になって落ち着かない

  • 認めてもらえないと、自分を責めてしまう

これらは「外側の評価」で自分の存在価値を保とうとしている状態です。

でも本当は——

「自分で自分を認められていない」ことが、その苦しさの根っこにあるのかもしれません。

 

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「認められたい」は、自分の中の“空白”から生まれる

「認められたい」という強い願いには、

“自分の中にある何かが足りていない”という感覚がつきまといます。

たとえば…

  • 幼い頃、親に十分にほめてもらえなかった

  • 失敗を責められてばかりで、自信が育たなかった

  • がんばっても当たり前扱いされてきた

こうした経験があると、

「私は認められる存在ではない」

「もっとがんばらなきゃ、人から価値を感じてもらえない」

そんな“無意識の思い込み”が心の中に刻まれてしまいます。

すると、大人になっても常に「認められようとする努力」を続けてしまい、

どれだけ評価されても満たされない——というループに入ってしまうのです。

 

ほんとうに欲しかったのは、「無条件の承認」

努力や成果に関係なく、

「そのままのあなたでいいよ」と言ってもらえる経験。

子どもの頃にそれが十分に与えられないと、

人は「条件つきの愛」しか信じられなくなってしまいます。

  • ちゃんとしていなければ認められない

  • 役に立たない自分には価値がない

そんな思い込みが、自分自身を追い込み、

外からの評価ばかりを求めるようになっていきます。

でも本当に必要なのは、

「がんばらなくても、今ここにいていい」

「何もできなくても、私は価値ある存在」

そう自分で感じられるようになること。

つまり、“自己承認”です。

 

自分を認められるようになるためには

自己承認を回復していくには、まず「気づき」が必要です。

  • 私は、何を証明しようとしてがんばってきたのか

  • どんなときに、評価されないと苦しくなるのか

  • 認められたくて我慢していることはあるか

こうした問いを立てていくことで、

自分の中にある「認められたい」という気持ちの背景が、少しずつ見えてきます。

そして、それを安全な場で語ったり、理解されたりすると、

心の中にたまっていた悲しみや空しさが、少しずつ癒されていきます。

 

あなたはもう、十分がんばってきた

誰かに認められたいと願うほど、

あなたはずっと「いい人」でいようとしてきたのだと思います。

傷つかないように、嫌われないように、ずっと気を配ってきたのだと思います。

でももう、あなた自身があなたを認めてあげてもいいんです。

  • 自分を否定しない

  • うまくできないときも責めない

  • 小さな一歩をちゃんと認める

そんなふうに自分と向き合うことができるようになると、

他人の評価に振り回されず、自分の心で生きられるようになります。

 

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