アダルトチルドレンの克服とは?|苦しさから回復するための5つのステップ

私たちが日々の中で、何かうまくいかないことにぶつかった時、多くの場合は「メンタル」「心」の部分に根本的な原因が隠れていることが多いです。

なかでも、アダルトチルドレンは心のことを見るときに、重要な考え方の一つです。

物事がスムーズにすすまない、思い通りにできない、そんなとき、

あなたの心の内側のアダルトチルドレンという面に、少し焦点を当ててみると、問題改善がとてもスムーズに進む可能性があります。

アダルトチルドレンと聞くと、一見、なにか心理的な専門用語のようで、自分には関係ないと思う人もいらっしゃるかもしれませんが…

アダルトチルドレンは、何も深刻な心の悩みだけに関係するものではありません。

ごく普通に社会生活をし、結婚、子育てしていたり、会社で重要なポストについている人達にも、かなりの確率でアダルトチルドレンの要素を持っていたりするものです。

ただ、その程度には人それぞれに違いがあります。

 

なぜ大人になっても生きづらさが続くのか

人間関係がうまくいかない。
自分に自信が持てない。
感情がよくわからない、疲れやすい、いつもどこか生きづらい。

このように、悩みを抱えている方の中には、アダルトチルドレン(AC)と呼ばれる心の状態を持っている方がいます。

アダルトチルドレンとは、子ども時代に安心して成長できなかった環境で育った影響を、大人になっても無意識に引きずっている状態を指します。

これは「すべての親が悪かった」といいたいわけではなく、家庭の中で“自分らしく”いられなかった経験があったことが重要なところです。

 

たとえば…

親の顔色をうかがって生きてきた

感情を出すことを許されなかった

「いい子」「役に立つ子」としての役割を背負っていた

これらは、あくまで一例にすぎませんが、

このような心の土台は、大人になっても「本当の自分を出せない」「人に甘えられない」「常に緊張している」といった形で現れてくる場合があります。

幼少期の体験が、今につながっているのです。

 

アダルトチルドレンの“心の傷”は目に見えにくい

アダルトチルドレンの苦しさは、身体の病気のように明確な症状が出るわけではありません。

だからこそ、じわじわとしんどさが続いてしまうことが多いです。

「なんとなく生きづらい」「自分が弱いだけかも」とか、「たいしたことない」「これぐらい、みんなそうだろう」などと思い込んでしまいがちです。

 

ですが、以下のような特徴がある場合、それは“心の仕組み”からくるものかもしれません。

人の期待に応えようとしすぎる

断れない、頼れない、助けを求められない

自分を責めるクセがある

感情がわかりづらい、麻痺している

いつも不安で、リラックスできない

こうした状態は、「生まれつきの性格」ではなくて、幼少期にやむをえず作られた「心の土台」に原因があることも多いのです。

 

克服の第一歩は「気づくこと」から始まる

アダルトチルドレンを克服するプロセスは、まず最初は、自分に起きていることに「気づく」ことから始まります。

「自分はちゃんと育ってきたし、親に感謝してる」

「こんなことで悩むなんて、甘えかもしれない」

そんなふうに、悩みを打ち消そうとしていた方も多いかもしれません。

それは、人の心の自然な動きですよね。

 

ですが、「こんな気持ちがあったんだな」「あのとき、つらかったんだな」と認めてあげることが、回復のスタートになります。

自分の心に起きていたことを否定せず、そっと見つめること。

それが、苦しさから自由になる第一歩です。

 

回復のプロセスでよく起きること

回復の過程では、一時的に気持ちが揺れたり、過去の感情が出てきたりすることもあります。

・本当は感じたくなかった怒りや悲しみが湧いてくる

・昔の記憶がふいによみがえる

・「やっぱり自分が悪いのでは」と思い直してしまう

こうした反応は、「心が動き出している証拠」でもあります。

ご本人は、一時的に少ししんどさを感じるかもしれませんが、

正しいアプローチを踏んでいれば、そのしんどさが続くことはありません。

カウンセラー目線から言うと、そのように心が動き出すことは、本当はとても良いことです。

専門家と一緒に、安全や安心のプロセスの中で、少しずつ着実に進めていくとよいと思います。

 

アダルトチルドレンを癒す5つのステップ

アダルトチルドレンの回復には、決まった正解はありません。

でも、多くの方が通っていく共通のステップがあります。

① 気づく: 自分に起きていたことに意識を向ける

② 感じる: 抑えていた感情に少しずつ触れていく

③ 手放す: 不要になった思い込みや役割をゆるめる

④ つながる: 安心できる他者と本音で関わる経験を積む

⑤ 選び直す: 自分の人生を「自分の意思」で選んでいく

 

このステップは直線的ではなく、行きつ戻りつを繰り返します。

それでも、ひとつずつ進んでいくことで、「自分でいても大丈夫」「自分は自分でOK」という感覚など、

ご本人に足りなかった感覚が戻ってきます。

 

実際のセッションの中では、この順番通りに進むわけではありませんが、それでも全然大丈夫です。

自分の抱えていた問題が楽になったり、ご自分の目的が叶うところまで、進めたらそれでいいのです。

 

心の内側を少し整えてみませんか?

専門家と一緒に、アダルトチルドレンのテーマに少しの期間向き合ってみて、

ご自分のお困り事や問題改善を進めることは本当に大きな価値があると、私は感じています。

これまで、我流で、頭で考えたり、本やネットを見て学び、考え方を変えようとしただけでは変わらなかった部分が、

心理カウンセリングなどで、心の内側を一旦見ることで、大きく変わり始めます。

既にアダルトチルドレンという言葉が気になっている人はもちろんですが、この言葉にはそんなにピンときてなくても、

人生で何か行き詰まりを感じていたり、もっとより良くしたいといった感覚などがあるのなら、

是非一度、一緒に心の内側を見て、少し整えてみませんか?

 

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