緊張しやすいのは性格のせい?|“ちゃんとしなきゃ”の思い込みがあなたを苦しめているかも
「人前に出ると、変に力が入ってしまう」
「ちょっとした雑談でも、頭が真っ白になる」
「“普通”に話しているつもりなのに、後から“変だったかも”と自分を責めてしまう」
そんなふうに“緊張しやすい自分”に、ずっと困ってきた方へ。
それは、単なる性格の問題ではないかもしれません。
「ちゃんとしなきゃ」「失敗できない」──その奥にあるもの
緊張しやすい方のお話を聴いていると、心の奥にある“無意識の思い込み”に共通点が見えてくることがあります。
たとえば、こんな思い込みです:
- ちゃんとしていないと、責められる
- 間違えたら、見捨てられる
- 失敗=価値がないと思われる
- 相手の期待に応えないと、居場所がなくなる
本人が気づかないほど深く根付いたこうした考え方が、無意識のうちに「緊張」という形で心と体にブレーキをかけているのです。
“緊張しやすい”と悩むあなたの場面別エピソード
緊張が起きるのは、大げさな場面ばかりではありません。
たとえば、こんなご相談がよくあります:
- 朝の「おはよう」の一言が妙にぎこちなくなる
- 初対面の相手と目を合わせられない
- 会議で発言を求められると、急に心拍数が上がる
- 話している途中で、「何を言ってるんだっけ?」と頭が真っ白になる
- 帰宅後、何度も反省会をしてしまう
「普通に話すこと」がなぜこんなにも苦しいのか──その理由は、表面の性格ではなく、もっと深い部分に隠れていることがあります。
その思い込みは、いつから身についた?
多くの方が「そんなふうに考えていたなんて、意識していなかった」とおっしゃいます。
実はこのようなビリーフ(思い込み)は、幼少期の家庭環境や人間関係の中で身についたものであることが少なくありません。
- ちょっとしたミスで怒られていた
- 家族の期待に応えようと頑張っていた
- 感情を出すと否定された
こうした経験が、「ちゃんとしなければいけない」「失敗してはいけない」という信念をつくり、それが今も心の中で自分を縛っていることがあります。
緊張しやすい人が陥りやすい“悪循環”とは?
無意識の思い込みがあると、緊張を「抑えなきゃ」とがんばるほど、さらに緊張が高まる──そんな悪循環に陥ることがあります。
たとえば、こんな流れです:
- 緊張して声が震える
- 「うまく話せなかった」と自分を責める
- 「また失敗するかも」と次も怖くなる
- さらに緊張が強まり、ますます失敗しやすくなる
このサイクルを断ち切るには、表面的な「話し方」や「態度」よりも、内側にある「思い込み」に向き合うことが大切なのです。
緊張しやすいのは、心が弱いわけじゃない
大切なことは、緊張すること自体が「悪い」わけではないということ。
あなたの心が、これまでの環境や経験のなかで、一生懸命に身を守ろうとしてきた結果として、緊張という反応を選んできただけなのです。
だからこそ、責めるのではなく、「どうして私はこんなに緊張するのだろう?」と優しく問いかけてみてほしいのです。
心理カウンセリングでできること
心理カウンセリングでは、ただ話を聴くだけでなく、こうした無意識の思い込みを丁寧に見つけ、少しずつゆるめていくお手伝いをしています。
たとえば:
- 「失敗=ダメ」という思い込みに気づき、見直すワーク
- 過去の体験をふり返り、感情を癒していくプロセス
- 緊張しても安心できる“心の安全地帯”を育てる対話
思い込みに気づき、「もう、そんなに頑張らなくても大丈夫なんだ」と感じられるようになったとき、体の緊張やプレッシャーが、少しずつ緩んでいくことが多いのです。
無理に「堂々としよう」と頑張るのではなく、「緊張してもいい」と思える心の余白を育てていきませんか?
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