比較して落ち込む癖をやめたい|自分らしさを取り戻すヒント
「また比べてしまった……」
SNSを見た後や、誰かの話を聞いた後に、そんなふうに落ち込んでしまうことはありませんか?
友達の成功、誰かの優しさ、パートナーの存在、仕事の成果……
周りと比べて「私はダメだ」「足りてない」と感じるたびに、自信がなくなっていく。
そんな「比較して落ち込む癖」には、ちゃんと理由があります。
この記事では、なぜ人と比べてしまうのか?という心理的な背景と、それをやめて“自分らしさ”を取り戻すヒントをやさしくご紹介します。
人と比べて落ち込むのは、あなたが弱いからじゃない
まず最初にお伝えしたいのは、「比較してしまうのは心が弱いせい」ではないということです。
むしろそれは、あなたが
・まじめで
・努力家で
・人のことをよく見ていて
・感受性が豊かな証拠かもしれません。
でも、比較グセが強くなると、次のような気持ちにとらわれてしまいやすくなります:
- 「自分はまだまだ足りない」
- 「もっと頑張らなきゃ」
- 「あの人はすごいのに、自分は…」
そして気づけば、他人の価値観に振り回され、自分の軸がどこかにいってしまうのです。
なぜ人と比べてしまうのか?|その背景にある“心のくせ”
● 自分の価値を「外側」で決めてしまう
比較癖のある人は、自分の価値を「他人との相対的な位置」で決めてしまう傾向があります。
たとえば:
- 成績・収入・評価など、数値で見えるもの
- 見た目・話し方・性格など、周りからの印象
これらが「自分の価値」を決める材料になってしまうと、
常に“外側の基準”にふりまわされる生き方になってしまいます。
● 幼少期の「比べられた経験」
「お兄ちゃんはできるのに」「○○ちゃんはもっとがんばってるよ」
そんなふうに、幼いころに誰かと比べられて育つと、「比べられることで愛される」「優れていないと価値がない」という思い込みが根づいてしまうこともあります。
この“条件つきの愛され方”が、無意識に「比較=必要なこと」と思わせているのです。
比較癖から自由になるための3つのヒント
ここからは、比較して落ち込む癖をやめるための、やさしいステップをご紹介します。
①「比べて落ち込む自分」を否定しない
まず大切なのは、比べてしまった自分を責めないこと。
「また比べてる…ダメだな」ではなく、「比べてしまうくらい、私は自分に厳しいんだな」と、そっと寄り添う視点を持ってみてください。
自分を否定すると、さらに苦しくなってしまいます。
癖に気づけた時点で、一歩前進なのです。
②「誰かとの違い」ではなく「自分の内側」に目を向ける
比べる癖が出たときは、「私は何を大事にしたいのか?」と自分に問いかけてみることが有効です。
誰かの成功と比べて落ち込むとき、
「私は本当は、どんな人生を望んでいる?」「どう在りたい?」と問い直すことで、他人軸から自分軸へ戻ることができます。
③ 安心できる場で「自分らしさ」を少しずつ取り戻す
比較癖が強い人ほど、本当の自分を出すのが怖いと感じていることが多いです。
そんなときは、安心できる人との対話や、やさしく受けとめてもらえる場で、少しずつ本音を話すことから始めてみましょう。
「こんな自分でも受け入れてもらえるんだ」という体験が、ありのままの自分を認める力になっていきます。
あなたには、あなたの歩みがある
人と比べて落ち込むとき、
「私はダメだ」「このままじゃいけない」と、自分にダメ出しばかりしてしまうかもしれません。
でも、誰かと同じじゃなくていいんです。
あなたには、あなただけの歩みとペースがあります。
他人の景色ではなく、
自分の足元にある“本当に大切にしたいもの”を見つけていけると、心はずっと軽くなっていきます。
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比較して落ち込む癖の裏には、深い心の思い込みがあることも。あなたのペースで、丁寧に一緒に見つめていきましょう。